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マーケティング

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#マーケティング

顧客セグメンテーションと勝てるポジショニングの見つけ方 ー仮説と調査の組み立て方ー

noteからだいぶご無沙汰しておりました。

本noteは、弊社が1年ぶりに作成した(作ってなさすぎ)本気のホワイトペーパーより、一部を抜粋したnoteになります。Who-What-Howというマーケティングの流れの中でも最も重要なWHOに関して、論理だけでなく、実践的な調査や策定の手順を示すことを目的としています。

実は、弊社に頂く問い合わせでもぶっちぎりで多いのはWHOに関する話です。大事な

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5年間やってわかった、BtoBマーケターがやるべき仕事の全体感

5年間やってわかった、BtoBマーケターがやるべき仕事の全体感

こちらのnoteをベースにした書籍を、翔泳社さまより書籍を出版させていただくことになりました!

<書籍>
最高の打ち手が見つかるマーケティングの実践ガイド
3つのマップで戦略に沿った施策を実行する

「マーケティングの実践ガイド」というタイトルの通り、かつて、なにもかもが手探りで進めるしかできないことに頭を悩ませていたあのころの自分に向けて「BtoBマーケティングの全体像を把握し、実践の解像度を

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THE MODELなマーケターが見るKPIはリード獲得単価、商談獲得単価、受注単価

THE MODELなマーケターが見るKPIはリード獲得単価、商談獲得単価、受注単価

「分業」のメリット、デメリット「THE MODEL」の本質は、生産性向上を目的とした営業プロセスの分業だと筆者は考えています。一方で、分業が目的化してしまい、逆に生産性が低下する事例はよく聞きます。これを四文字熟語で「本末転倒」と言います。

「分業」とは、(顧客目線で見て)発見から発注まで1本のプロセスを担っていた営業人員を、役割別に分割することを意味しています。

BtoBマーケティングの場合

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『顧客起点の経営』のフレームワークで自社のマーケティングを振り返ってみた

『顧客起点の経営』のフレームワークで自社のマーケティングを振り返ってみた

暑い日が続きますが、今年のお盆はいかがお過ごしでしたでしょうか?
僕は、台風や猛暑でなかなか出かける気にもなれず、久しぶりにnoteでも書いてみようとmacbookを立ち上げたところです。

さて、先日、西口 一希さんの新著「企業の『成長の壁』を突破する改革 顧客起点の経営」(以後、『顧客起点の経営』)を読みました。暑さもぶっ飛ぶ面白さでした。そして、「早くこのフレームワークを使ってみたい」という

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多くのマーケターが誤解しがちな主要施策の「できること」と「できないこと」のまとめ

多くのマーケターが誤解しがちな主要施策の「できること」と「できないこと」のまとめ

(2023年12月11日 追記)
この記事が読まれすぎてついに本になりました! 2024年1月17日出版です。

(追記ここまで)

マーケティングの現場にてたびたび発生する「期待していたほど効果でないじゃん!」という不幸は、いったい何が原因で起こってしまうのでしょう。

その不幸の大半は、「診断と処方の間違い」によるものです。

図にするとこうなります。

マーケティングは医療と同じです。病気(

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マーケティング戦略組織づくり100 【基礎】 20,000字

マーケティング戦略組織づくり100 【基礎】 20,000字

はじめに「マーケティングで悩む人に、何か役に立ちたい」

私は、ネスレでマーケティング、WeWorkでブランドマーケ責任者、リチカでCMOを経験し、約10年間マーケティングばかりをやってきました。
一見うまくいっているキャリアに見えるかもしれませんが、挑戦の裏に人一倍の失敗をしてきました。しかし、それだけ学びや気づきの機会は多かったかなと感じています。

今回、せっかくなので、今までの経験を何か形

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BtoB事業のユニットエコノミクスを強くする33個の方法

BtoB事業のユニットエコノミクスを強くする33個の方法

こんにちは。栗原です。

株式会社才流(サイル)というBtoB営業・マーケティングのオンライン化・デジタル化を支援する会社を経営しています。

職業柄、様々なBtoB企業に関わるのと、自社がBtoB事業を営んでいるため、手元のメモにユニットエコノミクスを強くする方法を書き溜めていました。

ある取材の時にそのメモを参照したので、自分のメモ帳に眠らせず、世の中に公開してみたいと思います。前半でユニッ

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データ分析を学べばマーケターの年収上げられる説

データ分析を学べばマーケターの年収上げられる説

本noteでお伝えしたいことを要約すると、

データ分析を漠然と学ぶだけでは、市場価値や年収を上げるのは難しい、しかし、分析を活かして自分はどんなマーケターになるのか?ビジョンを明確にして学ぶことが出来れば、それは叶うという考えです。言わば「(自身がなるべき像を明確にして)データ分析を学べば年収上げられる説」です。

【更新情報2024年5月26日】「その決定に根拠はありますか?」

確率思

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【ヒットの裏側】鬼滅の刃の大ヒットの何がすごいかを、マーケティング目線で分析してみた

【ヒットの裏側】鬼滅の刃の大ヒットの何がすごいかを、マーケティング目線で分析してみた

若干今更ではありますが、鬼滅の刃が大ヒットしています。映画の興行収入は歴代1位の千と千尋を射程圏内に入れており、近いうちに抜くと思われます。

鬼滅の刃の経済効果は少なくとも2,000億円。アナリストによっては2,700億円との試算を出している場合もあります。とにかく、2020年のエンタメ業界(特にアニメ)は、いまのところ鬼滅の刃一色の様相を呈していることに、異論はないでしょう。

自分自身がマー

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認知されていないサービス・D2Cブランドを立ち上げる際に最初に行うことは?

認知されていないサービス・D2Cブランドを立ち上げる際に最初に行うことは?

みなさんこんにちは。FABRIC TOKYOの森です。

当時まだ認識されていなかったサービス「D2Cブランド」を立ち上げるために実際に最初に行った事
今日も質問に答えていきます。

”いつも参考にさせていただいております。
当時、まだ認識されていなかったサービス「D2Cブランド」を立ち上げるために実際に最初に行った事は何ですか。”

こんな質問をいただいております。
ありがとうございます。

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【保存版】未経験の僕が0からマーケ領域を立ち上げ、半年間に実践したことの全て。

【保存版】未経験の僕が0からマーケ領域を立ち上げ、半年間に実践したことの全て。

みなさんあけましておめでとうございます。株式会社SAKIYOMIの田中龍之介です。

新年1発目のnoteとして今回は、未経験の僕がマーケ領域を新しく立ち上げる際のナレッジや経験を全て公開したいと思います。

時期ごとの数値はもちろん、上手くいったポイントや失敗する原因となったポイント、当時の心境などを4つの時期に分け、各経験をまとめました。

特に「BtoBマーケティング」はかなり再現性が高い領

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【理論】LTVとCACとマーケティングオプションの大原則

【理論】LTVとCACとマーケティングオプションの大原則

LTVと許容CACの関係、CACとマーケティングオプションの関係。この三者の関係性の大原則を理解しているとマーケティングデザインの視座が劇的に進化する。本稿では、その大原則について紹介したい。

マーケティング施策のデザインLTVとCACとの関係性

ペイパル創業者のピーター・ティールの名著「ZERO to ONE」。新規事業や事業開発に取り組む人には必ず読んでいただきたい素晴らしい書籍だが、この

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強いブランドになるには◯◯に投資せよ! マーケターが今“やるべきこと”【第13回 池田紀行のマーケ飯】

強いブランドになるには◯◯に投資せよ! マーケターが今“やるべきこと”【第13回 池田紀行のマーケ飯】

「マーケ飯」第13回のゲストは、インサイトフォース株式会社 代表取締役社長の山口義宏さん(@blogucci)。

今回のテーマは「商品力だけではブランド力に差がつきにくいいま、マーケターは何をすべきか」と「マーケターとしてのキャリアの定め方」。これまで数々のブランドをコンサルティングしてきた山口さんとともに、現代におけるブランドマーケティングに必要なことは何か? ブランドの価値を高めるためにもっ

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