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#ミステリ
【読書感想#22】歩道橋シネマ/恩田陸(2019)【ネタバレなし】
【概要】作品名:歩道橋シネマ
著者:恩田陸
発行所:新潮社
発行年:2019年
頁数:400頁
ジャンル:ミステリ、ホラー、SF、ファンタジー、短編
【あらすじ】とあるたてこもり事件の不可解な証言を集めるうちに、戦慄の真相に辿り着いて…(「ありふれた事件」)。幼なじみのバレエダンサーとの再会を通じて才能がもたらす美と神秘と酷薄さに触れる「春の祭典」。密かに都市伝説となった歩道橋を訪れた「私」が記
【読書感想#21】花束は毒/織守きょうや(2021)【ネタバレなし】
【概要】作品名:花束は毒
著者:織守きょうや
発行所:文藝春秋
発行年:2021年
頁数:293頁数
ジャンル:ミステリ、恋愛
【あらすじ】「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。
彼には、脅迫者を追及できない理由があった。
そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。
探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。
彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。
【読書感想#20】数あるミステリーランキングを総ナメにした傑作短編集。(ネタバレなし)
【概要】作品名:満願
著者:米澤穂信
発行所:新潮社
発行年:2017年
頁数:422頁
ジャンル:ミステリ、短編集
【あらすじ】「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「
【読書感想#19】まさに「割れ物注意」。(ネタバレなし)
【概要】作品名:ルビンの壺が割れた
著者:宿野かほる
発行所:新潮社
発行年:2020年
頁数:160頁
ジャンル:ミステリ、恋愛
【あらすじ】「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラス
【読書感想#18】文句なしの傑作です…。全世界で1000万部突破した「ある少女」の物語。(ネタバレなし)
【概要】作品名:ザリガニの鳴くところ
著者:ディーリア・オーエンズ
翻訳:友廣純
発行所:早川書房
発行年:2020年
頁数:512頁
ジャンル:ミステリ、自然主義文学
【あらすじ】ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。
6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱
【読書感想#17】あなたはこの謎が解けますか? 新時代の本格SFミステリ。(ネタバレなし)
【概要】作品名:ジェリーフィッシュは凍らない
著者:市川憂人
発行所:東京創元社
発行年:2016年
頁数:382頁
ジャンル:ミステリ、SF
【あらすじ】特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死
【読書感想#16】本屋大賞ノミネート!「新ミステリの女王」が描く傑作怪談ミステリ(ネタバレなし)
【概要】作品名:火のないところに煙は
著者:芦沢央
発行所:新潮社
発行年:2018年
頁数:221頁
ジャンル:ホラー、ミステリ
【あらすじ】「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、
【読書感想#14】ルールなんて越えられる。伊坂ワールド全開の傑作小説。(ネタバレなし)
【概要】作品名:重力ピエロ
著者:伊坂幸太郎
発行所:新潮社
発行年:2006年
頁数:485頁
ジャンル:ミステリ、家族
【あらすじ】兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解き
【読書感想#12】感涙必至。不思議な一脚の椅子が意味することとは・・・(ネタバレなし)
【概要】作品名:ノースライト
著者:横山秀夫
発行所:新潮社
発行年:2019年
ジャンル:ミステリ、家族
頁数:543頁
【あらすじ】一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの