見出し画像

【短編小説】 deAr (1800ji)

 さあ、ここに一本のペンと一片の紙。


ここからどこに行こうか、夢見るのはまだだ。行方知らずの旅人、その人を追おうか。まだ死んでないことに息を吹き込もうか、即ち想像、それを創造と呼ぶなら、
   あなたは立派なクリエイター。

    なにも作れやしないと、見定めた帰り道、夕日、感情さえ神の身のままに。宗教はうそくせえから、誰も信じないと言う、だが、お前の身に付ける端々がなんの意味があると言うの?お願いだから裸でいて、失われた広野。まだ荒野、
 硬貨。  僕だけが嘘だな。

          ありきたりを言うと、世界はこの手の中、迷子犬さえも知らぬロジで蹲る、それは希望か、あるいは錯乱?リッチ。
   君が胸にいること、頭で、僕は君を見るんな。麗しのマドンナが古き映画を上映するよう、令和には時代はもうないぜ。
 神は死んだ。
 人は死にいく。つまり、今はまだ、ポエトリーは続く。それが新たな夢を作るんだ、俺が作るんだ、悪いか、嫉妬。
             行こう、少し遠くへ。

 行こう。
  諦めを見定められない愚か者の方へと。
   あるいは、狂信者の戯れ言、死ぬ間際にでも言えば良いこと。
        
     違うか?
どこまでもいっても俺はバカだな、許されぬことをしたといって許してほしんだな、罪を告白しよう、   第一に君の時間をムダにした。
第二に、この体を傷つけた。
          第三に世界を肯定してしまっている。
                        そして、今も、動く。

驚き?不感症につける薬は少量でいいな、
 手触り?それが手当て!
           声が僕を愛撫し続ける。

     それでも、枯れ果てた木々を見つける、
              不自然な緑、
        この不条理な、不均衡な、機会の平等さえ担保されず、画一的な価値観をもって強く押し付ける。そして、多くが生きる見知る疑う、
 ことを可能にしたこの世界を。
 
その一部足るや俺は肯定している。
  誰の呟き?誰のしがらみ?
 全て見えぬ谷間に!
              それは、何を意味する?

 時に、真実はシンプルだ。おれは死ぬ。
 言葉は要らない。生きている。
 緩やかに下る、そして、上る。
      穿つ、一つの穴を。
      行けるか、落ち込め、次の空を見るまで。
           遊べ、分かりにくいステップで持って。
 話す、君を信じて!

 笑っている、誰もバカにせず笑う声は音楽だ。
 一言で固唾付けてほしくないが、
:君はこう言う。

「明日、早いの?」と。
 僕はこう言う。
 「もうそこにいないよ」
「何故?」
 「理由はない、ついづいするだけだ」
「何に?」
 「運命の光の先を追う」
 君は笑う、笑ってんだ。
「見えるの?」
         そしたら、どうした。
 「僕は虫だから」
 君の笑みは消えない。
「夜光虫、面白いね」
 嬉しいね。
 僕は話す。ボトルに水を注ぐように、
  つまり、丁寧に!

    「常に、どちらかだった、
   いくか、いかないか。それだけ」

 僕のバグだ、今、どちらにもない道をいきたいと思っている。
 ヒューマニティ!
 彼女は言う。。実際の、、。
  その子がいった言葉を僕は反芻。。。

「中間地帯が広がっている」
 優しい口調で、シビアな視線で柔らかな唇で、
  暖かな体でそれを包む毛布は、僕さえ暖めなかった。
        この時は、
 惜しくは今も。

 それでも、僕は言う。
 これが僕だと信じる。
          「君はそこにいるの?」
 信じている人間を。
 中間地点。遠くを見ていた。

                「選択しないことで、どこにもいれる」
 と言った、言ったみたいだ、
 らしかった。伝聞、記憶、手触りによると。
 人間がテクノロジー、、
     
   その人が伝えてくれた。
       「選ばずに、ここに」

 今は、ここにいる。
 僕以外に証言しない。
 きっと、彼女は否定も肯定もしない。
 存在の音。

「何にもなれない」
 とどちらかが言う。
  笑え、ここで僕は動くべきだった。
  運命と重なり、自動機械が偶発性を宿す、
  偶然の光を見るために。

「なるひとはいない、どこにも。前時代的な人ね」
 とどちらかが言う。
  おそらく文脈に沿って言うなら、
 僕に恋をしていない方だ。

      「笑うな」

  台詞は強がりであり、甘えであり、
ささやかな求愛だった。
      「耳障り?」
 呼吸は消えども生命は消えず。
 光を追う!時に影を休む、、
そして、紙は潰えた。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?