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2024年2月の記事一覧
水面に浮かぶは昨日のこと
とある晴れた日。地元を流れる大きな川沿いの河川敷を訪れた。久々に“川”を感じたくなったからだ。京都に住んでいた頃は毎週末ごとに鴨川へと足を運び、思うがままにゆったりと過ごしていた。
河川敷沿いのベンチに腰掛けて読書をしながら、遊歩道を行き交う人々を時おり眺める。たったそれだけのことが、僕にとって何にも代えがたい至福のひと時だった。
京都とは異なり地元の川には人がほとんどおらず、そこはかとないも
もう思い出せなくなった日々も、
今でもはっきりと思い出せる日々、朧気ながら記憶に残っている日々、そしてもう思い出せなくなった日々…。
目を閉じて必死に思いだそうとするものの、記憶の糸は一向に見つけられない。きっと脳みそのなかの最奥部にでもある書庫に厳重にしまわれてしまったのだろう。その書庫への道筋を僕は知らない。
とは言うものの、些細な出来事がきっかけで記憶の書庫が開かれることが時たまあるもの。
それはたとえば、懐かしの友
編集者さんの好みにチューニングするのだ。
フリーライターとして働くなかで編集者とのやり取りは避けられない。
そしてフリーライターの皆さんにとって、ここが最もストレスを感じる部分じゃないだろうか。担当する編集者との相性が悪いときっと苛々しちゃうだろう。
フリーの編集者兼ライターとして働く僕は、皆が仕事を放り出してバックレたくなる気持ちがよくわかる(実際にバックレるのは社会人としてNGな行為であるけれども…)。
編集者さんと足並みをそろ
小さな新たなことをはじめてみる。
とうの昔に30歳をこえ、大概のことに感動しなくなった。心の振幅を求めてアニメや映画に手を出すも、1~2時間といった時間に耐えられない。よっぽど面白くなければ5分もたたずに視聴をやめてしまう。
「時間がかかるものは無理だ」と痛感した僕は、ちょっとしたことに挑戦してみることにしたんだ。この歳になると気がかりなのは、“健康”だ。同世代の人は多分同意してくれるんじゃないかな。
パソコン画面を日夜睨め付
ウルトラワイドモニターを買おうか迷う。
フリーライター・フリー編集者としての2年目の春。リモートワーク環境を大幅に改善するべく、L字型のパソコンデスク・ワイヤレスキーボード・トラックボールマウス・ビジネスバッグを購入した。
これまでのせせこましいパソコンデスクから一変し、物を置けるスペースがだいぶ広くなった。今は、23.8インチと15.6インチのモニターと14インチのノートパソコンを置いて使用している。
パソコンの周辺機器に詳しい後
お前らが休んでいるとき、俺は練習している。お前らが寝ているとき、俺は練習している。お前らが練習しているとき、当然俺も練習している。
タイトル名は、かの偉大なボクサー「フロイド・メイウェザー・ジュニア」の言葉だ。彼はプロキャリアのなかで一度も敗北しなかった。50戦50勝という、常人では到底なし得ない金字塔をうちたてた後に勇退している。
そんな彼は数多くの名言を残している。そのなかでも個人的なお気に入りがタイトル名にしたこの言葉だ。
人間には休息が必要だ。ただし休んだ分だけ歩みは止まってしまうんだと思う。僕がイメージするような
あの日のヤマメの目を忘れない。
家の目の前を小さな川が流れている。川幅は5~6mほどといったところか。いわゆる渓流という類の川だ。
昔々この川にはヤマメが棲んでいた。あれは僕が小学校の低学年だった頃。妹と弟を引き連れて川遊びに興じていた僕はある時、岩陰にじっと潜む魚と目があった。
目測による体長は25cmほどだろうか。同じ川に生息しているアブラハヤよりもふた回りくらい大きい。体側に規則正しく並んでいる紺色の斑紋模様が目にとま
ポエトリーリーディングについて。
ポエトリーリーディングという音楽ジャンルがある。簡単に言うとメロディにのせて詩を読むスタイルの音楽ジャンルだ。聴く人によってはラップだと感じるかもしれない。いやこれはラップの一種なのかも。真偽は不明。
ポエトリーリーディングを昔から聴き親しんでいる。なんというか、一般的な歌よりも歌い手の感情がよりダイレクトに心に届く感じが心地よい。だから奮起したいときに僕はよく聴いている。
僕が好きなアーティ
誰にも理解されなくてもいいのだ。
幼い頃から変わっている子だと言われ続けてきた。同年代の子どもたちが興味を持つようなアーティスト・ゲーム・マンガに興味を持たなかった。だから当時流行っていたアイドルグループやバンドはほとんど知らない。
僕が小学生だった頃はスピードやモーニング娘といったアイドルグループが世間を席巻していたそうだ。しかしどちらも全く分からない。
そんな僕は小学生の頃にはプロレスにはまっていた。毎週深夜1時頃に放送さ
リーダーも頑張っているから、
午後11時過ぎにLINEの着信音が鳴り響いた。通知元はリーダー。リーダーとは、新卒の会社で知り合った仲良しの同期だ。研修の時に班長だったのでリーダーと呼び親しまれている。リーダーと呼んでいるのは僕だけだけど笑。
僕が転職して以降もこうして定期的に連絡を取り合っている間柄だ。
「子どもを寝かしつけてから会社に戻ってきた。4日目の泊まり込みの仕事開始」というやや衝撃的なメッセージが入っていた。まあ
いつの頃からか疲れが抜けなくなった。
いつの頃からか疲れが抜けなくなった。20代の後半あたりからその傾向が徐々に見られ、30代に突入した頃にははっきりと感じられるように。
「30歳になってから体のガタを実感するようになる」などと謳っているネットニュースを時折目にしていたが、『そんなことあるかい』と笑っていた。
実際そんなことがあったわけで…。
そんなこんなで最近は、十分な睡眠時間を確保するようにしている。睡眠学の第一人者である柳
季節外れのフキノトウはどうしているだろうか?
僕が住むここ、秋田県は由利本荘市の限界集落はすっかり春めいてきた。雪は全て解けきり、ぽかぽかとした暖かな陽気が感じられる。
最近は、さまざまな種類の野鳥が庭先に遊びに来ている。野鳥には疎いので何の種類だかは皆目見当がつかないのだが、小さな体を眺めているだけでなんとなく嬉しさが込みあがってくる。
そういえばつい1か月前ほど、愛犬と共に山道を散歩していると季節外れのフキノトウと出逢った。その頃はま
日本最西端の地で沈む夕日を見たい。
確定申告後に鉄道旅を予定している。もともとはサンライズ出雲に乗って島根まで行く予定だったのだが、ここに来て旅欲がにゅっと顔を出してきた。
「せっかくなら国内で行けるところまでいってみようかな」
思い立った僕は日本地図を広げる。島根より先にあるのは九州・沖縄。それと宮古島や石垣島などの島々だ。日本地図を指でたどる。そこでとある島に目が留まった。
『与那国島』
誰もが一度は聞いたときがあるのか