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クールビズ期間中の違和感


TPOに合わせて服装を選ぶ必要がある―。
社会人の教科書前半にそう書かれていることも、解釈の幅が広がって、ますます迷う事態になっている。

私の場合、クールビズ期間でもネクタイを装着し、ジャケットも持ち歩いてきた。少しでも印象を残すためだ。現在はこだわり続けてきたスタイルを脱ぎ捨て、ポロシャツに。靴もスニーカーに履き替えた。

まわりにスーツで業務している人がいないからだ。取引先もそう。「暑くないですか? あれだったら、ネクタイ外してくださいね」と気遣われる。

この雰囲気の温度差が違和感になりかねない。大人数の場合、とくにそうだ。相手は気にしていなくても、こちらが気にする。一瞬であっても、本来の目的に差しさわりがある要素は、事前になくしておきたい。

相手に「今日はどんな服装ですか?」と聞くわけにもいかないから、温度差を完全になくすことはできないだろう。そうなってくると、社外の人に会う予定があるときは、無難にスーツを着るしかない。

経営者と面談するために、ビシッと決めても、そもそも相手がラフな格好であることも多い。逆の場合だったら、目も当てられない。礼儀正しくて失礼なことはないのだ。