ザリガニの鳴くところ

【book log】ザリガニの鳴くところ

『ザリガニの鳴くところ』
70歳の作家、ディーリア・オーエンズ氏の小説家デビュー作。

物語は1950年代。
事情がある人しか住み着かないアリカ南部の未開の湿地で孤独に生きる少女の人生の物語。動物行動学の研究者である作者は、大自然との対話の中で丁寧に見出してきた彼女の専門性と哲学から、いまこの世界に伝えたいことを、語らせているようにも読める。

弁護士が陪審員に呼びかける最後のスピーチは、そのうち

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「ザリガニの鳴くところ」と翻訳本の良さ

ザリガニの鳴くところとはいったいどんな所なのだろうか?そんな好奇心で手に取った作品は、僕に圧倒的な自然と濃密な海、無数の命とザリガニの鳴くところとは一体どんなところなのかを見せてくれた。

2021年本屋大賞翻訳部門第一位の「ザリガニの鳴くところ」。作者ディーリア・オーウェンズの処女作でありアメリカでベストセラーになった作品だ。元々は動物学者であるという。

本作のジャンルはミステリーに分類される

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ありがとうございますっ
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【おうち時間を楽しむ1冊】ザリガニの鳴くところ

また読み返したくなる、心に残るおすすめの一冊と出会いました。
(ネタバレはしてないのでご安心を)

ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ)です。

いろんな感情を揺さぶられる1冊。

主人公のカイアが、思いを乗せて紡ぎ出す言葉たちが、本当に真っ直ぐで美しく、
いつも側で見守るテイトの誠実さ、人間臭さも美しいのです。
(「美しい」って普通に言うのは恥ずかしいのですが😂それしか言葉が見つから

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ありがとうございます(*^ ^*)
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おすすめAudible英語本:Where the Crawdads Sing(ザリガニの鳴くところ)

英語学習にはAmazon Audible。Lilyはオーディブルで、日々英語シャワーを浴びてます。読書好きには一石二鳥。

今回は、大ベストセラー「ザリガニの鳴くところ」をご紹介します。2019年に最も売れた本だそうです。映画化もされるそうで、とても楽しみです。

両親や兄姉から取り残され、アメリカ南部の湿地帯でたった一人で生きる少女カイアの物語。Marsh Girl(湿地の子)と呼ばれ、孤独なが

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Can I air-hug you?
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小説の中身だけでなく発表会でも泣けた本屋大賞2021|孤独ゆえの繋がる喜び

※この記事にはネタバレはございません。安心してお読みください。
(Amazonの紹介文に書かれている程度の内容説明はあります)

☆今さら聞けない「本屋大賞」とは?

昨日14日、本屋大賞2021が発表されました。本屋大賞は書店員の投票により決定するのが特徴で、2004年に『博士の愛した数式』(小川洋子さん著、新潮社)が記念すべき第1回本屋大賞を受賞して以来、今回で18回めを迎えます。

過去一年

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これからも頑張ります!💕
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Where the Crawdads Sing(ザリガニの鳴くところ)感想(ネタバレなし)

🌸最近読んで感動した本を紹介します。
"Where the Crawdads Sing" Delia Owens
https://amzn.to/3c5I0QX

2019年にアメリカで500万部売れたベストセラー小説。
著者が70歳の女性動物学者で、小説としては本書がデビュー作というのも話題です。日本語にも訳されています。

『ザリガニの鳴くところ』
https://amzn.to/2PhP5

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感謝です💞
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『ザリガニの鳴くところ』を読んだ話

ディーリア・オーエンズの『ザリガニの鳴くところ』を読んだ。幼少から一人で湿地の小屋に暮らす少女の物語だ。

私が読んだ小説の中で、これほどに胸が痛くなる作品はなかったように思う。この小説には別れの場面が多く使われている。新たに人と出会っても、そこに知らず知らずのうちに別れを見出してしまう主人公がいる。その姿を客観的に見ることで読者に主人公の孤独が伝染する。

孤独といえど、主人公は一人ではなかった

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「言葉で語るよりも、読者ひとりひとりが体験をするような作品」──キノベス!2021 第2位受賞『ザリガニの鳴くところ』訳者の友廣純さんの受賞スピーチ

 過酷な境遇を生き抜く少女の成長と村で起こる不審死事件を豊かな自然描写で包み込んだ傑作、ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』。全世界でなんと1000万部を突破した本作は、国内でも、

このミステリーがすごい! 2021年版 第2位 
2020年週刊文春ミステリーベスト10 第2位
読書メーター OF THE YEAR 2020 第2位
ミステリが読みたい! 2021年版 第3位
第4回未

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ありがとうございます!今日のおすすめは『なめらかな世界と、その敵』です
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読み終えた直後の感覚と、数日経ってからの感想が異なる本。読み返すたびに気持ちが揺さぶられる。『ザリガニの鳴くところ』。ネタバレあります。

「えええっ!? I didn’t see that coming!」。この本を読み終えた時、最初に漏らした言葉。予想だにしなかった結末に思わず声が出た。

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これは楽しみ!!リース・ウェザースプーンのプロダクションカンパニーで、映画化が決定しています。『ノーマル・ピープル』のマリアン役で素晴らしい演技をし

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ありがとうございます。ロンドンは寒いです!
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男とか女とか

「あいうえおnote」の「お」は「男とか女とか」。

     ・・・・・

東京オリンピック関連の、最近のどたばたで、
女性が、云々、女性を、云々、
女性+てにおは、な発言と文章が飛び交っている。

女性を「長」にするとか、
組織の構成員の何パーセントを女性にするとか、
そういうことって、実は大した解決にならないと思う、私は。

      ・・・・・・

数日前、話題作の「ザリガニの鳴くところ

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ありがとうございます🤍
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