かつてアレクサンダーのレッスンを受け始めたとき、ガチガチにこわばっていた私は「正しい」首や姿勢のありようがあるように思ってどうしたらそれが維持できるのかと訊いたのを思い出す。そんなものはなく目指さなくていいと今ではわかる。心地よさも違和感も感じたり逃したりし続けて身体に落ちる
私には「見える」とか「持っている」というような特殊能力はない。それでも、お身体から、どんなふうに生きて来たか、スタックしているかのような”感じ”を受け取ることは少なくない。それらを変える力もないけれど、むしろ変えるというより、うんうんそうなんですね、ををそうなんですねと手で佇む