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映画「PERFECT DAYS」
「PERFECT DAYS 」観てきた!!!
不思議と物を食べるシーンがなかったな、と懐古する。食事の席として居酒屋、ベンチでのランチ(昼食休憩といった方が適切かな?)での場面はありつつも、物を口に運ぶことはなかった。同様に平山が排泄することもない。そこに意味を見いださないけど、なんとなく気になった。「静かな暮らし」を彼は営む、と映画の前、予期していたけど確かな音があった。自販機のボスの、おそら
【自分語り】 2001-04 (2100字)
取り立てて自分が不幸だと述べることもない。特筆すべき苦労をしたわけでもないし、環境との折り合いが悪かったわけでも全然ない。
これは決して自慢でもなく。
例えば、近くを生きる人に望まぬことを強いられてきたとか、誰かの都合を優先して自分の道を諦めたとか。いや、例えにもなってないね。だけど、具体例を出すのは憚られるほど苛烈な現実を過ごしている方は今日もいるだろう。
貧弱な想像の中で、今も苦
【自己紹介】 過去の後 (2100字)
全てを明らかにする必要もないけど、少し自分について話そうと思う。
赤裸々に思いや現状を話すことが時に困惑を生むとして、それは僕の目的ではない。一冊の本として目次をひらりと開きたいだけだ。
つくづくこの頃、フィクションとノンフィクションの境目が分からない。現実と意識とはなんだろう。分からない。
実生活とこの存在は自分が作り、現実に作られてゆく。未来は過去へ行く。存在は環境とも相互に影響す
【感想】 映画 「エンパイア・オブ・ライト」を観て
続きを知らない。知る由もなかった。
ここが始まりで、終わりで、つまり、今だった。
人生、私は目の前にいる。
誰にも薦められない映画を、誰に薦めようかと考えていた。一週間が過ぎる。映し出される私、それらを観る私があった。日常に入り込む、フィクション。あるいは、虚構的な僕の最近の日々。
いつでも胸の中、そして、居住空間の隅々に彼らの手触りはあった。
言語化できない思い、作者の思考が成し