マサユキ@本と映画を推すマーケター

エイプリルフール生まれの左利き、マーケターの端くれです。 本や映画について、時々書いて…

マサユキ@本と映画を推すマーケター

エイプリルフール生まれの左利き、マーケターの端くれです。 本や映画について、時々書いています。

記事一覧

『AIR/エアー』/明日の仕事の活力になる、エアジョーダン誕生秘話。

舞台は1984年、converse、adidasとマイケル・ジョーダンの獲得を争うNIKEから、“エアジョーダン”が誕生するまでの物語。 発売から約40年経った今も根強い人気を誇ってい…

『京大中年』/誰も読まない教科書のその部分が重要。

お笑い芸人ロザン菅さんの著書。 おもしろエピソードを折り込みながら、過去の二人に向けたメッセージとして書かれている。 ・センター試験で失神する宇治原 ・借りた教科…

『デザインの言語化』/デザインに関わるすべての人が読むべき1冊

“デザインの指示”ってホントに難しい。 相手のプライドを傷つけないように注意が必要だし、自分の好みを押し付けてるだけに思われたらダメだし。 デザインの勉強はしても…

『7つの習慣』/世界一有名な成功メソッドを話題のテクノロジーで要約してみた。

なかなか手をつけれずに積読になってる人も多そうな本書。 そこで今回は新しいテクノロジーに慣れる機会をつくる意味も込め『ChatGPT』で章ごとに要約をしてみました。 プ…

『七つの会議』/本当の“ノルマ”とは。

『半沢直樹』『下町ロケット』などでおなじみの池井戸潤原作の映像化。 2013年にTVドラマ化、2019年に映画化された作品。 原作もTVドラマも知らない状態で映画を見た感想で…

『ファクトフルネス』/思い込みにとらわれず世界を正しく見ているか?

この本についてスウェーデンの国際保健医療研究所で長年にわたってデータ分析を行ってきたハンス・ロリング氏が、人々が持つ誤解や先入観、思い込みを払拭し、事実に基づく…

『正欲』/多様性とは思ったより多様と気づく。

2022年「本屋大賞」ノミネート作品。 昨今の”多様性”や”LGBTQ”なんてワードには結構敏感に反応して情報収集しているつもりでいたが、この作品に触れて考えを改めさせら…

『1分で話せ』/話はピラミッド構造で組み立てる。

はじめに 伊藤羊一さんの2018年の著書である本作を読了。 ビジネスマンならもっと早くに読んでおけ!という1冊。 年々、人前で話す機会が増えてきただけでなく、経営者な…

『THE FIRST SLAM DUNK』/長い間待ってて良かった。

待望の映画スラムダンクが本日公開され、初日朝イチ上映で鑑賞。 なんと7:45〜の公演で、土曜日なのに早起きすることになったわけだけど、おかげで一日中幸せな気分になれ…

『ファーストペンギン シングルマザーが漁師たちと挑んだ船団丸の奇跡』/いいと思ったら迷わず飛び込めってこと!

この本との出会いキッカケは、Voicyでいつも拝聴する澤円さんと筆者であり主人公の坪内知佳さんがコラボ放送されていたこと。 勉強不足で恥ずかしいが、坪内さんのことも船…

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』/自分探しに決着!

「やりたいこと」がわからない!この記事を書いている現在、転職を考えている。 今の仕事も好きなんだけど、 ・どこかに本当の天職があるのでは? ・このまま終わっていく…

『すごい左利き』/左利きが読むと悦に浸れる!笑

ぼくは生粋の左利き。 筆記だけは右に矯正されたものの、他は左。 左利きの中でこのパターンの人は多いはず。 文字書くのは右の方がいいですね。 矯正してくれて感謝。 左…

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』/”デキる男”ピッコロの仕事術。

作品紹介2022年6月上映の今作を初日に鑑賞。 ドラゴンボールの劇場版は全部見ていると思うが、これは最高かもしれない。 今回の発見はIMAXの臨場感とバトルアニメの相性良…

『蒼空時雨』/とんだ人違いで美人を棚ぼたゲット。

綾崎隼さんの多くの作品はひとつの世界で描かれており、さながらマーベルシリーズのよう。 マーベルで言うMCU(Marvel Cinematic Universe)と同様に、このACU(Ayasaki~)でも…

『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』/筋トレは全能!

シリーズ作がいくつかあり、どれも一貫して”マインド的に落ちたときは筋トレが救ってくれるよ!”という内容が強い。 純粋な筋トレ本ではなく、前向きなマインドを作るた…

『トップガン マーヴェリック』/やっぱレジェンドは凄腕!!

愛する作品である『トップガン』の続編。 新型コロナの影響で度重なる公開延期に見舞われたが、ようやくこの名作が公開された。 ※若干のネタバレあり。 環境の変化 時代…

『AIR/エアー』/明日の仕事の活力になる、エアジョーダン誕生秘話。

『AIR/エアー』/明日の仕事の活力になる、エアジョーダン誕生秘話。

舞台は1984年、converse、adidasとマイケル・ジョーダンの獲得を争うNIKEから、“エアジョーダン”が誕生するまでの物語。

発売から約40年経った今も根強い人気を誇っているエアジョーダン。
あの桜木花道もインターハイで着用した伝説のバッシュ!

作中では当時流行っていた曲がたくさん登場し、懐かしい気分になった。
ブルース・スプリングスティーン『Born in the U.S.A.』

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『京大中年』/誰も読まない教科書のその部分が重要。

『京大中年』/誰も読まない教科書のその部分が重要。

お笑い芸人ロザン菅さんの著書。
おもしろエピソードを折り込みながら、過去の二人に向けたメッセージとして書かれている。

・センター試験で失神する宇治原
・借りた教科書にアンダーラインを引いて怒られる菅
・8個入りのたこ焼きの中身は24個
・宇治原だけ予備校の身分証がゴールド
・宇治原パパのスピーチで菅号泣
などなど、他にもたくさんのエピソードとそれぞれの解釈や学びがあり、楽しく読み進められた。

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『デザインの言語化』/デザインに関わるすべての人が読むべき1冊

『デザインの言語化』/デザインに関わるすべての人が読むべき1冊

“デザインの指示”ってホントに難しい。
相手のプライドを傷つけないように注意が必要だし、自分の好みを押し付けてるだけに思われたらダメだし。
デザインの勉強はしても、それを伝わるように言語化する勉強は出来てない事が多いと思う。
クリエイターのポテンシャルを引き出し、デザインの目的を達成する為にも、この本は助けになると感じ、手にとってみた。
以下、特に参考になった部分を抜粋します。

センスとは「平均

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『7つの習慣』/世界一有名な成功メソッドを話題のテクノロジーで要約してみた。

『7つの習慣』/世界一有名な成功メソッドを話題のテクノロジーで要約してみた。

なかなか手をつけれずに積読になってる人も多そうな本書。
そこで今回は新しいテクノロジーに慣れる機会をつくる意味も込め『ChatGPT』で章ごとに要約をしてみました。
プロンプトでうまく指示出ししないと思った内容・体裁にならず、トライアンドエラーで慣れるしか無いと感じました。
読書のキッカケになれば幸いです。

第1の習慣:主体性を発揮すること

この習慣は、自分自身をコントロールすることができる人

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『七つの会議』/本当の“ノルマ”とは。

『七つの会議』/本当の“ノルマ”とは。

『半沢直樹』『下町ロケット』などでおなじみの池井戸潤原作の映像化。
2013年にTVドラマ化、2019年に映画化された作品。
原作もTVドラマも知らない状態で映画を見た感想です。

悪しき企業体質に一石を投じる大きな組織になればなるほど、本質的な活動ではなく組織内でのポジション争いになんかに明け暮れることがある。
大きな会社に勤めていれば
「こんなヤツいるいる!」
って共感できることが多い内容かも

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『ファクトフルネス』/思い込みにとらわれず世界を正しく見ているか?

『ファクトフルネス』/思い込みにとらわれず世界を正しく見ているか?

この本についてスウェーデンの国際保健医療研究所で長年にわたってデータ分析を行ってきたハンス・ロリング氏が、人々が持つ誤解や先入観、思い込みを払拭し、事実に基づく世界の実態を伝えるために書いた本。
この本は、私たちの認識や判断に影響を与える”10の思い込み”や、現実の状況に基づいたデータを用いた正確な情報提供など、目から鱗の内容が盛りだくさんです。

『ファクトフルネス』では、”10の思い込み”が視

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『正欲』/多様性とは思ったより多様と気づく。

『正欲』/多様性とは思ったより多様と気づく。

2022年「本屋大賞」ノミネート作品。
昨今の”多様性”や”LGBTQ”なんてワードには結構敏感に反応して情報収集しているつもりでいたが、この作品に触れて考えを改めさせられた。
タイトルの『正欲』の中には、同じ音の”性欲”を包括した、”本当に欲しい物”という意味を指していると感じる。

現代においてはSNSなどを通じて同じ志向の人を見つけることが容易になった。
でも”LGBTQ”を代表とするマイノ

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『1分で話せ』/話はピラミッド構造で組み立てる。

『1分で話せ』/話はピラミッド構造で組み立てる。

はじめに

伊藤羊一さんの2018年の著書である本作を読了。
ビジネスマンならもっと早くに読んでおけ!という1冊。
年々、人前で話す機会が増えてきただけでなく、経営者など時間が貴重な立場の人へのプレゼンも増え、簡潔に伝える技術をつけたいと思っていたところ、ピッタリの本でした。
読書メモとして3点書き出します。

1.ピラミッド構造で話を作る

結論(主張)がテッペンにあり、2段めに3個程度の根拠、

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『THE FIRST SLAM DUNK』/長い間待ってて良かった。

『THE FIRST SLAM DUNK』/長い間待ってて良かった。

待望の映画スラムダンクが本日公開され、初日朝イチ上映で鑑賞。
なんと7:45〜の公演で、土曜日なのに早起きすることになったわけだけど、おかげで一日中幸せな気分になれた。

※以下、決定的なネタバレは回避しています。

ストーリーは主に宮城リョータ視点で進んでゆく。
コミックスを読んでいれば結末はわかってる試合も、従来の桜木花道視点とは違ったアングルで観るととても新鮮。
2年生として上手くチームのバ

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『ファーストペンギン シングルマザーが漁師たちと挑んだ船団丸の奇跡』/いいと思ったら迷わず飛び込めってこと!

『ファーストペンギン シングルマザーが漁師たちと挑んだ船団丸の奇跡』/いいと思ったら迷わず飛び込めってこと!

この本との出会いキッカケは、Voicyでいつも拝聴する澤円さんと筆者であり主人公の坪内知佳さんがコラボ放送されていたこと。
勉強不足で恥ずかしいが、坪内さんのことも船団丸のことも初めて知った。
またTV番組に疎く、ドラマ化されることも知らなかった。
そのVoicy神回はこちら↓

あらすじひどく現状維持バイアスが強い環境。
漁師も漁協も、将来起きるであろう悲劇から目を背けてその日暮らし。
そこに突

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『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』/自分探しに決着!

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』/自分探しに決着!

「やりたいこと」がわからない!この記事を書いている現在、転職を考えている。
今の仕事も好きなんだけど、
・どこかに本当の天職があるのでは?
・このまま終わっていくのはなんだか退屈。
・まだまだ新しいスキルを身に着けたい!
なんて欲が出始めて。
アラフィフなのに。笑

自分が本当は何をしたいのか?
したい事を仕事にしていいのか?
何をするとうまくゆくのか?
等をぼんやり考えていたところに、偶然この本

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『すごい左利き』/左利きが読むと悦に浸れる!笑

『すごい左利き』/左利きが読むと悦に浸れる!笑

ぼくは生粋の左利き。
筆記だけは右に矯正されたものの、他は左。
左利きの中でこのパターンの人は多いはず。
文字書くのは右の方がいいですね。
矯正してくれて感謝。

左利きのぼくたちが、右利き社会で生きる中で無意識に実践している苦労や工夫が、この本の中でたくさん登場している。
右利きと左利きの違いが論理的に説明されており、これからさらに”すごい左利き”になるためにどうすればいいかも記されている”左利

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『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』/”デキる男”ピッコロの仕事術。

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』/”デキる男”ピッコロの仕事術。

作品紹介2022年6月上映の今作を初日に鑑賞。
ドラゴンボールの劇場版は全部見ていると思うが、これは最高かもしれない。
今回の発見はIMAXの臨場感とバトルアニメの相性良さ。
最近見た『トップガン マーヴェリック』に負けないくらいの大迫力!
できるだけ大きなスクリーン、大きな音で楽しみたい!
以下、若干のネタバレあり。

ざっくり解説今作は、
・主役はピッコロさんと悟飯!
・敵はレッドリボン軍!

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『蒼空時雨』/とんだ人違いで美人を棚ぼたゲット。

『蒼空時雨』/とんだ人違いで美人を棚ぼたゲット。

綾崎隼さんの多くの作品はひとつの世界で描かれており、さながらマーベルシリーズのよう。
マーベルで言うMCU(Marvel Cinematic Universe)と同様に、このACU(Ayasaki~)でも花鳥風月をシリーズはじめとする多くの事件が起き、舞原家や千桜家を中心としたヒーローたちの活躍で、ギリギリ平安を保てている。
ちょっと比喩があらぬ方向にエスカレートしたけど、おおよそそんな感じの世界

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『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』/筋トレは全能!

『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』/筋トレは全能!

シリーズ作がいくつかあり、どれも一貫して”マインド的に落ちたときは筋トレが救ってくれるよ!”という内容が強い。
純粋な筋トレ本ではなく、前向きなマインドを作るために筋トレが有効である、という内容。
この本に関しては科学的な根拠など織り交ぜて紹介されている。

主な内容を箇条書するとこんな感じ。
・筋トレは最強のアンチエイジングである。
・筋トレしたらモテる。
・仕事ができる人は筋トレをする。
・ダ

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『トップガン マーヴェリック』/やっぱレジェンドは凄腕!!

『トップガン マーヴェリック』/やっぱレジェンドは凄腕!!

愛する作品である『トップガン』の続編。
新型コロナの影響で度重なる公開延期に見舞われたが、ようやくこの名作が公開された。
※若干のネタバレあり。

環境の変化

時代は無人機を主力とし、パイロットを不要とする方向に向かっている。
もちろん、生身の人間が危険を犯して戦地に出向くよりはその方がいい。
誰かと違って命令に背かないし。
でも、上位1%が集められたトップガンパイロットの優れた操縦技術がロスト

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