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#浄化
第202話 亜空間デート
一体いつからだろう。
確か初めて連れていってもらったのは、まだここに引っ越してきたばかりの頃だったと思う。その時既にけーこに出会っていたかどうかも、今となってははっきりしない。
あきらの幼稚園が半日でお迎えになると、帰宅するなり強い眠気に襲われて、どうしようもなくて昼寝をとった。
高い壁に沿ってミカエルと共に上昇していくと、彼は必ず一番最後、私の両腰の部分を持って優しく“そこ”に座らせて
第156話 ツインレイなんて決して美しいものじゃない。
忙しい。時間がいくらあっても足りない。
シリウスのリト、性被害の江戸時代の女性、ウニヒピリ。
どれだけ内観してもヒーリングしても、それらが出ていったスペースの分だけ奥に持っていた闇たちが次々と助けを求めてやってくる。
生きていくのに弊害になるからこそ築いたのがブロックの役割なのに、そもそもこの短期間でこれだけの大きさのブロック解放を二つも並行しているなんて、それだけで狂気の沙汰だろう。通常の
番外編 オリオンの元戦士
「ねぇひみ、変な夢見たんだけど聞いて。」
それは、私が離婚しあきらが中学校を卒業した春の一コマ。
「どんな夢?」
「父親とさぁ、戦ってるんだよ。あーだから、嫌だけどたぶんアイツからの憑依?
うぉら近づくなー!って言って、それからどうしたと思う?」
「んー、憑依体に対してってことは、バトル?」
「そう!
あのね、自分の背中を壁に押し当ててそこを支点にして、手に持ったクラッチ(杖)を両足の
第146話 愛は時空を超えて
決意する。
今晩、どんなに悪夢にうなされて寒気で目が覚めてしまっても、“スサナル先生の闇感情たち”をひとりぼっちにしないよう、できる限り包んで寝よう。
ベッドに入ると彼を意識し、その上でさらにハイヤーセルフにしっかりと繋がって、こちら側からあたたかい光で彼の闇を満たしていく。
一晩何度もトライすると次々と不快な夢を見て、起きる前から頭痛もしていた。
すると翌日の午前中、けーこからLIN
第144話 魂の空間は螺旋する
幼稚園の頃、近所に住むかよちゃんの家に遊びに行った。
誕生日を迎えたかよちゃんは、着せ替え人形用の、小さな子供でも簡易的な服が作れるデザイナーセットのおもちゃを貰っていた。
そのおもちゃでの遊びに誘われ、私も自分の着せ替え人形を持って彼女の家にお邪魔すると、リボンやレース、紙のメジャーや布切れなどで、テーブルの周りは瞬く間に賑やかになった。
ひと通り遊び尽くし飽きてきた頃。
彼女は付属品