一葉

日本史や美術史が大好き。雇われのライター。観に行った美術館・博物館、寺社仏閣の感想、自…

一葉

日本史や美術史が大好き。雇われのライター。観に行った美術館・博物館、寺社仏閣の感想、自分の考えなどについてまったり書けたらなと思います。 ▶副業で書いた記事 https://watsunagi.jp/author/ichiyo/

記事一覧

生きづらさを抱える活字中毒者【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

日常生活を送るなかで「周囲の文字や文章が気になって仕方がない」。こういうことありませんか? 人によってタイプは様々ですが、世間ではこれを「活字中毒」と言います。…

一葉
17時間前
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東福寺展&北野天満宮の宝物殿にて髭切見学をレポート

JR東海の懐かしきキャッチコピー、「そうだ、京都行こう」は長く我々の心に刻まれている言葉です。春は桜を愛でるため京都へ🌸夏の盛りだって京都へ🍧そして秋になれば紅葉…

一葉
7か月前
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東京国立博物館の「国宝展」を観て ~作品解説&鑑賞ポイント~

2022年10月18日より開催された 「東京国立博物館」(以下、トーハク)の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 「国宝展」と通称される展示についての感想になります。 …

一葉
1年前
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日本の伝統文化「聞香」体験をしてみて

徳川美術館さんで開催された「聞香体験講座」に行って参りました。 場所は徳川美術館内にある大正時代に建てられた「餘芳軒」というお茶室で、文化財にも指定されています…

一葉
1年前
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ライターとは…船乗りのことである【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

「ライターって記事を書くとき、文章とか文字が湧いてきたり降ってきたりするものなの?」 と、質問されることが多々あります。 これはライターに限らず、小説家や研究者…

一葉
1年前
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WEBライターまでのあゆみ

ここでは一個人の超個人的な、WEBライターまでの道程が書かれているだけです。「月に○万円稼ごう!」とか「PV数を伸ばすぞ」ということを目指している方は方向性が少し違…

一葉
1年前
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て西洋絵画について考えてみた

大阪の国立国際美術館へ「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行って参りました。 こちらの巡回展は、イギリスのロンドンにあるロンドン・ナショナル・ギャラリー…

一葉
3年前
15

読書好き&文字書きを作る教育方法

読書好きだから文字書きになる、というのはあまりにも短絡的な思考のように思うかもしれません。 私も実にそう思います。関連性はないのですが、私の場合は大きく関わりの…

一葉
3年前
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歌川広重の絵が日本人の心に響く理由

歌川広重の目が見ていた世界は、現代の私達にも通じる世界だ、と私は感じたことがあります。 日本史を習った人たちの中で、歌川広重を知らない人はほとんどいないでしょう…

一葉
3年前
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歌人「石川啄木」と親友「金田一京助」との関係について

明治時代に活躍した歌人・石川啄木には、唯一無二の親友である金田一京助という人がいました。ここでは、石川啄木と金田一京助の関係についてご紹介したいと思います。 石…

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3年前
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この度、noteをはじめました🎵

改まって自分のことを書く場を作るのはとても久しぶりです。今までも無料のブログやWordpress、Twitterなどで文字を書いてはいました。 ただ、いつの間にかブログもWordpr…

一葉
3年前
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生きづらさを抱える活字中毒者【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

生きづらさを抱える活字中毒者【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

日常生活を送るなかで「周囲の文字や文章が気になって仕方がない」。こういうことありませんか?

人によってタイプは様々ですが、世間ではこれを「活字中毒」と言います。

ではそれは果たしてどんな状態を示すのか、著者の過去の出来事を通して紐解いていきましょう。

1.執着も過ぎれば病となる
活字中毒とは、文章や文字を読むことに執着する人々のこと。

とはいえ、活字中毒というとなんだか大袈裟ですね。まるで

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東福寺展&北野天満宮の宝物殿にて髭切見学をレポート

東福寺展&北野天満宮の宝物殿にて髭切見学をレポート

JR東海の懐かしきキャッチコピー、「そうだ、京都行こう」は長く我々の心に刻まれている言葉です。春は桜を愛でるため京都へ🌸夏の盛りだって京都へ🍧そして秋になれば紅葉を観に京都へ🍁もちろん底冷えの冬だって京都❄

つまり何を伝えたいのかと言いますと、秋になるとふらっと京都に行きたくなるのは最早、日本人の性なのです。そう思いませんか?

11月、最初の連休に京都へ行って来ました。今回は東福寺展のた

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東京国立博物館の「国宝展」を観て ~作品解説&鑑賞ポイント~

東京国立博物館の「国宝展」を観て ~作品解説&鑑賞ポイント~

2022年10月18日より開催された
「東京国立博物館」(以下、トーハク)の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

「国宝展」と通称される展示についての感想になります。

なんと言いましても今更感…そして後出し感が半端ないです。noteの存在を数年忘れていたためですが、思い出した今が書き時と感じ書かせていただくことにしました。

国宝展は、トーハク開館150周年を記念した事業となり所蔵している全

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日本の伝統文化「聞香」体験をしてみて

日本の伝統文化「聞香」体験をしてみて

徳川美術館さんで開催された「聞香体験講座」に行って参りました。

場所は徳川美術館内にある大正時代に建てられた「餘芳軒」というお茶室で、文化財にも指定されています。

はて、聞香(もんこう)とはなんぞや?

聞き慣れない言葉ですが、「聞香」とは香りのする木「香木」を焚いて、その香りの違いを古典の和歌や故事、そこから想像できる情景を考えたりする芸道のこと。

また香道では、香りを「嗅ぐ」とは言わ

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ライターとは…船乗りのことである【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

ライターとは…船乗りのことである【創作大賞2024 エッセイ部門2024】

「ライターって記事を書くとき、文章とか文字が湧いてきたり降ってきたりするものなの?」

と、質問されることが多々あります。

これはライターに限らず、小説家や研究者、物書きを職業とする人全般に寄せられる疑問かもしれません。もしかすると限られた天才のみ、こうした能力を持つ人もいるのかな?という感じです。

しかし残念ながら私はごくごく平凡な能力値しか持たないため、この質問にははっきり「NO」とお答え

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WEBライターまでのあゆみ

WEBライターまでのあゆみ

ここでは一個人の超個人的な、WEBライターまでの道程が書かれているだけです。「月に○万円稼ごう!」とか「PV数を伸ばすぞ」ということを目指している方は方向性が少し違うかもしれません。

ましてや、

WEBライターのなり方

WEBライターの仕事内容

売上方法

SEOとは

ライティング方法

税金対策

などは記載しておりません。
あくまで書き手となる私の体験談があるだけです。

1.自治体

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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て西洋絵画について考えてみた

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て西洋絵画について考えてみた

大阪の国立国際美術館へ「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行って参りました。

こちらの巡回展は、イギリスのロンドンにあるロンドン・ナショナル・ギャラリーという美術館に展示されている作品です。同美術館には、2300万点にも及ぶ西洋絵画が集められており、ゴッホやフェルメール、レンブラント、モネ、ルノワールなどの誰もが知る画家達の絵を一挙に見ることができます。

本来、国外への貸し出しはほとん

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読書好き&文字書きを作る教育方法

読書好き&文字書きを作る教育方法

読書好きだから文字書きになる、というのはあまりにも短絡的な思考のように思うかもしれません。

私も実にそう思います。関連性はないのですが、私の場合は大きく関わりのある出来事でした。

ここでは私の幼少期の本や文字との関わり方と、両親の教育方法についてをご紹介します。

1.最初の読書私が私だと記憶できている頃、つまり物心ついたときにはすでに読書をしていました。

およそ幼稚園の年少くらいの記憶にな

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歌川広重の絵が日本人の心に響く理由

歌川広重の絵が日本人の心に響く理由

歌川広重の目が見ていた世界は、現代の私達にも通じる世界だ、と私は感じたことがあります。

日本史を習った人たちの中で、歌川広重を知らない人はほとんどいないでしょう。それくらい浮世絵師では超がつくほどの有名人。

歌川広重は、江戸時代後期頃の浮世絵師で、各地の風景を気品と詩情溢れる眼差しで表現した人です。「東海道五十三次」や「江戸名所百景」などの作品が有名。

1.私と広重の出会い最初の出会いは、歌

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歌人「石川啄木」と親友「金田一京助」との関係について

歌人「石川啄木」と親友「金田一京助」との関係について

明治時代に活躍した歌人・石川啄木には、唯一無二の親友である金田一京助という人がいました。ここでは、石川啄木と金田一京助の関係についてご紹介したいと思います。

石川啄木とは石川啄木は岩手県出身の明治時代に活躍した歌人で、26歳のときに肺結核で亡くなっています。

作品数は「あこがれ」、「一握の砂」
、「悲しき玩具」の3冊。
あとは雑誌に掲載した小説など。

幼い頃から神童ともてはやされて育った彼は

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この度、noteをはじめました🎵

この度、noteをはじめました🎵

改まって自分のことを書く場を作るのはとても久しぶりです。今までも無料のブログやWordpress、Twitterなどで文字を書いてはいました。

ただ、いつの間にかブログもWordpressも書かなくなっているもんですよね(笑)Twitterで語ることもありますが、如何せん140文字の制限がある中で長々と書くことは難しいものです。

そんなわけで新たに自分の好きなこと、気になることを語る場としてn

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