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天球儀の夜に (童話)
ある原野、一軒の家に老人が住む。机の上に真っ白な天球儀を眺めては、かたわらで紙に何かを書いている。
「これはこう。あれはー」
ぼそぼそと、書いて読んでは独り言。
ぼそぼそと、繰り返す毎日だ。
ある日、誰かが持ってきたサクランボの木
の実から妖精が生れた。小人の少女の姿で。
まだ誰も気づいていない。
その数日後の夜、おかしな事が起きる。
「ワォーン!」
家のどこからか犬の遠吠えがする。
ある原野、一軒の家に老人が住む。机の上に真っ白な天球儀を眺めては、かたわらで紙に何かを書いている。
「これはこう。あれはー」
ぼそぼそと、書いて読んでは独り言。
ぼそぼそと、繰り返す毎日だ。
ある日、誰かが持ってきたサクランボの木
の実から妖精が生れた。小人の少女の姿で。
まだ誰も気づいていない。
その数日後の夜、おかしな事が起きる。
「ワォーン!」
家のどこからか犬の遠吠えがする。