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檸檬読書日記

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#おやつ

檸檬読書日記 額縁には名画を、鉄道員は沁みて、国語力を生かしたい。 9月16日-9月23日

檸檬読書日記 額縁には名画を、鉄道員は沁みて、国語力を生かしたい。 9月16日-9月23日

9月16日(月)

嘘のように涼しい。これぞ秋。

伊藤悠『シュトヘル』(全14巻)を読み終わる。

なるほど、そういうことかぁ。少し分かった気がする。

物語の中で、1つの文字達が消されそうになる。
主人公たちは、それを必死に守ろうとする。文字というのは、その国の歴史であり、その国で生きた人々の証でもある。それが消されそうになる。そんなこと今まで考えたことがなかったけれど、それはどれほどのものな

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檸檬読書日記 俳句と遊び、モネには枠を、詩は燃えるように生きた証。 9月9日-9月15日

檸檬読書日記 俳句と遊び、モネには枠を、詩は燃えるように生きた証。 9月9日-9月15日

9月9日(月)

先週種を蒔いたキュウリが、もう芽を出した!は、早い…。やはり暑いと早いんだなあ。感動。
今キュウリがないから、この調子でぐんぐん大きくなってほしい。
早く食べたいなぁ、キュウリ。味噌マヨで食べるキュウリがたまらなくたまらないんだよなあ。くぅ、食べたい。

『MONKEY』vol.32「いきものたち」を読む。

動物に関する短編などが収録されている。動物というよりかは、変わった生き

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檸檬読書日記 アンネの手紙を待ち、古書を買い、桃あんみつを食す。 9月2日-9月8日

檸檬読書日記 アンネの手紙を待ち、古書を買い、桃あんみつを食す。 9月2日-9月8日

9月2日(月)

『アンネの日記』を読む。

お久しぶりの日記。
次も大分間が空く。毎度早く来ないかなあという気持ちになる。でも我慢して同じ日付になるのを待つ。
なんだか日記というよりも「キティへ」という友達に宛てた手紙のようだから、手紙が届くのを待つような感覚になってきた。
その感覚がまた良い。今の時代、手紙などをやりとりする習慣がないから、久しぶりに味わうこの待ち遠しさが、なんともたまらない。

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檸檬読書日記 月に砂漠を、リルケに手紙を、短歌にパラダイスを。 8月26日-9月1日

檸檬読書日記 月に砂漠を、リルケに手紙を、短歌にパラダイスを。 8月26日-9月1日

8月26日(月)

北村薫『月の砂漠をさばさばと』を読む。

作家の母親と、9歳の女の子・サキちゃん、2人の何気ない日常を描いた作品。

仲良し親子の会話にはほっこりとさせられるし、読んでいてとても心地よい気持ちになった。

クスリと笑えるところも多く、楽しい。

2人が作り出す物語も魅力的で、夢を見ているようなフワフワ感がある。
挿絵もフワフワと優しい色合いと描き方だから、余計に心地よい夢のよう

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檸檬読書日記 再びぼくの伯父さんが、センチメンタルな旅と、国木田独歩の運命。  8月19日-8月25日

檸檬読書日記 再びぼくの伯父さんが、センチメンタルな旅と、国木田独歩の運命。 8月19日-8月25日

8月19日(月)

ジャン=クロード・カリエール『ぼくの伯父さん』を読む。こちらは小説版。

先日映画版『ぼくの伯父さん』を観て、良かったから持っていた小説版を読んでみた。
内容は殆ど同じ。けれど視点が「ぼく」だからか、「ぼく」が登場していなかった部分が多少省かれている。

自分は最初映画を観たけれど、小説を読むのは映画を観た後で良かったと思った。映画を観たからこそ面白く感じるところが多く、観てい

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檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

8月5日(月)

2週間ぶりくらいに買い物に行った。
食料品を2週間も買わなかったのなんて初めてかもしれぬ。でも意外と大丈夫なもんだなあ。
まあ食べるものはいっぱいあるから。それでもびっくり。

久しぶりにスーパーに行って驚いた、米がない。
米の棚がガラガラで、こんなにもないのかと衝撃を受けた。なさすぎるのか、100%米ではない雑穀とかの混ざり物を売っていたりして、危ない状況なんだなあというのがヒ

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檸檬読書日記 ぼくの伯父さんと、月のボールで遊んで、カフカに挨拶を。 7月29日-8月4日

檸檬読書日記 ぼくの伯父さんと、月のボールで遊んで、カフカに挨拶を。 7月29日-8月4日

7月29日(月)

1日食べなかった反動が何故か今来ているようで凄くお腹が空く。
食べたのにお腹が空く。でもまた食べるのがめんどくさいから無視をきめこんでる。だからどんなに主張しても無駄でござる。ワッハッハー(誰?)
いやぁ、でも異様にお腹空くー。

7月30日(火)

おやつ。
黒烏龍ミルクティーに、紅茶ゼリーと白タピオカを入れてみた。うまっ。これは最高。

お供は「ノワ・ドゥ・ブール」のクッキ

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檸檬読書日記 バームクーヘンを剥がし、モダンアート展を見て、ポーに惚れて。 7月15日-7月21日

檸檬読書日記 バームクーヘンを剥がし、モダンアート展を見て、ポーに惚れて。 7月15日-7月21日

7月15日(月)

打って変わって涼しい。快適、快適。
毎日これくらいなら良いのになあ。

似鳥鶏『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』を読む。第2弾。

長期育児休暇をとっている刑事が、1歳になる息子に手を焼きつつも、子どもに関する事件を解決していく。

1巻もそうだったけれと、子育てに関する知識が豊富で、経験者だからこその視点や思考に、興味を惹かれた。
結構あるあるが多そうで、子育て経験者は

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檸檬読書日記 珈琲パフェは美味しく、ポーは息苦しく、ユトリロの壁は美しい。 7月8日-7月14日

檸檬読書日記 珈琲パフェは美味しく、ポーは息苦しく、ユトリロの壁は美しい。 7月8日-7月14日

7月8日(月)

なんだこの暑さは。溶かしにかかってきておるぞ。

とろとろと 熱の矢刺され とろとろと 固めるために アイスをおくれ

ジョン・クラッセン『ドクロ』を読む。絵本。

結構ダークな作品。
まあタイトル『ドクロ』の時点でなんだけれど、大人向きな絵本。

少女・オフィアは逃げていた。
辿り着いた先は大きな屋敷で、そこには人はなくドクロだけが暮らしていた。
ドクロは毎晩、顔のない骸骨に追

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檸檬読書日記 紫陽花は音を奏で、彼女は死んで生き、萩原朔太郎はゾンビ。 6月17日-6月23日

檸檬読書日記 紫陽花は音を奏で、彼女は死んで生き、萩原朔太郎はゾンビ。 6月17日-6月23日

6月17日(月)

野生感溢れる紫陽花。もりもり。

そして儚げ紫陽花。うっすら。

この前初めて知ったけれど、白い紫陽花は「ハーモニー」という名前らしい。ハーモニー。意外。君、そんなハイカラな名前だったのか。

寺山修司『さみしいときは青青青青青青青』を読む。

6月18日(火)

雨だー!ありがとうございます。
恵の雨と言うけれど、本当にその通りだなあ。

江國香織『絵本を抱えて部屋のすみへ』

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檸檬読書日記 短歌のリズムで、読書を語り、石川啄木は借りすぎです。 5月27日-6月2日

檸檬読書日記 短歌のリズムで、読書を語り、石川啄木は借りすぎです。 5月27日-6月2日

5月27日(月)

採ったらっきょの処理をして、酢らっきょと塩らっきょを作る。
目が…目が痛い。処理で目がやられた。
まだ結構畑にあるんだよなあ、らっきょ。もういっそ全部種用にしようかな。(来年大変になるパターン)

岡本真帆『あかるい花束』を読む。短歌。 

自分が特に気に入ってるのは

第1歌集『水上バス浅草行き』が良かったから読んでるみたけれど、今回も良かった。情景が思い浮かべやすくて、スっ

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檸檬読書日記 本屋は灯火、北欧は暗闇、青い闇はささやく。 5月20日-5月26日

檸檬読書日記 本屋は灯火、北欧は暗闇、青い闇はささやく。 5月20日-5月26日

5月20日(月)

未練がましく調べたら、十文字青『私の猫』も、森見登美彦他3人『城崎にて』も6月に発売されることが分かった。本屋で買えるらしい。ほっ。

リン・コックス『赤ちゃんくじらと泳いだ海』を読む。

スイマーである著者の実話。

著者が17歳の時、いつものように海をおよいでいると、母親と離れて迷子になってしまった赤ちゃんクジラと出会う。彼女は、赤ちゃんクジラを母親の元へ帰すため、奔走する

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檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

5月6日(月)

もりもり。花も渋滞している。

集合体恐怖症はこういうのも駄目だったりするのだろうか。自分も若干あるのか、若干うってなってる。うっ。
自分で撮っておいてね。
綺麗が綺麗のままで終わらないこともあるんだなあ。しみじみ。

5月7日(火)

買った本。
ようやくカフカが買えた。

『十二支外伝』はBlueskyで教えてもらい気になって買った本。
12の動物のことが書かれている。これ、

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檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

4月29日(月)

おぉ、大惨事。
茎レタスを細く切って干したら、ザルにくっついてしまった。流石に細すぎた…。剥がすのに一苦労。その上少しだけど、取り切れない欠片もあって、タワシでゴシゴシする羽目に…。
まあでも汚れてきていたし、ちょうど綺麗になって良かったのかな。うむ。

これを参考に次は気をつけよう。もう少し太めだな。

栗田有起『オテル モル』を読む。

最高の眠りと夢を目的とした会員制のホ

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