Misono Takanawa(高輪 美園)
「うちに犬がいる……。」 家に帰って玄関のドアを開けると必ず、タタタッと音がする。 元保護犬のヨークシャテリア、女の子で名前はパル。 家に帰るといつも出迎えてくれ…
夜10時。 前の人の踵を眺めながら地下鉄から地上へと階段を上る。左の踵には「なんで」、右の踵には「どうして」と書いてあるのが見えた。左右の踵がリズムよく上っていく…
家からスーパーへの道には並木道があり、公園があり、川がある。曇り空を隠す木々のアーチだったり、子供と遊ぶご家族の姿だったり、静かな水の流れだったり、私の好きなも…
「皆、betterとbestどっちがいいかな?」 「先生、bestです」 「私もbest」 「bestっててっぺんですから」 「でもてっぺんって成長しないよね」 「いえ、また次のベスト目…
明るくも暗くもない、鈍色の光が部屋に満ちていた。寝室のカーテンは朝7時に自動で開く。部屋が明るかったら7時以降で、暗かったら7時前。毎朝、瞼を開いた時にそんな感じ…
今朝は起きたい時間に起きることができた。朝起きられないのではなくて、起きた後にまた寝てしまうのが問題ではないか。ふと寝る前に思いたち、目を閉じてからは「起きたら…
進歩がない。昨日できたことが今日できなくて、一昨日できなかったことが明日できたりする。ここ3カ月くらいこの繰り返し。一日単位でみると変化があるけど、一年単位で見…
今朝はいつもより早く起きることができたのに、つい二度寝してしまった、不覚。それでもこのくらいに起きれたらいいなと思う時間には起きれたので気分が良かった。平日だと…
最近の私はサウナ中心に回っていて、週に一度のペースで通っている。 書いていて気がついたけど、生活のリズムだけじゃなくて立地的にも中心かもしれない。というのも私が…
今日の朝はいつもより15分早く起きることができた。早起きをして朝の時間を有意義に使いたいと思っていたので、偉大な一歩を踏み出せた気がして嬉しかった。 うちの犬、パ…
今日は家を出る35分前くらいにベッドから出た。本当は1時間半以上前に起きたいとずーっと思っているけれど、今まで一度も実現できていない。 足元のコンセントから枕元まで…
暗剣殺、破壊殺、暗入 なんとまあ物騒な言葉たち。 私の6月を象徴する3つの言葉。九星気学という、簡単にいうと占いに関するもの。今年の6月は悪いものが3つ重なるあま…
3人の巨人 私にとっての人生のイメージは、3人の巨人が天を支える姿。 「アトラス」で検索して、天を支える巨人の画像を見てみてほしい。 神話に出てくるアトラスという巨…
初めまして、高輪美園と申します。 学生時代に創作活動をしていましたが、気づけば何かを表現しようとする意欲がなくなっていました。 毎日、自身の五感を通して何かを取…
2024年5月18日 21:30
「うちに犬がいる……。」家に帰って玄関のドアを開けると必ず、タタタッと音がする。元保護犬のヨークシャテリア、女の子で名前はパル。家に帰るといつも出迎えてくれる。初めて会った人と目が合った時のような恥ずかしさというか、少しのくすぐったさ。パルと暮らし始めてから3年が過ぎても、この瞬間だけは不思議な気持ちになる。「あんなに犬嫌いだったあんたが、まさか自分ちで飼い始めるなんて。」保護
2024年7月6日 01:02
夜10時。前の人の踵を眺めながら地下鉄から地上へと階段を上る。左の踵には「なんで」、右の踵には「どうして」と書いてあるのが見えた。左右の踵がリズムよく上っていくのと同時に、私の心に言葉が積もっていく。右足。「どうしてうまくいかないんだ。」左足。「なんでダメなんだろう。」右足。「どうしてできないんだろう。」言葉がどんどん積もっていって重くなる。マイナスなイメージがどんどん積み重
2024年7月1日 23:41
家からスーパーへの道には並木道があり、公園があり、川がある。曇り空を隠す木々のアーチだったり、子供と遊ぶご家族の姿だったり、静かな水の流れだったり、私の好きなものが詰め込まれているお気に入りのルート。ただこの日はスーパーへ向かう際はその風景を楽しめずに到着してしまった。それは最近になって、世の中は明るいなあと思う様になったことと関係している。ものすごくいいことがあって気持ちが晴れやかというわけで
2024年6月28日 22:48
「皆、betterとbestどっちがいいかな?」「先生、bestです」「私もbest」「bestっててっぺんですから」「でもてっぺんって成長しないよね」「いえ、また次のベスト目指しますから」「それって言ってみればベターじゃないかな?」「うわ、論破されている」私の生活の傍にはいつもラジオがいて、家事や作業をする時もラジオを聴いていることが多い。その時はオードリーのオールナイトニッポ
2024年6月23日 22:37
明るくも暗くもない、鈍色の光が部屋に満ちていた。寝室のカーテンは朝7時に自動で開く。部屋が明るかったら7時以降で、暗かったら7時前。毎朝、瞼を開いた時にそんな感じで時間を把握していたけれど、今朝は難しかった。今日の空は朝からどんよりとした鈍色が一面に広がっているせいで、寝室の中まで曇り空が入ってきているせいだった。今日は午後から予定があって、お昼過ぎに家を出た。私は暇さえあればラジオを聴いてい
2024年6月23日 01:48
今朝は起きたい時間に起きることができた。朝起きられないのではなくて、起きた後にまた寝てしまうのが問題ではないか。ふと寝る前に思いたち、目を閉じてからは「起きたらベッドから出る」とひたすら念じ続けてみた。その甲斐あってか目が覚めた瞬間に、頭にこびりついている起きねばという使命を思い出すことができて、今日の勝利に繋がった。これはえらい。でも私には平日起きられないけど休日起きられる問題が残っている。い
2024年6月18日 23:37
進歩がない。昨日できたことが今日できなくて、一昨日できなかったことが明日できたりする。ここ3カ月くらいこの繰り返し。一日単位でみると変化があるけど、一年単位で見ると全く立ち位置が変わっていない。たぶん、全てをばーっと見返すと、自分の残像でビートルズが信号を渡るジャケットみたいな感じのタイムラプスが作れると思う。大層な感じで語っているけど、朝起きられないという話。今日は始業の30分前に起きてしまっ
2024年6月17日 23:56
今朝はいつもより早く起きることができたのに、つい二度寝してしまった、不覚。それでもこのくらいに起きれたらいいなと思う時間には起きれたので気分が良かった。平日だと起きれないのに休日に早起きできるのはなぜ?今日の午前中はうさぎ、名前はごくらく、彼の爪切りのために動物病院に連れて行った。彼はいつも宇宙船みたいなリュックの中に入ってもらい、病院まで歩いて連れて行っている。お医者さんに爪を切ってもらう時
2024年6月15日 23:39
最近の私はサウナ中心に回っていて、週に一度のペースで通っている。書いていて気がついたけど、生活のリズムだけじゃなくて立地的にも中心かもしれない。というのも私がよく行くサウナは街の真ん中にあるのだ。A駅から歩いて15分、B駅からも歩いて15分、自宅からも歩いて15分。この15分という距離感もめちゃくちゃ好き。軽い気持ちで行くには遠く、重い腰を上げてというには大袈裟すぎる。なんとなく以上、わざわざ
2024年6月14日 23:18
今日の朝はいつもより15分早く起きることができた。早起きをして朝の時間を有意義に使いたいと思っていたので、偉大な一歩を踏み出せた気がして嬉しかった。うちの犬、パルはご飯をあげる時に「よし」がよくわかっていない時がある。今朝もおすわりと待てを経て、数秒のアイコンタクトの後に「よし」の掛け声をかけた。立ち上がりはするけれど、じーっとこっちを見つめていて、全然ピンときていなかった。「どういう状況?」と
2024年6月13日 01:41
今日は家を出る35分前くらいにベッドから出た。本当は1時間半以上前に起きたいとずーっと思っているけれど、今まで一度も実現できていない。足元のコンセントから枕元まで長い充電ケーブルを伸ばしてスマホを充電しているのだけど、見るたびに小さい時に近所にいた犬がヒモに繋がれて放し飼いにされていたのを思い出す。犬と自分が重なって、私は鎖でベッドに繋がれている、私は二度寝三度寝に飼われている犬なんだと自分を
2024年6月4日 23:51
暗剣殺、破壊殺、暗入なんとまあ物騒な言葉たち。私の6月を象徴する3つの言葉。九星気学という、簡単にいうと占いに関するもの。今年の6月は悪いものが3つ重なるあまりよくない時期らしい。憂鬱な月が始まった……。九星気学は普段から割と気にする方で、パートナーが気にしているので私も気にするようになってしまった。科学に従って生きていくのなら科学的に否定できないものは否定できないと思っているので、オ
2024年5月29日 20:12
3人の巨人私にとっての人生のイメージは、3人の巨人が天を支える姿。「アトラス」で検索して、天を支える巨人の画像を見てみてほしい。神話に出てくるアトラスという巨人は天を支える役目を与えられたが、辛くなってしまいなんとかしようとする話。子供の頃アトラスの話を聞いて、教訓はなんだったのかよくわからなかったけど、1人じゃなくみんなでやればよかったのになと思っていた。天が私にとっての人生で、3人
2024年5月15日 23:39
初めまして、高輪美園と申します。学生時代に創作活動をしていましたが、気づけば何かを表現しようとする意欲がなくなっていました。毎日、自身の五感を通して何かを取り入れて、自身の頭と心で受け取っているはず。ただ朝起きると綺麗に無くなっていて、何も残っておらず、スッキリしているのと同時に空っぽな気持ちになる時があります。何があったかは覚えているけど、何を感じたかという実感がない。それは昨日