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論語の「学びて思わざれば」は私のことだった

こんにちは。ぐうぽんです。
2学期が終わりに差しかかり、現場は多忙を極めているところです。
そんな中、私自身の悩みを話して解決?した話から論語の本質を知った話をしたいと思います。

未だに覚えている論語

先日5年生は論語と春暁を学習しました。
私自身高校時代3年間論語の授業を受けたので、この機会に「そういえば・・」と当時覚えさせられた(苦笑)論語を調べてみました。

覚えていたのは「不惑」と温故知新と学びてなんやら。

不惑については別ブログで書いたので省略します。

温故知新は意味を知っているのでこれも省略。
学びて~は忘れかけていたのでネットで調べてみました。


子曰く
「学びて思わざればすなわちくらし。思いて学ばざればすなわちあやうし」と。

これが正しい内容でした。
あー、そうだそうだと一人納得し、その意味も調べてみると

「学ぶだけで考えなければ本当の理解にならない。逆に考えてばかりで知識を得ようとしないと自分は正しいと思いこんでしまう。」

当時はなんだかよくわからないと思っていましたが、今になるととっても意味が深い!
まさに「学びの概念」だと思いました。
そんな経験も踏まえて熱く語ったのですが、やはり5年生たちは当時の私よろしくキョトンとしていました(苦笑)

さて、授業終了後というかこの数ヶ月、私は授業での子どもの行動に手を焼いて、来年度は講師を辞めようと考えていました。
鬱々とした気持ちを抱えながら職員室で評価作業をしていると、6年生の先生(仮にM先生とします)が事務支援の先生と雑談していました。

聞くと「これまで担任をしていて自分と合わない子はいなかった」とのこと。
えっ!!と思わず作業を止めて、先生に「実は・・」と今抱えている苦しみを相談しました。
するととても的確で、私の理想とする授業の進め方を教えてくださったのです。

M先生がおっしゃった指導方法は、「叱らなくてもいい環境づくり」と「自分ルール」です。

叱ることが苦手・・と伝えたら「そうしないように仕向ける」
具体例としては、いわゆるCやD相当の子どもを中心に指導するもので、AやBの子たちには学習課題を多く用意しておき、どんどんやってもらう。その間にCとDの子へ徹底指導する。

立ち歩く子が多い・・と伝えたら「ルールを徹底させる」
担任の授業スタイルがあるように、自分の授業スタイルを伝える。
事細かくルールを伝える。
授業中は基本立ち歩かない。何かあれば手を挙げる。
必ず回ることを伝えて安心感を与える・・など

これらを聞いていると、過去に支援員としてパソコンの授業説明をしていたときにやっていたやり方と似ていることに気づき、内心驚きました。

確かにパソコンのときは始めに進め方や使い方のルールをしっかり伝えていたからか課題に取り組んでいたし、悩ませるような行動をする子もいなかった(担任の先生がいるからかもしれませんが)

そうか・・あのときやっていたことを教科でもやればいいんだ・・

この気付きはとても大きかったです。

グレーな眼の前が一気に開けた気がしました。
そして「これが克服できれば、もう少し教員やってもいいかも・・」と後ろ向きから前向きにすら変わってきました。

頭でっかちになっていない?自分

その話を相方に話すと、一言。

おまえ、頭でっかちなところあるからな

確かに私は過去の人間関係のトラブルから、世間話程度はできるもののあまり内面的や深い話はできません。
ましてや現場では授業が終われば退勤なので、雑談なんてほとんどしていないです。
自分が生徒指導について悩みを抱えていても相談できる先生もいないので、必然的に本で調べてやってみるしかないのです。

今回はノウハウを実践してみても効果がなく、本当に八方塞がりでどうしようもなくなっていたのです。
授業が迫るたびに心が憂鬱になり、担任の先生からも「もっと厳しく指導を」と言われてしまい、ますますできないことを迫られ、追い詰められていました。

普段からとても明るく、「また失敗しちゃったわー」とニコニコしているM先生。
長く教員をされているだけあって、相談して本当に心が救われました。
さらに逆に私を「いつも教材研究に熱心で素晴らしいですよ。それに私パソコンできないし・笑」とお褒めの言葉までいただき、一人苦しんでいた私は胸が熱くなりました。

人に頼れないから、つい本とかに頼ってしまいますがそれも良し悪しなんだなと思いましたし、やっぱり本当に苦しい、辛いと思ったらとにかく恥を捨ててでも周りの人に相談すべきなんだなと実感しました。

あ、相談する前の私、まさに頭でっかち。

「思いて学ばざればすなわちあやうし」でした(苦笑)

時間講師の先生、頑張りましょう!

時間講師という立場について、M先生はこうおっしゃっていました。

「一つ一つの授業勝負だからすごく大変なこと。それに時数も少ないから子どもたちとの関係も作りにくい。
でも時間講師の先生がいるから私たち担任は助かっている。」

正規職員でないため在勤時間も短い。子どもだけでなく職員との関係づくりも構築しにくいのが時間講師の苦しさです。
ベテランの先生なら解決策はあるでしょうが、私は現場に出て3年弱。
誰一人頼れず苦しむ毎日でしたので、このほんの数十分、そして帰り際に勇気づけてくれた一言で、「ああ、私、期待されていないと思っていたけど見ている先生はいらっしゃるんだ」と少しやる気が戻ってきました。

時間講師は正直言って担任の先生ほど報われません。
存在すらも忘れられることもあります。
でも授業への真摯な取り組み、子どもたちへのフォローなどは正規職員と同じです。
だから環境によっては差別する人もいるかもしれませんが、勤務校の一員として頑張っているんだ!と誇りを持ってもいいのかもしれません。

時間講師の先生、一緒に頑張りましょう!

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