エルモ/Marketing Media Lab

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2021年に読んで面白かった本リスト

どうもエルモ(@elmo_marketing)です。 年末恒例、その年に読んだ面白かった本を、1冊3行ほどでサクッと紹介していきます。 アイデア資本主義2021年に読んだ本で、ダントツで面白かった本。 多くの書籍が「脱資本主義」「新しい資本主義」と資本主義に変わる概念を無理やり持ち出そうとしているなか、資本主義が人間の心的傾向によって生まれているものであり、システムそのものを取っ替えることはできないという話がメチャクチャ良かったです。 これまでの資本主義の歴史を、「時

    • chocoZAPのビジネス爆伸について

      こんばんは、エルモです。 RIZAPの新サービスchocoZAPが、飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていますね。 chozoZAPは2年たたずでフィットネス業界で会員数No.1。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びているサービスだといえます。 今日は、簡単にchocoZAPについて取り上げてみます。 単なるヒットではなく、市場“創造”をした好例chocoZAPの爆伸は、マーケターとして個人的にとても嬉しくなるニュースです。 なぜなら、久しぶりにWEBマーケティングの世界で新規集客

      • サイバーエージェントが次に狙う市場

        こんばんは、エルモです。 先週から企業の決算ラッシュが続いており、サイバーエージェントも決算が発表されていたので、サイバー関連で思うところと、今後伸びそうな市場(=サイバーがゲームの次に狙っているであろう市場)について書いていきます。 サイバーエージェントというと、デジタルの広告代理店というイメージが強いかもですが、だいぶ前から「インターネットを使ってお金を稼ぐ」会社に変貌しています。 それなりの大資本がネットで稼げること全般にフルベットしているわけです。 とはいえ、

        • Twitterがもし100人の村だったら

          今日は、簡単な思考実験を書いてみます。 Twitterがもし100人の村だったら日本には4,500万人のTwitterユーザーがいますが、 もしそれを100人の村に縮めると どうなるのでしょう。 100人のうち、男性が52人、女性が48人です。 言わずもがな、村人100人全員がTwitterを使っています。 村の平均年齢は、おおよそ30代後半と言われています。 そのうち、Twitterを1日に3時間以上使っているヘビーユーザーは25人です。 Twitter村に

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        • 【日々の思考】エルモのマーケここだけ話
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          ¥980 / 月
        • 事例を含んだマーケティング記事
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        • 【週刊】印象に残ったマーケ記事を紹介するマガジン
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        • エルモの推薦本100冊
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        • 毎月読んだ本を紹介するマガジン
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          「付加価値」をライトかつ的確に表現できるコトバはないのだろうか?

          こんばんは、エルモです。 さて本日は、利益向上に欠かせない付加価値と値上げ、日本人が抱えている無意識な潜在意識について書いていきたいと思います。 さて、一般論として、ビジネスをやる上で「(売れるのであれば)価格は高ければ高いほどが良い」。売価が高ければ、余剰利益も生まれやすく、集客や次への先行投資など、とにかく遊びができます。 似たような話で、D2Cビジネスの根幹を支えているのは「そのプライシングにあり」ということを以前書かせていただきました。 逆に、プライシングに関

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          【日々の思考】人口減少で市場パイが小さくなる苦悩とその解決策

          こんばんは、エルモです。 久しぶりの更新になりすみません。 最近、市場の母数が小さくなって、「これまで通りにビジネスをやっていたら売上が90%、利益はもはやマイナス直前」なんて事例をいくつも見かけてきたので、ちょっと今日はその話をしたいと思います。 その最たる例、一番最初に煽りを受けそうなのが、少子化によるベビー向け商品でしょう。 つい数年前まで100万人だった出生数が、2022年には80万人割れということなので、単純にベビー向けビジネスをやっている企業は、同じように

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          エルモのここだけ話:新規獲得をブランディングに頼っていいのは〇〇だけ。

          こんばんは、エルモです。 今日は、ブランディングの残酷な話をしていきたいと思います。 マーケター森岡毅さんは「市場構造を決定づけているDNAは、消費者のプリファレンスである。マーケターが唯一注力できることは、消費者のプリファレンスを上げることである」と自著や講演会で語られています。※プリファレンスとは消費者の相対的な好意度、簡単にいえば好みのことです。 この話を100%真に受けると、「よし!ウチもブランディングを頑張って、消費者からの好意度を上げていこう!」という安易な

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          エルモのここだけ話:意外な無形ビジネスとリスクヘッジ、星野リゾート編

          こんばんは、エルモです。 今日は、タイトルの通り、意外な形で無形商売をやっている星野リゾートについて取り上げていきたいと思います。 つねに商売人が考えていることと言えば「いかに低リスクでリターンを大きくしていくか?」ですが、ホテル・リゾート事業を営んでいる星野リゾートもちゃっかりスモビジ思考でビジネスに取り組んでいます。

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          エルモここだけ話:Chat-GPTを触った雑感その1

          こんばんは、エルモです。 何を今さら感がありますが、Open-AIがローンチしたChat-GPTを触った雑感を書いておきます。 ちなみに、今日のnoteはChat-GPT未使用の文章となります。 「添加物未使用」などがひとつのアピールポイントになっていたりしますが、ことコンテンツビジネスに関しては、AI生成でも「その人が作った風」に感じたらそれで良しとなっていくんでしょう。ホリエモンが1文字も書いていないホリエモン本がバカ売れしていることを考えると、そうなっていくはずで

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          エルモのここだけ話:世界一、クリーンに稼いだ情報商材屋さん

          こんばんは、エルモです。 Twitterで、人気の匿名アカウントが情報商材屋さん呼ばわりされ話題になっており、とあるアメリカ人を思い出しました。 僕が思うに、そのアメリカ人はいろんな意味で、ネットコンテンツ業者として大成功しています。 稼ぎの大きさは、ときにネットワークを狭めることもあります。しかし、その人は稼ぎとネットワークを両立させています。人脈も半端ないです。 どれくらいビッグかつクリーンに成功しているかというと、コンテンツビジネスで稼いだお金を以下のスタートア

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          エルモのここだけ話:2023年2月に読んだ本

          こんばんは、エルモです。 よく聞かれる質問TOP3に、「どんな本を読んでいますか?」があります。 べつにこれといって特殊な読書法をしているわけでもなければ、特殊なジャンル読んでいるわけでもなく、ごくごく普通に書店やBOOKOFFで本を手に取っているので、読んでいる書籍もフツーです。 とはいえ、「毎月読んでいる書籍が気になる」という方も多いので、余すことなく、読んだ本とその感想をシェアしていきます。

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          エルモのここだけ話:給料の良し悪しを決める決定的な1つの要素とは?

          こんばんは、エルモです。 今日は、先日のnoteマガジンの続きです。 先日、こんなツイートをしました。 半分思いつきのツイートでしたが、自分で事業をするにせよ、誰かの事業に乗っかって給料をもらうにせよ、その事業が取り扱う商品単価と収入は密接に連動しているように思えます。 このnoteマガジンに学生はいなさそうですが、よく言われる「給料は業界選択で決まる」ということを改めて書いていきたいと思います。 金儲けの源泉は、「独占」か「高利益率」ビジネス当たり前の話ですが、収

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          エルモのここだけ話:給料と市場価値

          こんばんは、エルモです。 勤め人には良いニュースで、日本人の給料が上がり始めました。 「一部大企業だけ、正規労働者だけ」と突っ込みが入ったらその通り。 日本人全体の可処分所得が上がっていくかどうかはまた別問題かもしれませんが、みずほ銀行の初任給が13年ぶりに上がったというのは紛れもない事実です。 ちなみに、みずほ銀行が13年ぶりに初任給を上げたということで、この13年年間の業績をチェックしてみました。過去最高業績かというと、そういうわけでもなく、むしろ粗利、経常利益と

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          サービスを軌道に乗せる:プロダクト力よりも大切な◯◯力について

          どうも、エルモです。(すみません、更新日がだいぶ空いてしまいました・・・) 本日は、プロダクト力と合わせて、売上・利益を最大化していく上で大切な視点を残しておきます。 とくにスモビジやPMF前の事業であれば、プロダクトやコンテンツに磨きをかけるのと同等、もしくはそれ以上に大切かもしれません。 いくつかの残酷な事例を踏まえながら紹介していきます。

          サービスを軌道に乗せる:プロダクト力よりも大切な◯◯力について

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          スモビジのエクセレンスは、単価、顧客数、リピート率、どこで出すべきか?

          こんばんは、エルモです。 先日、とても素敵なnoteを見つけました。 ワインD2Cで大きな利益を上げた事例です。 面白いnoteなのでぜひ読んでいただきたいです。 そして、私はこのnoteを読んで、自分の手札、パワー(資本)に応じて攻めるべきビジネスモデルがあるなと感じましたので、今日はそのあたりの内容を。 これまで何度も何度も書いていますが、 売上の方程式は、 単価×顧客数×リピート回数です。 どんな商材、ビジネスモデルであろうとも、絶対にこのシンプルな方程

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          【超ケーススタディ】収支の合わないカレー屋がやっていた意外な副業とは?

          こんばんは、エルモです。 先日、ふと訪れたカレー屋のビジネスモデルが超面白かったので、本日は目からうろこの発見をご紹介。 本業と副業をうまく両立させる事例として、めちゃ勉強になりました。 カレー屋の概要はこんな感じです。 利益を出す方程式は「単価」×「客数」ー「原価(人件費込み)」。そこまで高くないカレーを少人数に提供するだけでは絶対に儲かりません。 私のビジネス愛読書である「金儲けのレシピ」にも、以下のように記されています。 ちなみに、肝心のカレーのお味は素晴ら

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