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レビュー「米津玄師さん」

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米津玄師さんの作品に関する感想、妄想など。
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#歌詞

【考察④】「米津玄師/灰色と青」 〜2人は”銀河鉄道”に乗っていた。そして、、〜

【考察④】「米津玄師/灰色と青」 〜2人は”銀河鉄道”に乗っていた。そして、、〜

今回は、何が言いたいかって、米津さんは天才ってことだ。
天才の上に天才がのった、天才ましまし丼だ(!?笑)
これを読んだ方には(いや読まなくても)、「灰色と青」のMVをループ再生していただきたい。

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レビュー「米津玄師/ひまわり」とwowakaさんへの想い

レビュー「米津玄師/ひまわり」とwowakaさんへの想い

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

もののけ姫過去記事に書いたが、wowakaさんが一番好きな映画「もののけ姫」。

ひまわりの歌詞の中に「もののけ姫」を想起させる言葉が入っている。
「痣」:アシタカの腕の痣
「きっ先」:もののけ姫の主題歌に「そのきっさきによく似た」
たぶん、その他にも連想させる用語は入っていると思う。

また、歌詞全体の中でひらがなを拾い集めると

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レビュー「米津玄師/vivi」マザーグースとルート66から米津さんの想いを考える。

レビュー「米津玄師/vivi」マザーグースとルート66から米津さんの想いを考える。

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

見れば見るほど、味わい深く謎も深まります。

※ハンプティダンプティみたいな「僕」のことを、ここでは便宜上「ロボ」として書いています。

viviはマザーグースのABCソングみたい!?ハンプティ・ダンプティのようなロボ。
私はあまりよく知らなかったが、ハンプティダンプティはマザーグースにでてくる歌の一つだという。
マザーグースを調

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レビュー「米津玄師/vivi」灰になった僕とdioramaの意味は?

レビュー「米津玄師/vivi」灰になった僕とdioramaの意味は?

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

見れば見るほど、味わい深く謎も深まります。

※ハンプティダンプティみたいな「僕」のことを、ここでは便宜上「ロボ」として書いています。

ちぐはぐさ、違和感MVを凝視していると(怖い…!?)、いろいろ気づくことがある。
でも、これが何を意味しているのか、、、わからない。
個人的な推測をすると、欠乏、不完全さ、矛盾、無力感などを表し

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レビュー「米津玄師/vivi」「愛してる」と言えない僕の不器用な”愛”。

レビュー「米津玄師/vivi」「愛してる」と言えない僕の不器用な”愛”。

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

これを書いている最中にシフトキーがぶっ壊れた。
そんなことはどうでもいいとして、、、いや、良くないけど(笑)

viviのレビューは過去記事で2つほど書きました。
今回も気づいたことなど。

※ハンプティダンプティみたいな「僕」のことを、ここでは便宜上「ロボ」として書いています。

ロボはviviに「愛してる」を言えたのか私は、言

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レビュー「米津玄師/M八七」

レビュー「米津玄師/M八七」

今回は、「M八七」の感想&妄想を書いていこうと思う。

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

ラジオはこちら

ラジオ内容 まとめ
【背景】
・成田亨さんのウルトラマン作品を踏襲した映画
・歌をオマージュし作成する方法もあったが、今回の映画を基軸に作成した。
・ウルトラマンの怪獣が好きだった。←背が高く曲がっている自分のことを不気味だと思っていたからと分析。
・ウルト

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レビュー「DAOKO×米津玄師/打上花火」

レビュー「DAOKO×米津玄師/打上花火」

今回は、「打上花火」の感想&妄想を書いていこうと思う。

(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

岩井俊二監督の実写映像(テレビドラマ、映画)「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」をベースにアレンジして作られた同名のアニメ映画。
これの主題歌が「打上花火」。

どちらも観たことはないのだけれど、アニメ映画の方を調べてみると内容は酷評されている。ので、あまり内容

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追記。レビューと考察「米津玄師/馬と鹿」”馬鹿”とは?

追記。レビューと考察「米津玄師/馬と鹿」”馬鹿”とは?

先日、「馬と鹿」のレビューと考察(↓)を書いたが、少しばかり追記しておきたい。

馬と鹿。馬鹿の意味は…?

「どんぐりと山ねこ」

宮沢賢治の作品に「どんぐりと山ねこ」という童話があって、これが関係しているのかも?と思った。
簡単なストーリーを紹介すると、
大勢のどんぐりたちが一番偉い者を決める争いをしていて(頭の尖っていることが偉いというどんぐり、丸いことが偉いというどんぐり、大きなことが偉い

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レビュー「米津玄師/春雷」

レビュー「米津玄師/春雷」

今回は、春雷のMVを見た感想などを書こうと思う。
(このレビューは、あくまでも個人の感想及び妄想です。)

この曲を初めて聞いたときの印象は、「切ない」。そして、「あれ!?懐かしい」というものだった。

一言で言うなら、この曲は「ザ・現代版和歌」だ。

MVは視覚的にはポップで現代的なイメージだが、聴覚的に感じる「雅」に魅了され虜になる。
日本人が先祖代々、愛でてきた花鳥風月、文化、その他(よくわ

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レビュー「米津玄師/毎日」

レビュー「米津玄師/毎日」

今回は、先日発表された新曲「毎日」のMVを見た感想などを書こうと思う。
(このレビューは、あくまでも個人の感想&妄想です。)

この曲も「LADY」と同じくコカ・コーラ社の「ジョージア」の書き下ろし曲。
インタビュー動画も見たところ、「CMのコンセプトは変わらず曲を作る」という生みの苦しみの末に生まれたようだ。
「LADY」は空想世界が出てくるのに対し、「毎日」は現実世界を誇張と皮肉で脚色し、アメ

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レビュー「米津玄師/月を見ていた」

レビュー「米津玄師/月を見ていた」

あまり流行りの曲は聞かないのだが、ひょんなことからこのmvを見た。
何だろう、この癖になる感じは。
米津さんそのものが天才でミステリアス。

絶妙なバランスで安定と不安定の空間を行き来している、幻影なのか定かではない、揺らめく炎が眼前に現れるような世界観。
それは生と死の間かもしれない。

運命の時を刻む振り子のようなリズムと重低音から幕を開ける、始まりなのに不穏な予感も漂う。
しかし勇み進むにつ

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レビュー「米津玄師/さよーならまたいつか!」

レビュー「米津玄師/さよーならまたいつか!」

今回は、「さよーならまたいつか!」の感想&妄想を書いていこうと思う。
書くにあたって、少し予習をしてみた。
(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)

この曲はNHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌とのこと。
視聴してはいないが、HPで概要を見てみた。

主人公、猪爪寅子のモデルとなったのは、三淵嘉子さんという方らしい。
私は知らなかった。法学部の人だと勉強の課程で勉強する

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レビュー「米津玄師/Flamingo」

レビュー「米津玄師/Flamingo」

今回はFlamingo(フラミンゴ)のレビューを書こうと思う。
(※このレビューは、あくまでも個人の感想&妄想です。)

曲の雰囲気は、夜の繁華街のクラブでビートが流れている、その中で花札に出てきそうな世界観とミステリアスな空気が漂う。私が最も縁遠いところだ(笑)

歌い出しの「宵闇」は、しなるような妖艶な声と意表を突く言葉。ビートと男女の声が入り混じる。

酔いどれが花街にでも繰り出したのだろう

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レビュー「米津玄師/死神」

レビュー「米津玄師/死神」

今回は、おどろおどろしいタイトルの「死神」について書こうと思う。
(このレビューは、あくまでも個人の感想&妄想です。)

古典落語の「死神」がモチーフになっているらしい。

闇夜。刃物を研ぐように摺る足音が鳴り響く。
怨念まみれのスーツ姿の足元。
死神が忍び寄る。

噺家の男に扮する米津さん。高座名は「幻師」。
着物を着こなしていて、これがまた粋でいなせ。
眼福とはこういうことか。

出囃子はエレ

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