香木

『香木三昧』特設note開設趣旨

自分なりに学んできたことや体験してきたことを書き遺し形として留めておくと共に、なるべく多くの方々とも共有できればと思い立って、『香木三昧』を書き上げました。
 当初は、これまで様々な機会に書いてきたものを整理して一冊の本にまとめることを想定していましたが、まず本文から書き始めたところ、止まらなくなってしまいました。
 新たに書いた文章と昔のものとを読み比べてみますと、ごく一部を除いて主旨に相違が無

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連続ドラマ企画 「香木屋おりん」

江戸がほのかに香り立つ新感覚時代劇

江戸香の名店と謳われる香木屋「芳楽堂」の一人娘・おりん。
だが、ある夜、無残にも幸せを奪われる。賊が店に侵入し、仙三郎は殺され、売り物の香木を根こそぎ略奪されてしまう。
打ちひしがれる中で、店を継ぎ、芳楽堂の再興を目指すおりんだが、商売は厳しく、若い娘に対して世間の風も冷たい。
それでも、鋭い嗅覚と父から学んだ香作りの技、持ち前の瑞々しい感性と卓越したセンスで

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嬉しいです!
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香木と妻

2016年に10年以上お付き合いを続けてきた中学校の同級生と結婚した。中学の頃から「私は看護士になる」と宣言してきた妻は、その夢を叶え、現在もその仕事を続けている。誇り高く仕事をし、家事もそつなくこなす妻には本当に頭が上がらないのだが、一つだけ大きな不満があった。

それは、私の大好きな「香木」を「そこら辺に落ちているような木じゃん」と一蹴すること。これに関しては私も黙っていられないと、言い争いを

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祖父母の香りと“去来”

私は自他ともに認めるおじいちゃん・おばあちゃん子である。大好きだったふたりは、もうこの世にはいない。しかし、今でも私の心の大きな支えである。だから、どんなに仕事が忙しくても、1カ月に必ず1回は墓参りに行く。

祖父母の墓石には、祖父の字で「去来」という文字が書かれている。祖父母とはあれほどたくさん話をしてきたのに、なぜ「去来」なのか知らずじまい。祖父の血を色濃く継いだと親戚中に言われるが、やはりそ

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パロサント。
すごく好きな香りで、ホワイトセージと共にスッキリしたいな〜という時に使います。
パロサントは置いておくだけでもふわっと香るのでインテリアにもおすすめ。
浄化やプロテクションみたいな意味合いでしょうか、軸のベースを強化するイメージ。

五感の中で唯一脳に直接、ダイレクトに働きかけるのが嗅覚なんですよね。本能的というか。なのでアロマセラピーは気持ちを切り替えたいな、というときにすごく効

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ピンセット香道

入澤香木研究所
「敷居が高い」と思われがちの香木・香道ですが、私は単純に香木の香りに魅了され過ぎて、その敷居を感じる間もなく不躾に接してしまったと今さらながら猛省しています。しかし、香木・香道を通じて私と関わっていただいた方々は、皆様素晴らしい人間力をお持ちでした。この連載は若輩者である私にご指導・ご鞭撻下さった諸先輩方、そしてこれから香木に触れることになる方に向けて、これまでの感謝とともに、香木

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「路面」~ 闘場(アレーナ)の香気 ~(2)

余白の匂い
香りを「聞く」と言い慣わす世界に迷い込んで十余年。日々漂う匂いの体験と思いの切れ端を綴る「はなで聞くはなし」 

前回の記事:「水際」 ~ 塩素と陽射しとちょっとハナミズ ~(一)

昔雑誌で見かけたフレグランスの紹介が妙に印象に残った。
焼けたゴムの匂い、火打石の匂い、なめし革の匂い…

狭かった私の嗅覚の地平線をザクりと切り拓く新鮮な語彙達。
”…男たちの心に潜む闘争心に火をつける

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「水際」 ~ 塩素と太陽とちょっとハナミズ ~ (1)

余白の匂い
香りを「聞く」と言い慣わす世界に迷い込んで十余年。日々漂う匂いの体験と思いの切れ端を綴る「はなで聞くはなし」

土曜の朝のクリニックはすっきりと空いていて、窓の下の見慣れたアーケードも整然と開店の時間を待っている。待合室の棚から手に取ったコミックでは、高校生の帰宅部コンビが川沿いの階段に腰かけてとりとめのない会話で時間を潰している。やんちゃそうな方のモーレツな関西弁がページから溢れ出す

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香木への招待

入澤香木研究所
「敷居が高い」と思われがちの香木・香道ですが、私は単純に香木の香りに魅了され過ぎて、その敷居を感じる間もなく不躾に接してしまったと今さらながら猛省しています。しかし、香木・香道を通じて私と関わっていただいた方々は、皆様素晴らしい人間力をお持ちでした。この連載は若輩者である私にご指導・ご鞭撻下さった諸先輩方、そしてこれから香木に触れることになる方に向けて、これまでの感謝とともに、香木

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趣味のお香

茶道がきっかけで広がる興味と趣味。その1つにお香がある。

茶道の先生は、香道も時々教えて下さることがあった。何度かそのお稽古を拝見したことがあり、繊細なお道具と優雅な雰囲気が魅力的だった。

昨年、初心者向けのお香講座を目にし参加してみた。そこでは、洋の東西を問わず様々な香りを楽しませて頂いた。

その際に教えて頂いたのが、山田松香木店で販売している、「聞香揃え」。

基本のお道具と手順書、香木

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