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オヤノミカタマガジン

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予測不能な社会に生きるわたしたち。過去の経験が通用するか分からない時代に、わたしたちはこどもに何を伝えられるのでしょう。価値観の多様性が認められる世の中で、どんな役割を果たせばい…
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2019年4月の記事一覧

本当に導かれているのは、わたしたち大人のほうかもしれない。

本当に導かれているのは、わたしたち大人のほうかもしれない。

なぜだろう?

以前のわたしは、誰に言われた訳でもないのに、「努力しなきゃダメ」、「怠けちゃダメ」、「打ち込まなきゃダメ」、そう思って生きていたように思う。

「今を楽しむ」という考え方になかなかならなくて、いつも、「成し遂げるため」、「達成するため」、そんな風に考えて行動していた。

若い頃からそう。

たとえば、スキー場に遊びに行っても、スキーを楽しむよりスキーの上達が目的になっている、とか。

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魅力のない世界をこどもに見せたいとは思わない。

魅力のない世界をこどもに見せたいとは思わない。

予測不能な社会に生きるわたしたち。

過去の経験が通用するか分からない時代に、わたしたちがこどもに伝えられることは何なのか、どんな役割を果たせるのか、今回も探っていこうと思う。

まず、世の中はどう変わっていくのか、大局をつかみたい。

世の中の流れを知るには、若い人の思想に触れるのが一番。

ということで、昨日、BoCSという学生団体のミーティングに参加してきた。

自己紹介の後、十数名によ

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「褒める」も、使い方しだいで毒になる。

「褒める」も、使い方しだいで毒になる。

「褒める」も、使い方しだいで毒になる。

昔、読んだ育児書に、そういうことが書いてあった。

「褒める」には「親が子をコントロールしたい」という意図が少なからず含まれる、と。

確かに、「外で元気に遊んでえらいねー」や「本をたくさん読んですごいねー」とは言うけど、「ゲームたくさんしてえらいねー」や「漫画たくさん読んですごいねー」とは、普通、言わない。

知らず知らず、自分の望む方向に誘導していると

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