見出し画像

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』/”デキる男”ピッコロの仕事術。

作品紹介

2022年6月上映の今作を初日に鑑賞。
ドラゴンボールの劇場版は全部見ていると思うが、これは最高かもしれない。
今回の発見はIMAXの臨場感とバトルアニメの相性良さ。
最近見た『トップガン マーヴェリック』に負けないくらいの大迫力!
できるだけ大きなスクリーン、大きな音で楽しみたい!
以下、若干のネタバレあり。

ざっくり解説

今作は、
・主役はピッコロさんと悟飯!
・敵はレッドリボン軍!
・ラストはオールスターでバトル!
・悟空、ベジータはバトルに不参加!?
 (別のバトルはしている。笑)
という状況。
これだけでも面白いに違いないことはよく分かると思う。

”魔”の師弟コンビ

久々に着たピッコロとオソロの紫の道着とマントがカッコよくて、悟飯はやっぱりオレンジの道着よりこっちだなと感じた。
悟飯は生まれて初めての修行がピッコロのもとだった。
初めての担任や初めての上司が、その後の人生に大きく影響するのと同じ。
優しい悟飯も根は”魔”なんだ。笑
その”魔”の元祖が今ではめちゃ優しいんだけど。

良きリーダー、良き上司、デキる男。

かつては恐れられた彼も、穏やかな表情で悟飯の娘”パン”の面倒を見るほどに。
登場人物で一番の人格者かも。
2回目の天下一武道会で登場して以来、常に第一線に留まっている。
また、持ち前の状況判断力で、リーダーシップを発揮することも多かった。
悟空・ベジータは、ヒーローの資質はあってもリーダーの資質はない。
ヒーローとリーダーはいつも一致しているわけじゃない。
”ファンタジスタ”と分類される人たちもそれに近いかと思う。
真っ先にロナウジーニョを思い出す。笑

今回はピッコロさん中心で事件解決に挑む。
この騒動をキッカケに、悟飯の力を覚醒させようと目論む。
このあたりは、部下に少し難しいくらいの課題を与えて見守る上司のよう。
最短距離の解決方法ではなく、少し寄り道しても成長を促す解決方法を選ぶ。
結果的にそれが唯一の事件解決法だった。

また、カリン様には仙豆を、ブルマにはドラゴンボールを、デンデ(神様)には神龍のアップデートをと、段取り良く手配するサマは、関係部署と連携して周到に仕事をすすめるデキるビジネスマンと重なって見えた。
他の登場人物でこんな事ができる人はいない。

最後に

ピッコロの覚醒シーンがメチャかっこよくて、この作品を代表するシーンの1つに挙げる。
悟飯の最後の技も「それ撃つか!」ってなって最高だった。
そして忘れてはいけない悟空とベジータのバトルの結末も感動の涙!笑
40年程やってマンネリ化しないこのバケモノ作品に拍手を贈りたい。


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?