ぐずもち

業界専門紙記者、補助金支援コンサルタントを経て、40歳過ぎでライターに転身しました。少…

ぐずもち

業界専門紙記者、補助金支援コンサルタントを経て、40歳過ぎでライターに転身しました。少ない情報でも、相手の意図を把握して言語化することが得意です。ブログ「元・業界紙記者のメモ帳」(水曜・土曜更新)と合わせて自由なテーマで好きなときに書ける場所として、noteもスタートさせました。

記事一覧

通勤中のストレスは、気遣いのなさが原因だと思う

通勤でストレスがたまる理由は、人が多いからだけではない。 まわりへの気遣いがない少数派の行動が原因ではないだろうか。 停車位置の目印を勘違いしたことに、到着直前…

ぐずもち
1か月前

くしゃみでおじさん化に気が付く

朝起きてから昼前まで、くしゃみが止まらない。今年5月あたりから、場所を問わず発生する。 いわゆる「モーニングアタック」だ。花粉、ホコリ、気温差、自律神経など、原…

ぐずもち
2か月前
1

覚えていなくても、読書は無駄ではない

過去10年間で読書にもっとも励んでいるのは、今かもしれない。 具体的な目標と目的があるわけでもなく、たんに「すきま時間を持て余して、スマートフォンをいじるくらいな…

ぐずもち
2か月前
8

クールビズ期間中の違和感

TPOに合わせて服装を選ぶ必要がある―。 社会人の教科書前半にそう書かれていることも、解釈の幅が広がって、ますます迷う事態になっている。 私の場合、クールビズ期間で…

ぐずもち
2か月前
4

忙しさの判断基準

忙しさの判断基準がいくつかある。睡眠、食事、運動、身なりだ。最高のパフォーマンスを発揮するために必要な要素が、少しずついい加減になる。 睡眠不足で感情のコントロ…

ぐずもち
2か月前

40歳を過ぎて、よく考えること

時間の経つスピードが早すぎる。 もう折り返し地点の7月ではないか。 ゴールデンウィークを楽しみにして、祝日がない6月にがっかりして、気付いたらわずかな夏休みが待ち…

ぐずもち
2か月前
1

時間と習慣の関係性

気が付いたら、オフィスの椅子に座っている。土日が過ぎ去るスピードは音速並みだ。もうずっと会社にいるような感覚に襲われる。今に始まったことではなく、社会人になって…

ぐずもち
2か月前
1

即レス病が治らない

即レス病に長年悩まされている。メッセージが来たら、気になって仕方がない。プライベートでもすぐに回答できないときは、「〇〇のため、本日22時以降の返信になります。申…

ぐずもち
2か月前

寝不足の習慣から抜け出したい

寝不足のときは、気持ちが揺さぶられやすい。修練が足りず、いつまで経っても癖が直らない。表面的には平静を装っているつもりでも、ちょっとしたことでネガティブな方向に…

ぐずもち
3か月前
4

「組織に所属する」という選択は重い

何気なくした選択によって、時間の浪費につながることがある。 組織に所属するなら、少し立ち止まった方がいい。目標に向かって皆で進むからには、計画と方向性に沿う必要…

ぐずもち
3か月前
3

モーニングルーティンが崩れるまで

「早起きするには、まず早寝から」 朝活を提唱する書籍するには、そう指南していることが多い。納得感しかない。睡眠時間が不足すれば、身体が一日中ついていかないからだ…

ぐずもち
3か月前
1

思い上がりおじさんについて

おじさんの思い上がりほど見苦しいものはない。社交辞令の褒め言葉を真に受けて、少しずつ裸の王様になっていく。人生のなかで、そういった方々と数多く会ってきた。 「や…

ぐずもち
3か月前
2

ノートに書き留めるっていいよね

考えるとき、できるだけノートに書き留めるようにしている。基本的には「単語」だ。書く場所も自由。左上からのときもあれば、中央に大きくドーンと書くこともある。 丁寧…

ぐずもち
3か月前
3

「数字」による満足感

判断基準は、数値で示せるぐらいシンプルな方が分かりやすい。キン肉マンの超人強度、ドラゴンボールの戦闘力のようなものだ。 フォロワー、いいね、業績、従業員数、株価…

ぐずもち
3か月前
1

「読書って意味あるの?」と思うときが時々ある

「覚えていないし、すぐに実践しないけど、意味あるのか?」 仕事関係の書籍を読みながら、こう思うときがある。 物事の理解という刺激は、確かにある。それも一時的なも…

ぐずもち
3か月前
5

エレベータで聞こえる「…っす」

エレベーターで開ボタンを押してくれる人に、はっきりとお礼を言うようにしている。 職場で当たり前のように言っている「ありがとうございます」も、知らない人に対して言…

ぐずもち
3か月前
1
通勤中のストレスは、気遣いのなさが原因だと思う

通勤中のストレスは、気遣いのなさが原因だと思う

通勤でストレスがたまる理由は、人が多いからだけではない。
まわりへの気遣いがない少数派の行動が原因ではないだろうか。

停車位置の目印を勘違いしたことに、到着直前で気付き、列に割り込む。
ひしめき合うシート席で、腕を思いっきり動して、スマートフォンをスワイプする。
出入口の中央部に固まって、奥まで詰めようとしない。

おそらく悪気はない。ごく自然なことだから癖になっている。
自分さえ良ければいいの

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くしゃみでおじさん化に気が付く

くしゃみでおじさん化に気が付く

朝起きてから昼前まで、くしゃみが止まらない。今年5月あたりから、場所を問わず発生する。

いわゆる「モーニングアタック」だ。花粉、ホコリ、気温差、自律神経など、原因に心当たりしかない。せめてできることは、栄養、休養、睡眠をしっかりと取ることぐらいだろう。

実に爽快

我ながら、くしゃみの大きさに驚く。意識しているつもりはないが、「はくしょい!!!」と言ってしまう。もう完全なおじさんだ。

外にい

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覚えていなくても、読書は無駄ではない

覚えていなくても、読書は無駄ではない

過去10年間で読書にもっとも励んでいるのは、今かもしれない。
具体的な目標と目的があるわけでもなく、たんに「すきま時間を持て余して、スマートフォンをいじるくらいなら…」という心境である。

通勤時間に歴史小説、早朝と日中にビジネス本を読む。思考、ライティング、マーケティングなど、仕事に関係するなかでも、興味のあるテーマを選ぶようにしている。

書籍代を惜しまない読み終わっても、劇的に変わるわけでは

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クールビズ期間中の違和感

クールビズ期間中の違和感

TPOに合わせて服装を選ぶ必要がある―。
社会人の教科書前半にそう書かれていることも、解釈の幅が広がって、ますます迷う事態になっている。

私の場合、クールビズ期間でもネクタイを装着し、ジャケットも持ち歩いてきた。少しでも印象を残すためだ。現在はこだわり続けてきたスタイルを脱ぎ捨て、ポロシャツに。靴もスニーカーに履き替えた。

まわりにスーツで業務している人がいないからだ。取引先もそう。「暑くない

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忙しさの判断基準

忙しさの判断基準

忙しさの判断基準がいくつかある。睡眠、食事、運動、身なりだ。最高のパフォーマンスを発揮するために必要な要素が、少しずついい加減になる。

睡眠不足で感情のコントロールがしにくくなり、暴飲暴食に走る。体力を消耗したくないので、身体を動かさない。タスクをこなすことで精いっぱいになり、服装にも気を使わなくなる。

いくつになっても、このサイクルをやってしまう。少しずつ緩み、常態化するところが恐ろしい。髪

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40歳を過ぎて、よく考えること

40歳を過ぎて、よく考えること

時間の経つスピードが早すぎる。
もう折り返し地点の7月ではないか。

ゴールデンウィークを楽しみにして、祝日がない6月にがっかりして、気付いたらわずかな夏休みが待ち遠しくなっている。

30代があっという間に過ぎたが、40代はもっと早く終わるのだろう。そう考えるたびに、「人生が着実にゴールに向かっている。今を大切にしないとな」と改めて思う。

将来のことばかり気にかけて、貯金したり、自己投資したり

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時間と習慣の関係性

時間と習慣の関係性

気が付いたら、オフィスの椅子に座っている。土日が過ぎ去るスピードは音速並みだ。もうずっと会社にいるような感覚に襲われる。今に始まったことではなく、社会人になってからずっとだ。

濃密な時間を過ごしているわけでもない。意識がはっきりしている時間の消費量が多いからだろう。

決まった時間に起きて、決まった時間に同じ場所へ行き、決まった場所にご飯を食べる。この規則正しい生活が、身体と脳に刷り込まれている

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即レス病が治らない

即レス病に長年悩まされている。メッセージが来たら、気になって仕方がない。プライベートでもすぐに回答できないときは、「〇〇のため、本日22時以降の返信になります。申し訳ありません」と返している。

まるで仕事だ。相手から一方的に送られてきたメッセージなのに、たいてい謝るところから会話が始まる。我ながら訳が分からない。

この癖は、学生の頃から治らない。「相手も待っているから、すぐに返さないと悪いな」

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寝不足の習慣から抜け出したい

寝不足の習慣から抜け出したい

寝不足のときは、気持ちが揺さぶられやすい。修練が足りず、いつまで経っても癖が直らない。表面的には平静を装っているつもりでも、ちょっとしたことでネガティブな方向に振れるのだ。

中年になって、このような傾向をようやく認めることができた。はっきりと自覚しないことには、具体的な対策も実行できない。

「自分の機嫌は自分で取る」
これができないことには、メンタルの上限値が高くても倒れてしまう。

気持ちの

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「組織に所属する」という選択は重い

「組織に所属する」という選択は重い

何気なくした選択によって、時間の浪費につながることがある。
組織に所属するなら、少し立ち止まった方がいい。目標に向かって皆で進むからには、計画と方向性に沿う必要があるからだ。

人間関係の相性、意見の相違は、組織活動について回るものながら、余暇を楽しんだり、自己成長につながったりするから始めたはずなのに、仕事以上に心労がかさむ。

「心労」と捉えていること自体、まわりに流されている証拠だ。20年以

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モーニングルーティンが崩れるまで

モーニングルーティンが崩れるまで

「早起きするには、まず早寝から」

朝活を提唱する書籍するには、そう指南していることが多い。納得感しかない。睡眠時間が不足すれば、身体が一日中ついていかないからだ。

「言うは易く行うは難し」である。以前は22時就寝、5時起床を1年以上続けていた私も、コロナ禍によるリモートワークが続いたことで、すっかり夜型になってしまった。

転職後、毎日出社に切り替わったことで、24時に就寝し、遅くとも6時30

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思い上がりおじさんについて

思い上がりおじさんについて

おじさんの思い上がりほど見苦しいものはない。社交辞令の褒め言葉を真に受けて、少しずつ裸の王様になっていく。人生のなかで、そういった方々と数多く会ってきた。

「やっぱり俺がやらないとな~」と本人が口にする組織ほど、いなくても大過なく過ごせている。悲しいことに、これが現実である。

特定の人がいなければ動かない組織は、正常ではないだろう。不在で困るのは最初だけで、意外となんとなくなるもの。どうしても

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ノートに書き留めるっていいよね

ノートに書き留めるっていいよね

考えるとき、できるだけノートに書き留めるようにしている。基本的には「単語」だ。書く場所も自由。左上からのときもあれば、中央に大きくドーンと書くこともある。

丁寧に書こうとすれば、格好をつけてしまう。誰でも読める文章にするのは、余計なものを削ぎ落す作業が必要になるため、時間と労力が必要になる。

あくまで思考の整理が目的だ。そうなれば、無駄で余計な言葉は、「素直な気持ち」という意味のあるものに変わ

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「数字」による満足感

「数字」による満足感

判断基準は、数値で示せるぐらいシンプルな方が分かりやすい。キン肉マンの超人強度、ドラゴンボールの戦闘力のようなものだ。

フォロワー、いいね、業績、従業員数、株価、収入、年間休日など、世の中には、簡単に比較できるものが多くある。切り口によって、いくらでもマウントが取れる。

現代に限ったことではないだろう。狩りでどれだけ獲れたか、戦での働きによってどれだけ石高が増えたか、いつの時代も「数字」によっ

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「読書って意味あるの?」と思うときが時々ある

「読書って意味あるの?」と思うときが時々ある

「覚えていないし、すぐに実践しないけど、意味あるのか?」

仕事関係の書籍を読みながら、こう思うときがある。
物事の理解という刺激は、確かにある。それも一時的なもので、何かむなしい。どうしても時間と費用の対価を求めてしまう。

ページにかかわらず、頭に残らないのは歳のせいではないと思う。
おそらく10年前、20年前からそうだ。自宅の本棚を眺めて、背表紙のタイトルを見ても、どういった内容だったか思い

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エレベータで聞こえる「…っす」

エレベータで聞こえる「…っす」

エレベーターで開ボタンを押してくれる人に、はっきりとお礼を言うようにしている。

職場で当たり前のように言っている「ありがとうございます」も、知らない人に対して言うのは、少し照れくさい。それでも言った方が、お互いにとって気持ちがいいはずだ。

強制するものではないし、押している方もおそらく期待していないだろう。
私が言うようにしているのは、「我先に出るのが格好悪く見えるから」という気持ちも多少ある

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