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『蒼空時雨』/とんだ人違いで美人を棚ぼたゲット。

綾崎隼さんの多くの作品はひとつの世界で描かれており、さながらマーベルシリーズのよう。
マーベルで言うMCU(Marvel Cinematic Universe)と同様に、このACU(Ayasaki~)でも花鳥風月をシリーズはじめとする多くの事件が起き、舞原家や千桜家を中心としたヒーローたちの活躍で、ギリギリ平安を保てている。
ちょっと比喩があらぬ方向にエスカレートしたけど、おおよそそんな感じの世界観。笑

多く作品を読むほど、登場人物の相関関係や生い立ちが理解でき、深く楽しめるという中毒性がある。

『蒼空時雨』は2度目の読了。
花鳥風月シリーズ記念すべき1作目に当たる作品。他の作品同様、登場人物全員に張り巡らされた伏線が、章が進むにつれ丁寧に紐解かれてゆくことで、もう少しもう少しと、夜更かしにいざなわれる。

“嘘=悪いこと“ではなく、人を助けることもあるし、やはり悪いことである場合もある。
零央の嘘はどっちだろう。
同じ状況に陥ったら、自分なら何ていうかな?と考える。
(考えなくてもそんな美女が飛び込んでくること無いけど。笑)

男子にもオススメです。

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