『デザインの言語化』/デザインに関わるすべての人が読むべき1冊
“デザインの指示”ってホントに難しい。
相手のプライドを傷つけないように注意が必要だし、自分の好みを押し付けてるだけに思われたらダメだし。
デザインの勉強はしても、それを伝わるように言語化する勉強は出来てない事が多いと思う。
クリエイターのポテンシャルを引き出し、デザインの目的を達成する為にも、この本は助けになると感じ、手にとってみた。
以下、特に参考になった部分を抜粋します。
センスとは「平均値」を知ること
センスは先天的に備えているものでは無く、知ることで得ることができるもの。
「おれセンスないから任せるわ」
ってセリフを、生まれてから2万回くらい聞いた気がするし、昨日あたりも言われた。
「おれだって生まれつき今の能力があったわけじゃないわい!」
って毎回心の中で叫ぶ。
あの“くまモン”を生み出したデザイナー、水野学さんの著書で、やはりこういうのがある。
こちらも名著で、無人島に持って行きたい1冊。
黄金比より白銀比
法隆寺が白銀比である事、そのルーツは木材を一番無駄なく使うことで生まれたものであると。
美しいものには必ず理由があるのだなと感じる。
デザインとアートの違い
デザインとは課題解決のための手段
アートは自己表現の手段
デザインには説明責任が伴う。
あの時、説得力のある説明が出来ていれば…。
デザインを構成する3レイヤー
確かに、ラーメンに例えると“コンセプトのズレ”が如何に重罪なのか理解できた。
“ルックスのズレ”もラーメンで例えると決して許容できない。
言葉で伝えよう
「それは“デザイン”では無く“アート”だよ」と指摘したことが何度かあるが、その度に二つの違いを上手く伝えれず、もどかしい思いになる。
繰り返し読んで、チームの意思疎通に、役立てたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?