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creative notes #1

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#ビジネス

君が選ぶ言葉が人生を作るんだと韓国人のおじさんは言った

君が選ぶ言葉が人生を作るんだと韓国人のおじさんは言った

私がトロントで欠かさず参加している火曜日のイベントがある。

小さな教会で行われる英語のディスカッション教室だ。

そこには英語を第二言語とする国の人達がこぞって集まり、偶然座ったテーブルには同じ日本出身の方から地球の裏側からやってきた人まで幅広いメンバーが居る。

そこに3ヶ月間くらい通ったあたりから、だんだんと知っている人が増えていった。

プライベートで遊んだりする人もいれば、そこに行くから

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[図解]コーヒーの商流を解説

[図解]コーヒーの商流を解説

こんにちは。川野優馬です。

今日はコーヒーの商流を解説します。

どんな人・会社が関わって、どんな流れで売られていくのか、スペシャルティコーヒーの流通を図にして紹介していこうと思います。

図にするとこんな感じ。それぞれの状態での価格も大体の数字で書いてみた。これはスペシャルティコーヒーの例なので、大量生産のコモディティコーヒーは少し違う部分もあるかもしれないのであくまで参考程度に。

1. 農

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イラストレーターとミルクティー

イラストレーターとミルクティー

消費される人々
「イラストレーターが消費されている」という話を聞いた。
何かのきっかけで注目を集めたイラストレーターに仕事が一気に集中する。
そしてバッタの大群が過ぎ去るように、一定期間たつと、みんな飽きちゃってそのイラストレーターから離れていく。そういう現象。おいおい。

人は珍しいものに目を向ける傾向があるから、「商品」を目立たせるためには「いつもと違う見た目のもの」を出す必要がある。「いつも

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「人に教える」というのは、仕事ではなくあたりまえのこと

「人に教える」というのは、仕事ではなくあたりまえのこと

ぼくは礼儀やマナーにうるさい ぼくは19歳から働いています。

 多くの同年代がキャンパスライフを謳歌するなか、ぼくは年上の人たちにもまれながら、社会のルールやマナー、礼儀を叩き込まれてきました。

 会社の先輩がいつもおごってくれるのを見て、「年上はおごるものなんだな」ということを学びました。他にも「ビールを注ぐときのラベルの向きに気を付ける」「先輩からビールを注いでもらうときは両手で受ける」な

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キャズムを超えるために必要な「新しさ」のアンラーン

キャズムを超えるために必要な「新しさ」のアンラーン

日頃新しいサービスやプロダクトに接することが多いのですが、ある程度成長すると必ず『キャズムをどう超えるか』という話になります。

イノベーター理論でいうアーリーアダプタまでは普及したけれど、マジョリティに移行するための溝(=キャズム)を超えられず、停滞してしまうサービスやプロダクトは山ほどあります。

私自身百貨店を辞めた後はずっとスタートアップ界隈にいるのでこの問題についてずっと考えてきたのです

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「とりあえずやる」が許されない場面とは

「とりあえずやる」が許されない場面とは

このnoteでもしょっちゅう引用しているのですが、私は『小さなチーム、大きな仕事』にでてくる

『失敗を過大評価しない』

というワードがとても好きです。

「成功は次の手段を教えてくれる。成功すれば何が成功したのかわかり、それをもう一度できる。そして次はもっとうまくやれるだろう」
「一度失敗している人は、何もしなかった人と同じくらいにしか成功をおさめていない。成功だけが本当に価値ある体験なのだ」

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SNSは『拡声器』から『コミュニティへの入り口』になっていく

SNSは『拡声器』から『コミュニティへの入り口』になっていく

昨日たまたまTwitterを開いたらけんすうさんのこんなツイートを見かけました。

ちょうどタイミングよくこのあとの連続ツイートも読み(現在は削除されている)、私も最近あらゆるSNSで成熟という名の飽和が進み、単にフォロワーを増やすことの意味が薄れていることを感じていたこともあり、私なりの解釈をツイートしてみました。

個人的に、上記のけんすうさんの指摘で重要だと思っているのは、『SNSがオワコン

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数字が見落とすもの

数字が見落とすもの

大学時代に「数字はときに、言葉よりも雄弁である」と言われたとき、B/SやP/L、CFを見ながら、私はまだいまいちピンときていませんでした。

小さい頃から文章の世界に生きてきた私にとって、言葉よりも雄弁なものなんてないと思っていたからです。

でも、社会人になって数字をもとに考える機会が増えるごとに、「数字はときに、言葉よりも雄弁である」という言葉を身にしみて感じるようになりました。

なぜかとい

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これから重要になる "バズらない力"

これから重要になる "バズらない力"

昨日、NewsPicksで佐渡島さんのコミュニティに関する記事がアップされていました。

この記事の中で特に印象的だったのが「大ヒットしないように気をつける」という話。

私自身、最近あえてバズらない力について考えていたところだったので、自分の考えている方向は間違っていないのだという確信が得られた記事でもありました。

これに関してはNewsPicks上でコメントした後に連続ツイートもしたのですが

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結果に言い訳をしない

結果に言い訳をしない

昨日フェスについての記事を書いたところ、音楽好き・音楽業界の方々から想像以上に温かい反応と学びになるコメントをいただきありがたいかぎりでした。

反応を見ていると『見せ筋』と『売り筋』の考え方をはじめて知ったという方も多かったようなのですが、投資と投資回収は常にセットで考えるべきなので、この2つを分けて意識することは重要です。

小売の世界だとよく例に出されるのが原色アイテムとモノトーンアイテムの

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自分が履いている "下駄"を正しく認識する

自分が履いている "下駄"を正しく認識する

「大企業を辞めるとき、自分の価値は "名刺"によって底上げされていたのだと初めてわかる」

転職も珍しくなくなった今、こうした「下駄を外される体験」は大企業退職あるあるとしてあちこちで語られるようになりました。

世の中には知らず知らずのうちに自分の「ラベル」によって評価が上がっているというケースが多々あり、そのことに自覚的であるかどうかが、長く活躍できる人とそうでない人を分かつポイントなのではな

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荒波になんか放り込んでみたくなる人

荒波になんか放り込んでみたくなる人

かつては恵方巻きの是非を、私も論じていました。twitter上でも、突如湧いた新イベントに賛否両論、そもそもの出自は花街だとか、関西のものなのにとか、かぶりつくのは下品だとか。それぞれ言い分が展開されます。

しかし、そんな言い分、誰も耳を貸したりしませんよ。

スーパー、百貨店、コンビニに寿司屋。どこも正月早々、今年の恵方とともにオリジナル太巻き寿司を発表。人々は正月の余韻に浸ることもなく、早速

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