某大学教授の研究室

私たちのゼミ担当、関昭典教授による活動記録。 「関昭典先生とは一体何者っ?!」関先生の…

某大学教授の研究室

私たちのゼミ担当、関昭典教授による活動記録。 「関昭典先生とは一体何者っ?!」関先生のことを1mmでも知った人は皆疑問を抱きます。理由は先生がこれまでご自身のことをほとんど語らなかったから。謎めいたベールをご自身で取り払っていただきます!尻を叩いて書き続けていただきます。

記事一覧

【連載】コロナ禍備忘録#5 過去の振り返り(2012年バンコク)

コロナ2年目の夏が間もなく終わろうとしている。一週間前、いつものように学生達とZoomミーティングを始めた時のこと、ある学生が言った。 「先生、今年は気候が変ですね…

【連載】コロナ禍備忘録#4 2020年度のオンライン活動

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。 2020年度。コロナ感…

【連載】コロナ禍備忘録#1

※以前に投稿したものを誤って削除してしまったので再度の掲載となります。 「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的としま…

【連載】コロナ禍備忘録 #3

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。 (写真は学会はイン…

【連載】コロナ禍備忘録#2

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。 前回の記事はこちら…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#10:学校とはどうあるべきか

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#9:学校が生き残る可能性

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#8:世の中は教師という仕事をナメている

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#7: 本質を捉えられない未熟な教員たち

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#6:教育は生産性至上主義の病に冒された!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#5:教育者よ、もがき苦しめ!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#4:留学ビジネスによって喰われる学生

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#3:その場しのぎの国際化という罪

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#2:テクノロジーを飼いならせ!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

【連載】“クソったれ”な日本の教育#1:あなたの授業はゴミです。

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを…

「作文が大嫌いになったきっかけ」

遥か昔、小学〇年生の頃の思い出。  その先生は、国語の授業の一年の締めくくりとして「自由小説」という課題を課した。設定課題の詳細は覚えていないが、好きなテーマに…

【連載】コロナ禍備忘録#5 過去の振り返り(2012年バンコク)

【連載】コロナ禍備忘録#5 過去の振り返り(2012年バンコク)

コロナ2年目の夏が間もなく終わろうとしている。一週間前、いつものように学生達とZoomミーティングを始めた時のこと、ある学生が言った。

「先生、今年は気候が変ですね。夏と秋の境目がわかりません。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は異常気象です。」

Zoom上にいる他の5名の学生が一斉に頷く。しかし・・・。

彼女はほんの挨拶代わりに気軽に言ったのだろうが、私はふと考えた。

「今年は異常気象

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【連載】コロナ禍備忘録#4 2020年度のオンライン活動

【連載】コロナ禍備忘録#4 2020年度のオンライン活動

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。

2020年度。コロナ感染症拡大に伴い、授業も会議も突然完全オンライン化。コロナ禍で突きつけられた未曽有の事態に全国の高等教育機関が大混乱に陥った
・・・この件、個人ブログで触れていい部分とそうでない部分の境目がよくわからないので、あくまで私自身のことのみに

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【連載】コロナ禍備忘録#1

【連載】コロナ禍備忘録#1

※以前に投稿したものを誤って削除してしまったので再度の掲載となります。

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。

 

2020年の1月~2月にかけてアジア各国を周遊した大型客船、ダイヤモンド・プリンセス号においてコロナの集団感染が発生した。2月3日に横浜港に接岸するも、感染者を含む乗客を下船さ

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【連載】コロナ禍備忘録 #3

【連載】コロナ禍備忘録 #3

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。

(写真は学会はインドネシアで開催された学会発表中の私)

前回の記事はこちら。https://note.com/ikes822/n/n0e5e3bffa0d4

ダイヤモンド・プリンセス号のでの新型コロナ集団感染発生からWHOのパンデミック(世界的な大流行

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【連載】コロナ禍備忘録#2

【連載】コロナ禍備忘録#2

「【連載】コロナ禍備忘録」は、単に私がコロナ禍に経験したことを書き留めることを目的とします。とりわけ何かを社会に訴えたいわけではありません。

前回の記事はこちら。https://note.com/ikes822/n/n91ddae3082e1

(写真は2020年3月12日にインドネシア入国時、検温後に手渡された「コロナ陰性証明書」。しかし、どう見ても「コロナ陽性証明書」にしか見えない。当時の混

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#10:学校とはどうあるべきか

【連載】“クソったれ”な日本の教育#10:学校とはどうあるべきか

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/nbcf782379c0c

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学校というのは、児童・生徒・学生のためにある、ということを否定する人は世界中を見渡し

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#9:学校が生き残る可能性

【連載】“クソったれ”な日本の教育#9:学校が生き残る可能性

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n2186670a5358

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オーストリア出身の哲学者/歴史学者、イヴァン・イリッチをご存知だろうか。1926年ウ

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#8:世の中は教師という仕事をナメている

【連載】“クソったれ”な日本の教育#8:世の中は教師という仕事をナメている

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n3eb3cf9115c3

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数年前に、幼馴染が交通事故で亡くなった。私から訃報を伝え聞いた私の母は電話口で冷静に

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#7: 本質を捉えられない未熟な教員たち

【連載】“クソったれ”な日本の教育#7: 本質を捉えられない未熟な教員たち

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n0e0b8f6e6b96

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5月末、山田基靖摺河学園長をお招きし、『グローバル&グローカル社会に求められる課題解

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#6:教育は生産性至上主義の病に冒された!

【連載】“クソったれ”な日本の教育#6:教育は生産性至上主義の病に冒された!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/ne7f5e7cf1ba2

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学生から「何をすれば良いですか?」とよく聞かれる。そこで私は「自分で考えなさい」と言

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#5:教育者よ、もがき苦しめ!

【連載】“クソったれ”な日本の教育#5:教育者よ、もがき苦しめ!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n804b58c145f4

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日々、学生と関わる中で、私には大きなフラストレーションがある。なかなか言いたいことが

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#4:留学ビジネスによって喰われる学生

【連載】“クソったれ”な日本の教育#4:留学ビジネスによって喰われる学生

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n5fc20f38e20e

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子を留学に送り出す親は、我が子が帰ってきたときにはどれほど立派な人になっているだろう

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#3:その場しのぎの国際化という罪

【連載】“クソったれ”な日本の教育#3:その場しのぎの国際化という罪

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n67dd22504e94

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日本教育の変遷は、「失敗」の歴史である。
そしてそのツケはいつの時代も教育の受け手、

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#2:テクノロジーを飼いならせ!

【連載】“クソったれ”な日本の教育#2:テクノロジーを飼いならせ!

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

前回の記事はこちら。
https://note.com/ikes822/n/n07967a262ddc

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先週末、すごいことがあった。

アジア四カ国合同のオンライン国際交流プログラムが大成

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【連載】“クソったれ”な日本の教育#1:あなたの授業はゴミです。

【連載】“クソったれ”な日本の教育#1:あなたの授業はゴミです。

「【連載】“クソったれ”な日本の教育」は、教育者である私が日本の学校教育に物申すコラムシリーズです。教育者から見える日本の学校教育が、どれほど“クソったれ”かを、怒りと皮肉たっぷりでお送りします。

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息子が教科書を捨てた。大量に。

今年で19歳になった彼は浪人を経て、つい先日受験生としての生活を終えたばかりだった。彼の使った教科書やノートにはびっしりと——教育・研究者である私でさえ驚く

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「作文が大嫌いになったきっかけ」

「作文が大嫌いになったきっかけ」

遥か昔、小学〇年生の頃の思い出。

 その先生は、国語の授業の一年の締めくくりとして「自由小説」という課題を課した。設定課題の詳細は覚えていないが、好きなテーマについて制限字数内で自由な発想で書くというもの。
 当時の僕は、作文や読書の類には全く無関心。教育熱心な両親、そして読書好きの兄の影響で本は身近にあったが、僕には別世界であった。
 しかし、いざ小説を執筆し始めると心が次第に踊り始めた。幸い

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