「働きやすさ」と「働きがい」… このバランスは難しい。 「働きやすさ」をつくるには,規制を強める必要があり, 「働きがい」を高めるには,自由度を高める必要がある。…
“ブラック会議”・・・ *結論が出ない,何も決まらない,先送りばかり *出席者が多すぎる,時間が長い,一人一人の発言が長い *報告会のよう,資料説明が多い,空気…
保護者世代が考える社会人像と現在のそれとでは大きく変わってきている。具体的に何がどう変わっているのだろう。 ここ数年で学校教育が大きく変わってきていることは…
■パラダイムシフト 先生方の経験則でも既にご存知のことだと思うが,感動には大きなパラダイムシフトがつきものである。 例えば,「楽しみにしていた映画を見に行…
■ 「自尊感情」と「自己有用感」 「自尊感情」は,自己に対して肯定的な評価を抱いている状態を指すself-esteemの日本語訳である。自分に自信が持てず,人間関係に不安…
◆コーチング 私は元々、数学科の教員であるが、長年、中学のサッカー部の顧問や市の選抜チームの監督として、サッカーの指導に携わってきた。 サッカーの指導を通して…
◆失敗するリーダー 私は,一般的にリーダーとして失敗するパターンとして 2 つあると思っている。一 つは,自分に合わないスタイルになろうとして「虚像」と闘い自滅し…
■年度当初に共有する 組織としての「理念philosophy」「構想vision」「価値感value」 私は、年度が始まる初日である4月1日に、必ず、「学校経営方針」を提案している。…
重枝一郎 / 学校経営の進化を考える Ichiro Shigeeda
2024年3月17日 23:46
「働きやすさ」と「働きがい」… このバランスは難しい。「働きやすさ」をつくるには,規制を強める必要があり,「働きがい」を高めるには,自由度を高める必要がある。相反する性質だから難しい。働く人たちの実態に合わせて改善していかなくてはならない。■働きがい私たち教師の職業は,「働きがい」を維持しつつ,業務改善を図っていくべきである。 業務を一律に削減しても業務改善はうまくいかない。なぜ
2024年1月20日 22:04
“ブラック会議”・・・*結論が出ない,何も決まらない,先送りばかり*出席者が多すぎる,時間が長い,一人一人の発言が長い*報告会のよう,資料説明が多い,空気がどんより*否定的コメントや代案のない批判が多い*最後にどんでん返し,今までの議論は何だったのかと思ってしまう*意見対立で終わっていいと思っている いつの時代も学校現場では,課題に直面し、教師が多様な考えを語り合う中で「答え」を
2024年1月6日 13:29
保護者世代が考える社会人像と現在のそれとでは大きく変わってきている。具体的に何がどう変わっているのだろう。 ここ数年で学校教育が大きく変わってきていることは誰もが知るところである。大学は,私や保護者の世代では、自由を満喫できる時間と捉えていた人が多かったのも否めない。しかし、現在では、大学で学んで社会に貢献できる人間になることが求められている。就職活動でも,大学の名前よりも,大学で何を学び,何
2023年12月25日 02:34
■パラダイムシフト 先生方の経験則でも既にご存知のことだと思うが,感動には大きなパラダイムシフトがつきものである。 例えば,「楽しみにしていた映画を見に行って,実につまらない映画でガッカリした」という経験はないだろうか。おもしろいと思って楽しみに見に行ったら,おもしろくなかったときは,本当にガッカリである。逆に,「つまらないと思っていたら,おもしろかった」ときはどうだろう。たまたま時間つ
2023年12月18日 19:37
■ 「自尊感情」と「自己有用感」「自尊感情」は,自己に対して肯定的な評価を抱いている状態を指すself-esteemの日本語訳である。自分に自信が持てず,人間関係に不安を感じている生徒には、「自尊感情」を高めることが必要と言われる。 しかしながら,日本の社会では,「規範意識(きまりを進んで守ろうとする意識)」の重要性も大切にしなければならない。それらを併せて考えるならば、「自尊感情」よりも
2023年12月10日 21:13
◆コーチング 私は元々、数学科の教員であるが、長年、中学のサッカー部の顧問や市の選抜チームの監督として、サッカーの指導に携わってきた。 サッカーの指導を通して教育について学ばせてもらったことが経験資産になって いる。 それは,選手の「成功」というより「成長」できる学びの環境づくりにおいてで ある。最近では当たり前のように知られている「コーチング」についても,教育界でコーチングという言葉を耳
2023年12月4日 23:27
◆失敗するリーダー 私は,一般的にリーダーとして失敗するパターンとして 2 つあると思っている。一 つは,自分に合わないスタイルになろうとして「虚像」と闘い自滅してしまうこと。も う一つは「矛盾」と闘い自滅してしまうことである。 前者は,責任をとるという立場は当たり前なのだが,事案に対する感度のない指示や 指摘はよくないと考えている。求められれば,私の経験則に基づいた話はする。しかし, 先
2023年12月4日 19:57
■年度当初に共有する組織としての「理念philosophy」「構想vision」「価値感value」私は、年度が始まる初日である4月1日に、必ず、「学校経営方針」を提案している。初頭効果を得られるこの時期は、学校としての「方向感」を全職員で共有するには最適のタイミングである。 この「方向感」というのは、方向性という細い一本道ではなく、これから向かう世界観のようなものである。これまでのリ