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#ブランディング
多くのマーケターが誤解しがちな主要施策の「できること」と「できないこと」のまとめ
(2023年12月11日 追記)
この記事が読まれすぎてついに本になりました! 2024年1月17日出版です。
(追記ここまで)
マーケティングの現場にてたびたび発生する「期待していたほど効果でないじゃん!」という不幸は、いったい何が原因で起こってしまうのでしょう。
その不幸の大半は、「診断と処方の間違い」によるものです。
図にするとこうなります。
マーケティングは医療と同じです。病気(
大事なことだからもう一度言っておきます。売上に影響を与えるクチコミは「思い出してもらうまで」と「思い出してもらってから」の2つに分けて考えよう!という大事なお話
ここ、本当によく誤解される、というか誤って理解されてるんですが、とても大事なことなので改めて書いておきます。
クチコミ(Word-of-Mouth)には「思い出してもらうまで」と「思い出して(想起して)もらってから」の2種類があって、それぞれぜんぜん違う効能を持っているんです。
Pre-Evocation(想起前)とPost-Evocation(想起後)ともいえます。
おさらいこの話は基礎知
バズによって売れるものと売れないもの
当たり前のことを書きます。
バズることで売れるものと売れないものがあります。
バズの目的が短期的な話題化ならいいけれど、マーケティングコミュニケーションのKGIは、売上につながる意識・態度・行動変容のはずだから、「話題化」は手段であって目的ではありません。
だから、「話題化のためのバズ」も、本当は変(というか駄目)。
すべてのマーケティングコミュニケーションは、売上の獲得もしくはROIの向
これからは「一番最初に思い出してもらえる第一想起ブランド」しか生き残れない
(2024年1月4日 追記)
この記事が含まれる内容が本になりました! 2024年1月17日出版です。
(追記ここまで)
世界に冠たるマーケティングカンパニー、P&Gがとても重視している指標があります。
それが、Evoked Set(想起集合)です。
Evoked Setとは、何かをしよう(買おう)としたときに、頭に浮かぶ好意的な選択肢の集合体のこと。
あらゆるモノやコトで(どれを買って
コンテンツマーケティングやブランデッドコンテンツの作り方で気をつけたいこと(読了に必要な時間1分>でも考えたくなる時間は無限)
コンテンツマーケティングやブランデッドコンテンツを企画するときに大事なこと。
それは、普通の「広告」との違いを理解することにあると思うのだ。
普通の「広告」は、広告そのものが面白いとおもって見てもらえるわけではなく、他に見たいと思われるコンテンツ(番組や記事)があって、そこにうまく“挟まっている”から見てもらえる(=リーチする)。
しかし(特にネットにおける)コンテンツマーケティングやブラン
ブランド価値を高めるSDGs時代のマーケティング|経営とマーケティングを結ぶ設計図
最近P&G APACフォーカスマーケット ヘアケアCMO・シニアディレクターを退職した、大倉佳晃です。本記事で、SDGs時代に企業・ブランド価値を高めるマーケティングの考え方について、私の13年のP&Gキャリアでの多くの成功と失敗から培った経験をベースに語りたいと思います。
本当は、キャリアの一区切りの備忘録として書籍を書き上げるつもりだったのですが、出版となると時間もかかってしまうため、あえて
「お得訴求」の限界~あなたの商品・サービス・お店は、なくなったら「不便」ではなく「寂しい」と思ってもらえますか?
㈱コメ兵・執行役員のふじはらよしあき @yfujihara さんがこんなツイートをしていて、これぞ商売の基本であり原点(!)素晴らしいなと。
バブルが崩壊して景気が低迷し、新規顧客に新商品を売ることで拡大を続けてきたマーケティング環境は一変しました。
メーカーも小売も外食サービスも、新規顧客獲得一辺倒、マーケットシェア最優先の時代から、既存顧客維持、顧客シェア重視(=Life Time Val
売れるストーリーを作るにはどうしたらいいの?
昨晩、このようなツイートをしました。
原体験やストーリー性が、マーケティングでも大切と言われてきていますよね。でも、周囲を見ていると「なんかズレてるよなぁ」と思って、ついツイートしてしまいました。
いま消費者の嗜好は、「役に立つ」から「意味がある」へ確実にシフトしています。その意味で、ブランドのストーリー性は、共感のフックそのもの。
しかしながら、単にストーリーがあればいいのかというと、違い
ドリルを売るには「穴」を売れ? 成熟時代は、三方位から考えよう。
マーケティング界ではあまりに有名な「ドリルではなく穴を売れ」は、2020年の今でも通用するのでしょうか?
この理論、もう50年以上前にあみ出されたもので、いまだに「穴にフォーカスしていいのか?」と問題提起する必要があると思っています。
そして結論からいうと、市場成熟時代には、素直に穴を売ろうとする視点だけでは足りません。
「ドリルを買いにきた人が欲しいのは、ドリルではなく『穴』である」
こ
好きの反対は嫌いではなく無関心
『愛の反対は憎しみではなく無関心である。』
愛と慈しみの象徴「マザー・テレサ」の言葉です。有名ですよね。
これ、マーケティングでもめちゃくちゃ大切なことだと思うんです。「好きの反対は嫌いではなく無関心」である、という事実。
脳の85%の時間は自動運転2008年に出版された、僕が大好きな本。
ニューロマーケティング(脳科学の知識をマーケティングに応用した手法)についてまとめられている楽しい一
スマート冷蔵庫の普及によってブランドは「最愛」ポジションを目指すか「最安」で売るかの二者択一を迫られる
数年前から妄想していることなんですけど、もしAmazonがスマート冷蔵庫を出したら一般消費財メーカーのマーケティングは大転換を迫られるんじゃないか。
それはもう戦後75年続けてきた現代マーケティングを根底から覆(くつがえ)すくらいのインパクトがあるかもしれません。
「なんで冷蔵庫?」「なんでAmazon?」「いやいや、日本のEC化はそんなに簡単に進まないよ」という意見が聞こえてきそうです。