見出し画像

家庭科から広げたい「学びを生活につなげる行動」

こんにちは。ぐうぽんです。
今回は長く疑問に思っている「学びを生活につなげる」ことについて書きます。

家庭科の目標「生活をよりよくする」

現在の小学校家庭科学習指導要領での目標は「生活をよりよくする」です。

実習や座学を通じて、子どもたちは授業を通して様々な経験をしています。
ただ、経験したことを使って生活をよりよくできているか、と言うとそれはごくわずか。
いや、学んだことと同じことを家庭で実践するまでで止まっていて、改善につながっていないように感じます。

まあそれでもやらないよりはマシですが、自分としてはもう一歩、二歩奥に踏み込んでほしいところです。

具体的な例を示す必要性

指導して思ったのですが、子どもたちの経験は各家庭に依存します。

そのため、経験が多い子はいわゆる「引き出し」が豊富なので、どの場面でどんな手段を使おうか選択できます。

しかし、経験が少ない子は「引き出し」が少ないのでそもそも選ぶことすらもできなかったりします。

なので、「引き出しを増やす」しかありません。

今考えていることは、具体的な活用例を示すこと。
それらをもとに、実践し、体験し、経験を増やすことだと思います。

こんなことができるよ、こんな応用例があるよ・・
そう示すだけでも、子どもたちの意欲や興味関心を高められると思います。

とにかく経験豊富な子に近づける。
つまり、学力下位層に知識技能を上乗せし、上位層に近づけさせるのです。

できることが増えれば、既存知識も増えます。
知識が増えれば、応用力がつきます。
応用力がつけば、発展的な活用もできるようになり、結果的に、生きる力が身につきます。

成果と課題を習慣的に

ただ、子どもたちの現状を見てみると、実践して「よかったねー」「楽しかったねー」で終わっていて、次に繋がっていない。
(これは家庭科に限りませんが)

一過性にせず、「ここは良かったけど、この部分は失敗した。だから次はこうしたい」という流れを作りたい。

いわゆる「成果と課題」「PDCA」ですね。

①現状を確認し、問題を見つける
②解決策と実施計画を立て、実行する
③うまく行った点とできなかった点を出す
④実生活につなげ、日々の生活をよりよくする

これこそ家庭科を通して目指すべき子どもの姿です。


R80を使って論理的に短くまとめられると、思考判断表現力の向上にもつながります。


家庭と学校の乖離を減らしたい

通信制大学で履修していて一番感じていたのは「家庭と学校の乖離」です。

せっかく学校で学んでも、家庭で活かせなければ定着しません。
国語や算数といった記憶系と違い、家庭科は即活用できる内容が豊富です。
だからこそ家庭科だけでもいいので、家庭と学校の乖離をなくしたいと感じています。

最たるものは調理ですが、調理以外でも栄養バランスや献立といった理論系もありますし、裁縫や買い物もあります。

学んだことを実生活に取り入れ、できたこと、改善が必要なことに分けてまた取り組む。
そんなPDCAサイクルができる人になってほしいなと思います。



今年一年、記事をお読みいただきありがとうございました。まだまだ書きたい事はありますので、どうぞ気長にお待ちくださいませ。

それでは良いお年をお迎えください🎍


#note #ICT #教育のICT活用 #ICT活用 #学校教育 #国語 #小学校 #毎日投稿 #気づき #考え方 #学び #勉強 #Chromebook #GIGAスクール構想 #クラスルーム #Classroom #情報教育 #情報活用能力 #教師 #教員 #時間講師 #教員初心者 #ICT支援員 #ICTを使う #授業改善 #授業改革 #教育の情報化 #教職課程 #学校現場 #教科でICT #エッセイ #随筆 #日記 #IT #情報 #日常 #普段使い #一人一台 #タブレット #GoogleEdu #教員養成 #情報通信技術 #独り言 #学習 #心理学 #つぶやき #プログラミング #パソコン #コンピュータ #学校 #教育


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?