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映画と音楽の話

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好きな映画&音楽への愛を暑苦しく語るページ
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#note映画部

映画が好きだ

映画が好きだ

映画が好きだ。気付いた頃には、学校帰りに1人で単館系映画館に向かう高校生だった。

同時にインディーズロックなどの音楽も好きになり、いわゆるサブカルまっしぐらな青春時代を過ごした。

映画館へは大体1人。1番後ろの真ん中に座るのが好き。

家で観るときも出来るだけ集中したい。一日に数本観る事も昔はあった。

「映画は総合芸術」だと、どこかで読んだことがある。

それは本当だ、と思う。個人的には、音

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冬休みにおうちで観たい映画を勝手におススメします

冬休みにおうちで観たい映画を勝手におススメします

お年賀状は書き終わりました?そこのあなた、偉い!

私はいつも、クリスマスカードを日本のお友達や家族に送っているのだが、12セット入りを買って安心し、ぐうたらしていたらクリスマスが迫ってしまい、諦めました。(え)

さて、年末ののんびりとした空気、映画の季節ですね。今年は数えるほどしか映画館に行けなかったけれど、映画館が閉まっていた去年の悲しい思い出も蘇り、映画の、また映画館の良さを再実感した一年

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追悼 俳優:クリストファー・プラマー

追悼 俳優:クリストファー・プラマー

私の大好きな俳優の一人、Christopher Plummerさんがお亡くなりになりました。「サウンドオブミュージック」「ビギナーズ」に出演した演劇、映画界のレジェンド。

私は、サウンドオブミュージックが好き過ぎて、人生で初めて買ったCDがこの映画のサントラ、という筋金入り。DVDも、パンフレットも持っている。大大大ファン。

彼は私の初恋、といってもいいでしょう。将来、私もこんな多才な人と一緒

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節分とグラウンドホッグデー

節分とグラウンドホッグデー

節分の思い出…を考えてみたが、保育園で働いていたので「今年はどう鬼を極力怖がらせずに登場させるか」なんて事を、真剣に考えていたこと位しか思い出せない。

今となっては、子どもを怖がらせてどうするんだ、って思いが強い。

昔、3歳児さんが、変装した鬼の靴下を見ていて「鬼は○○先生と○○先生だったね」と言ったことがあったなぁ。物事をよく観察する、賢い人はどこにでもいるものだ。

noteやTwitte

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映画「The Theory of Everything 博士と彼女のセオリー」永遠の愛はあるのか

映画「The Theory of Everything 博士と彼女のセオリー」永遠の愛はあるのか

先日、この映画を観た。

2014年にイギリスで製作された伝記映画で、理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻であるジェーン・ホーキング(Jane Wilde Hawking)の関係を描き出している。監督はジェームズ・マーシュ、主演はエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズが務める。第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞した。  ー

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ディズニー&ピクサー新作「Soul ソウルフル・ワールド」を観た。大人におススメ。

ディズニー&ピクサー新作「Soul ソウルフル・ワールド」を観た。大人におススメ。

日本語字幕の予告編を貼りたかったのですが、見つからず、こちらの特別映像を。どうぞ。

こちらの映画「Soul」邦題は「ソウルフル・ワールド」は、ディズニープラスという映像配信サービスにて、クリスマスにアップされました。

***

ディズニー+…?お金かかるじゃん…とお思いの皆さん、恐らく初月無料のトライアルがあるので「今でしょ」です。良かったら。

私のうちでは夏ごろに無料お試しを開始、そのまま

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映画「Boy Erased ある少年の告白」自分の知らない世界を知ることの、力強さ

映画「Boy Erased ある少年の告白」自分の知らない世界を知ることの、力強さ

映画の紹介をしばらくしていなかったので、どの映画にしようかとても迷った。映画が好きなので、あと軽く30作くらいは「好き。おすすめです」と言える作品がある。

その中で、どうして今回この映画を選んだのか?というと、つい先日ニュースを見聞きし、沢山の人々と同じように憤りとやるせなさ、悲しみを覚えたから。

この作品「Boy Erased」邦題は「ある少年の告白」は2018年に公開された。私は主演俳優の

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「フェアウェル」アメリカに住む中国からの移民家族の映画を、中国語話者と観た時のこと。

「フェアウェル」アメリカに住む中国からの移民家族の映画を、中国語話者と観た時のこと。

日本で、10月2日に公開されるようで、是非みなさまに観て頂きたいのでここに宣伝する事にする。原題はThe Farewell(2019)

とても興味深いストーリーである。

実は、私、この映画を二回、映画館で観た。

思えば3月以前は、日常的に映画館に足を運んでいた。ある日、この映画のポスターを観て「ふーん、アジアのどこかの作品かな」と通り過ぎたのだが、その後、映画館で貰えるフリー雑誌を読んでいて

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「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」私は愛だと思う。

「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」私は愛だと思う。

原題は「Harold and Maude」1971年の映画です。

ボーイミーツガールのストーリーなんだけど、それよりもっと深い何かがある…。

この作品を語る人は、「幻想」だとか「オカルト」だとか「愛じゃない、恋でもない、ただの憧れ」とか言うけど、私はただの恋愛映画だと思う。

映画なんだけど、素直に「もっとこの2人の話を聞きたいな」「この二人の人生覗いてみたいなと」いう感覚に陥入る。

1時間

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「ポンヌフの恋人」美しいパリと恋人たち

「ポンヌフの恋人」美しいパリと恋人たち

私が初めてこの映画を観たのは、中学生の時だった。いわゆる中二病をこじらせ、サブカルを己の住処と認識して楽しく生き始めた頃。

原題は「Les Amants du Pont-Neuf」(1991)

この映画、というより監督のLeos Caraxとの出会いも、好きだったバンドのフロントマンが「好き」といったので、だ。彼が言うなら観てみよう、と、気になって観てみた。

このバンドマン、幼少期にニルヴァ

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「お買い物中毒な私!」ラブコメもたまに観ると楽しい

「お買い物中毒な私!」ラブコメもたまに観ると楽しい

この映画、知ってる友人があまりいなくて勿体ない、と思っている。結構、興味深いお話なんです。

お買い物中毒、というとなんだか可愛げがあるけれど、主人公は買い物依存症。原題は「Confessions of a Shopaholic」(2009)

Confessionは、a formal statement admitting that one is guilty of a crime. または a

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「(500)日のサマー」私は彼女の味方

「(500)日のサマー」私は彼女の味方

とても好きな映画の一つ。繰り返し観ている。

観過ぎて、いくつかのセリフは覚えてしまった。ヤバい。本気のやつ。

原題は(500) Days of Summer、2009年の作品である。

始めて観た時は、主要俳優の誰も知らなかった。

それから出ている俳優さんみんな好きになった。私の中の映画あるある。

何が好きか、というと、やっぱり音楽。

この映画のサントラ、良すぎる。センスが溢れている。

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レインボーカラーの映画 5選

レインボーカラーの映画 5選

6月はプライド月間なので(詳しくはこちら⇩)

オススメの映画をこのカテゴリーに沿ってご紹介します。

洋画や海外のテレビドラマを観ていると、登場人物がレズビアンだったり、バイセクシャルだったりはよくある。

日本のドラマでも覚えているのは、「ラスト•フレンズ」での上野樹里さんなど。え?古いですか?すいません。ラストフレンズ、面白かったですよね。

はい、映画の話に戻します。

ミルク(2008)

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映画「人生はビギナーズ」哀しい人と哀しい人が出会う時

映画「人生はビギナーズ」哀しい人と哀しい人が出会う時

ボーイミーツガール物語、家族の話、人生とは、犬がかわいい、そんな映画をお探しでしたらこちら。

監督、脚本はMike Mills、90年代に数々の企業のCMを作ったり、アパレルブランドのグラフィックデザイン(X-Girlのあの女の子、といえばハッと思われる方もいるんじゃないか)、バンドのMVなどを手掛けた有名人、私はこっちしか知りませんでした。

ある時、長編デビュー作のお知らせを、ファッション雑

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