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『1分で話せ』/話はピラミッド構造で組み立てる。

はじめに

伊藤羊一さんの2018年の著書である本作を読了。
ビジネスマンならもっと早くに読んでおけ!という1冊。
年々、人前で話す機会が増えてきただけでなく、経営者など時間が貴重な立場の人へのプレゼンも増え、簡潔に伝える技術をつけたいと思っていたところ、ピッタリの本でした。
読書メモとして3点書き出します。

1.ピラミッド構造で話を作る

結論(主張)がテッペンにあり、2段めに3個程度の根拠、一番下の3段目にはその根拠を支える実例を挙げる。
「〇〇には3つの理由があります。
 1点目に〇〇、例えば〇〇は〜です。
 2点目に〇〇、例えば〇〇も〜です。
 3点目に〇〇、例えば〇〇という結果があります。」
のように。
主張は強く根拠もしっかりしているが、3段目の具体的なところが曖昧なケースが多く、気をつけたい。

2.動かしてなんぼ

議論に夢中になり、意外と忘れがちになっている事が多い。
思い返せば、ただの報告で終わってるのでは?という事がある。
相手を動かすことが目的で、プレゼンは手段の一つ。
それを忘れず、必要であれば根回しやアフターフォローも実施する。
資料作りなど準備が大変なこともあり、プレゼン自体が目的化してしまわないように注意。

3.一人称を「私たち」に

プレゼンは「私」VS「あなた」の戦いではない。
業績アップや会社の繁栄など、おなじゴールを目指してその手段を主張したりすることがほとんどのはず。
対立構造にならないよう、「私は」ではなく「私たちは〜」と話すことで同じ側にいる者同士であることが再認識でき、一緒にいいものをつくることができる。

さいごに

著者の伊藤羊一さんのことは、以前からよく存じていました。
毎朝Voicyでの発信を聴いているためです。
学びになると同時に、いつもパワーを貰っています。
この本を手に取る一番のきっかけになりました。

もともと話す技術についてはある程度の自信があったが、この本を読んで出来ていないこともいくつか発見でき、改善の機会になりました。
話す技術はビジネスの場だけではなく、プライベートでもとても役に立ちます。
(欲しい物を買いたいときに妻に上手くプレゼンするとか…)
読みやすく、カンタンに大きな改善ができる内容で、全人類にオススメの1冊。

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