マガジンのカバー画像

【組織作り】ITベンチャーエンジニアのマネジメント術

46
上場を目指すITベンチャー12年目のエンジニアが、組織作りや採用についての記事を発信するマガジンです。
運営しているクリエイター

#マネージャー

#90 システム開発をまるごと理解できる人は育てられるのか?~前編~(2024/05/28)

#90 システム開発をまるごと理解できる人は育てられるのか?~前編~(2024/05/28)

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

プロジェクトをリードできる人ってなかなかいないよね。という社内の会話から、プロジェクトをリードできる人は育てられるのかということを考えました。

エンジニアとして10年以上システム開発をし、プロジェクトをリードする経験も沢山させていただく中で、最低限必要であるシステム開発をまるごと理解しているということについて考えます。

◯まるごと理解すると

もっとみる
#126 もやもやは境界から生まれる

#126 もやもやは境界から生まれる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

昨日はプロセスにこだわりを持つことの難しさと、こだわるためには境界を無くすことが有用という話をしました。

先日、チームの若手エンジニアとの1on1で「もやもやしている」という話を聞いたのですが、まさに境界から生まれたもやもやでした。

今日はもやもやが境界から生まれる理由について考えてみます。

〇もやもやの正体とは?若手エンジニアSさんは現

もっとみる
#125 プロセスにこだわるには境界をなくせ

#125 プロセスにこだわるには境界をなくせ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

前回はプロセスにこだわることの難しさについての話でした。

長期の視点で成果を出し続けるためには、しっかりとした土台を作る必要があります。土台を揺るがすような変更を加えずに開発プロセスにこだわる重要性、そしてこだわり続けることの難しさについて考えました。

今回は、プロセスへのこだわり続けるための困難を取りのぞく方法についての話です。

〇プロ

もっとみる
#122 成長を促す責任と挑戦

#122 成長を促す責任と挑戦

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
前回はチームにメンバーを迎え入れる時に立ち上がりを加速されるためにはお客様のように扱うべきではないという話でした。

今回は若手の成長機会をどのように作るべきかという話です。

〇後輩の安定感の理由今年度に入ってから一緒に仕事をするようになった新卒4年目のHさんはとても仕事が出来ます。技術への関心も高く、開発力があるだけでなく仕事力があります。

もっとみる
#121 仲間に対してそれはどうなのだろう?

#121 仲間に対してそれはどうなのだろう?

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

最近、採用活動を頑張っています。
前回は採用面接についての記事を書きました。

今日は採用関連で、チームへの新メンバーの受け入れについての話です。

〇立ち上がりを加速させるオンボーディング4月に入社した新入社員が研修を経て、私のチームに仮配属としてやってきます。
私は、その新人Aさんのメンターではないのですが、メンターとなるメンバーBさんと受

もっとみる
#118 マネージャーはすぐに縦パスを付け直せ! ~銀の弾丸などない~

#118 マネージャーはすぐに縦パスを付け直せ! ~銀の弾丸などない~

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
今回はサッカーで例えるマネージャーの続きです。

前回の記事はこちら。

今回のiwasaki さんのこちらの記事で触れられている横パスでなく縦パスをつける勇気に関連します。

〇銀の弾丸など存在しない意思決定の難しさソフトウェア工学には、魔法のようにすぐに役に立ちプログラマの生産性を倍増させるような技術や実践 (特効薬) となる「銀の弾丸」(S

もっとみる
#116 ストライカーを活かす名将になる!

#116 ストライカーを活かす名将になる!

こんにちは。IT ベンチャーエンジニアのこへいです。
前々回は、プロジェクトマネージャーをサッカーの監督で例えてみました。

そして、前回は人に戦術を当てはめる名将とプロジェクトマネージャーの共通点について考えました。

今回はスペシャル・ワンであるストライカーが得点を量産できるチーム作りや戦術の落とし込みができる名将に例えて、マネージャーの仕事について考えます。

iwasaki さんの最新記事

もっとみる
#115 名将は人に戦術を当てはめる

#115 名将は人に戦術を当てはめる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
前回は、プロジェクトマネージャーをサッカーの監督で例えてみました。

isawakiさんのサッカーで例える「なんたら長」の動きシリーズの最新記事はこちら。

なんたら長は「なんかこう良い感じの中堅」とは言ってはいけない。
徹底的に把握していればこのような要求とはならず、要求内容を明確化して人員要求をするはずです。

徹底的に把握することの重要性を

もっとみる
#113 優秀なストライカーはストライカーであり続けて欲しい

#113 優秀なストライカーはストライカーであり続けて欲しい

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
iwasakiさんの記事に刺激をいただき、サッカーに例えたマネージャーについての私見を述べさせていただきました。

以下は、マネージャーに求める動きです。

以下はうまくいかないプレイングマネジャーについての考察です。

iwasakiさんの最新記事はこちら。

今回は、良いパサーがいるのに勝てないチームにはストライカーがいない。
逆に良いパサー

もっとみる
#112 優秀なストライカーが凡庸なマネジャーになるのはパスが出せないから?

#112 優秀なストライカーが凡庸なマネジャーになるのはパスが出せないから?

前回の続きで、サッカーに例えてマネジャーについての私見を述べたいと思います。
前回はこちら。

今回もIwasakiさんの「なんたら長」についての記事に影響を受けました。

〇マネジャー(なんたら長)の前提Iwasakiさんの意見はこちら。
私もその通りだと思います。
カバーと埋めがチームの安定運用には欠かせず、味方の徹底的な把握と良い場所にいることが良いパスを出すための条件だと理解しています。

もっとみる
#110 良いマネージャーは良いパサー。良いCBとSBは?

#110 良いマネージャーは良いパサー。良いCBとSBは?

Masao Iwasakiさんの「なんたら長」はリーダーではなくパサーという記事から、リーダーとマネージャーの違い、そしてマネージャーの役割は良いパスを出すことであるという考えをまとめました。

この記事では、FWとパサーの関係から考えを展開したところ、Masao Iwasakiさんから下記のコメントをいただきました。

ということで、自分の考える良いCB(センターバック)と良いSB(サイドバック

もっとみる
#109 マネージャーは良いパスを出せ!

#109 マネージャーは良いパスを出せ!

Masato Iwasakiさんの「出世と降格と創造性について」という記事からリーダーとマネージャーの違い、マネージャーに求めるべきことについて自分の考えを整理します。

こちらの表現と「なんたら長」はリーダーではなくパサーという3本立ての記事の内容がとても腹落ちしました。
(サッカーに例えた説明は現役でサッカーをプレーする私には非常にわかりやすかったです。)

〇マネージャーとリーダーの違いマ

もっとみる
#67 前向きにやっていこう!!大きな価値と悪用対策(2024/04/12)

#67 前向きにやっていこう!!大きな価値と悪用対策(2024/04/12)

成功するプロジェクトはメンバーの能動的な関わりが不可欠です。
チームビルディングにおいて、前向きな雰囲気作りや個々人が前向きに取り組む姿勢を持つことは大切です。

◯元気!前向き!はスゴイ価値新たな組織にジョインした新入社員の方々にはぜひ前向きな雰囲気を作っていただきたいです。

私も入社当時、役員のおっちゃんに「若者は元気な声で挨拶するのが大事な仕事やで!」と言われました。
当時は「元気な挨拶な

もっとみる