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料理。

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今日の料理。 作りながら思うこと。
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2021年3月の記事一覧

最強、西京焼き。

最強、西京焼き。

「西京焼き」

美しく、品がある。

勝手にそういうイメージを
抱いているせいで

魚でもお味噌でも、
「西京」の二文字が
ついているだけで

つい、目が惹かれるのだ。

私にとっては
「最強」なのだ。

きっと、違う。

きっと、違う。

油淋鶏。

気まぐれで「ゆーりんちー」
たるものを作ってみることにした。

具は厚揚げ。

ちーの漢字が「鶏」だから
そもそもの具材さえ違うけれど。

レシピに頼り
見様見真似。

実際に本場の、真実たる
油淋鶏を食べたことは
未だかつて、ない。

でもわかる。

出来上がったものは
きっと、違うってこと。

煮物へ昇格。

煮物へ昇格。

「当たり」のかぼちゃに出会えると
温泉に入った時のように
一瞬にして顔がほころぶ。

それを確認する前に
一か八かで

素材の味をそのまま味わえる
かぼちゃの煮物を
いきなり作ってみることもある。

ただ、そういう時に限って
水っぽく、潤いある
かぼちゃとご対面するのだ。

その時の
失望感はただものではない。

最近は恐れるあまり
まずは差し当たりなく
味わえるものを作ることにしている。

スパ

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料理が手につかない日。

料理が手につかない日。

タイムリミットは30分。

テレビ前を離れ、
テレビ前に戻るまで。

春の選抜高校野球が始まり、
この時期はテレビに張り付いて
一日中見ていたい。

今日は九州勢ともあって
なおさらテレビ前から
動きたくない日なのである。

早く試合を見たい一心で
手早く夕ご飯を作る。

手を動かしてる間も
試合展開が気になり
頭は完全に台所にはない。

心ここに在らず、始終テレビ前。

今日は
料理が手につかな

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将軍も場所によりけり。

将軍も場所によりけり。

遠足に持っていく
お弁当界で

卵焼きを「大名」とすれば
ウインナーは「将軍」のような
位置付けかもしれない。

ただ、
そんな将軍的位置付けなものも
場所によりけりだ。

例えば
ミネストローネ界。

キャベツ、玉ねぎ、じゃがいも
人参、大豆、そしてトマトといった
数々の将軍たち。

ウインナーは
味に深みを出す、お出汁として。

ここでは将軍たちを引き立てる
「黒子」的存在。

ガリバタポン。

ガリバタポン。

社会に出ると
「ほうれんそう(報連相)」が
大事だと誰もが教わる。

ならば、
料理をする時は
「ガリバタポン」が
間違いないと教示したい。

ガーリック、バター、ポン酢。

この3強がタッグを組めば
もはや敵なし。

本日は砂ずりを翻弄。

そして最後には
家族までも手玉にとられるのだ。

春はたけのこ。

春はたけのこ。

春はあけぼの。
春はたけのこ。

筍がようやく我が家の食卓に並ぶ日。

筍が春の訪れを告げる。

まずは
豚肉と炒めて味噌炒め。
ぴりっと、ゆずごしょうを加えて。

身体のセンサー。

身体のセンサー。

定食屋で
思わず身体のセンサーが察知する
「黒酢あん」定食。

「黒酢」
身体に良いことを
脳自体が知っているからか

自分の意思に反して
つい目を向けてしまう。

西京焼きとか
お豆腐御膳とか

迷いの果て
結局最後は「黒酢あん」に
持っていかれるのだ。

似たようなものに
「酢豚」があるが

酢豚には
なぜか振り向きもしない
私の脳みそ。

一体どうなっているのだか。

先祖を辿れば。

先祖を辿れば。

日本では「お好み焼き」

韓国では「パジョン」(チヂミ)

台湾では「葱油餅」

ベトナムでは「バインセオ」

粉物と
具材を混ぜて焼く「それ」は

具材や味付けが
国によって多少違っても
ベースは同じ。

「粉物と具材を混ぜて焼いたもの」

先祖を辿れば
どこかでみんな、交わりそう。

副菜も山になる。

副菜も山になる。

ちりも積もれば山となる。

副菜も積もれば山となる。

今日で3日目の
ほうれん草祭り。

ようやく下り坂。

ゴールは目の前。

後夜祭。

後夜祭。

ほうれん草祭り
後夜祭。

今日は味をかえて
豆乳クリーム煮。

野菜室にはほうれん草が
まだまだある。

実は今日が後夜祭じゃなくて

昨日が前夜祭
今日が本番
明日が後夜祭

だったりするかも。

ほうれん草祭り。

ほうれん草祭り。

今日は、ひな祭り。

我が家は
ほうれん草祭り。

大家さんから畑で採れた
ほうれん草をいただいたのだ。

さっと湯がいて
豪快にバターで炒める。

湯がいている間に
祖父祖母、到来。

大量に湯がいた
ほうれん草を持ってきた。

ほうれん草祭り
3日ほど続きそうだ。

誤魔化し小鉢。

誤魔化し小鉢。

お味噌汁にお魚。
これでも充分、頑張った。

でも昔、部活から帰って
この二つが並んでいた日は

少しだけ物足りない気がしたものだ。
贅沢、わがままながら。

作る側になった今、
こういう日には何かしらの飾りで

気持ち良く
夕ご飯を迎えられるように
「誤魔化し小鉢」に頼る。

誤魔化し小鉢
‥物足りなさ以上、楽しみ以下の
 存在のもの。
 おかずの物足りなさを誤魔化す
 役目。

 例)アボカド

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さっと、ぱっと料理。

さっと、ぱっと料理。

さっとできる、ぱっとできる。

さっとぱっと料理。

いくつかこの武器を持っていると
料理がぐぐ〜んと楽になる。

そのひとつが「もやたま」

名前に全てが現れすぎて
隠すものが何も見当たらない。

具材は、
もや氏&たま醐 (もやし&たまご)

いざ出陣。

白出汁の雨が降る中
かたく同盟を結ぶ。

わかり合うまでに
時間は必要ない。

ぱっと、さっと。