「満足した豚であるより、不満足な人間である方がよく、満足した馬鹿であるより、不満足なソクラテスである方がよい」 (J.S.ミル)
お金儲けは慎ましくあるべきだ。 本来の日本人の意識は経済性に対してかなり控えめな態度を持っていたが、近年のグローバリズムの影響により、経済性に対する倫理観の意識が崩壊しつつある。 お金は人間を狂わせる悪魔だ。 故に何よりも倫理観を尊重しなければ人間は知性を失った獣物と化す。
自分の人生を一生懸命に生き抜いた人こそが、真の意味での生命の尊厳をその手に抱く事ができる。 命の重さとはまさにこの事であり、生命が軽んじられる風潮は生命倫理の危機と言える。 倫理学を志す人間は生命の尊厳を何よりも深く学び、その教えを広く様々な人々に説き続ける使命を負っている。