松永有紀

ピラティスインストラクター。 ホリスティック・システム東京6期修了。 立位体前屈床上1…

松永有紀

ピラティスインストラクター。 ホリスティック・システム東京6期修了。 立位体前屈床上12センチの元身体が硬い人が、柔らかい身体、心地よい身体に導くためのあれこれを記していきます。

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    ホリスティック研究室+(ぷらす)が発行しているマガジンです。様々な担当者が、からだをホリスティックに伝えていきます♡お楽しみに。「必要としている人に必要な情報が届くように」がテーマ。

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ロールアップ苦手さんに持ってほしいイメージ

ピラティスの代表的なエクササイズの一つであるロールアップ/ダウン 長座の姿勢からお尻→背中とマットに付けていき、最後に頭が付いて仰向けになるまでがロールダウン 仰向けバンザイから腕を「前へ習え」の状態にして、頭→体とするする起き上がってくるのがロールアップ です。 苦手な人も多いこのエクササイズ、苦手な人にはあることが共通していました。 あることを上書きして、このエクササイズをラクラクこなせるようになりましょう! 筋肉が力を発揮する3つのパターン 1. コンセン

    • 普段の生活をもはや筋トレ状態にするために とっかかりの簡単エクササイズ3選

      激務をこなす同世代(アラフィフ)の知人が久しぶりにマシンピラティスのレッスンを受けたところ、自身の筋力の低下を感じて少し怖くなってしまったそうです。 定期的にキチンとしたレッスンを受け続けないと筋力はどんどん落ちるのではないか、受け続けたとしてもそのうちレッスンに向かう筋力、体力、気力もなくなってしまうのではないかと心配していました。 確かに私たちの年代はちょうど更年期にも差し掛かったところで、体調の変化、言い換えれば「老い」を様々な面からどうしても感じざるを得ません。

      • 大人バレエは意味がない?上達しない?怪我を招くもの??

        大人の習い事としてすっかり定着した感のあるバレエ。 私の通うオープンスタジオも、若い人から70歳を超える年輩の人まで、そして最近は男性も多く見かけるようになり賑わっています。 大人バレエを楽しむ人が発信するSNSも数多くあり、私も勝手に仲間意識を感じて楽しんでいます。 そんなSNSを通じて知ったのですが、世間には 「バレエは小さい子どもの頃からやらないと意味がない」 「身体は老いる一方なんだから、大人が上達するわけがない」 「大人からやったって、怪我するだけでしょ

        • 縮める?伸ばす? 等尺性収縮とお尻

          「筋肉が力を発揮する時」と聞いて思い浮かぶのは筋肉がキュッと縮まっている感じではないでしょうか? 例えば腕の力こぶ。 また、上体起こし(いわゆる腹筋運動)をする時は、一般的にはお腹の表面をキュッと縮めますね。 縮めなくても力は発揮できる 筋肉は、骨と骨の境目である関節を曲げる時に縮んで力を発揮しますが、関節を曲げず、また長さを変えずに力を発揮することもあります。 例えば腕を伸ばしたまま重い荷物を持っている時を想像してみてください。 腕を縮めているわけではないのにだ

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          肘を伸ばし過ぎていませんか? 「肘の過伸展WS」参加レポート

          肩凝り、首や腰の痛み… 現代人とは切っても切れない不調の原因は、膝や肘を過伸展(伸ばし過ぎる)する使い方にあるかもしれません。 先日ロルファーユキ先生の「肘の過伸展ワークショップ」に参加したのでそのレポートです! 体が硬いから過伸展しないわけではない 過伸展とは、そういう「使い方」 「過伸展」→「伸ばし過ぎ」という言葉を聞いても 「いや、私、身体硬いから、伸ばし過ぎるとかないんで大丈夫!」 と自分のことではない気がする人が多いと思います。 しかし、私がピラティス

          肘を伸ばし過ぎていませんか? 「肘の過伸展WS」参加レポート

          脳の指令を体に一瞬で伝える力

          ・目の前に急に障害物が現れたら、ぱっと避ける、あるいはつまづかないようにまたぐ。 ・段差があったらその段差分しっかり脚を上げる。 脳の指令を体に一瞬で伝える力、これが落ちてきて怪我をしそうになったり、本当に怪我をしてしまったりしていませんか? それを加齢のせい、と諦めていませんか? とあるクラスでのこと かなり前の話になりますが、私が指導するピラティスのクラスに 「ピラティスは全く初めてです」 という、おそらく60過ぎの方がいらっしゃいました。 いつものように深

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          中高生の部活(運動部)に潜む危険

          まもなく新学期。 この季節になると思い出す風景があります。 それは何年か前に、近所の中学校の前を通りかかった時のこと。 新入部員といえば まだ桜が少し残っている校庭に、真新しいジャージを身にまとった、テニス部のおそらく新入部員さんたち。 そんな彼女たちが、まるで死んだ魚のような目をしてやっていたのが… 新入部員といえば、な、素振りです。 おそらく「素振り100回」などのノルマがあったのでしょう。 やる気な〜く、だら〜んと、テニス素人の私の目から見ても相当ひどい

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          早起きで悪化するアレ

          すっかり暖かくなって、私の住む東京も「春!」という感じになってきました。 春といえば新生活が始まる人も多いのでは? 今日はそんな時期に悪化しやすいあることについてお話しようと思います。 早起き生活で感じた不調 2年前のムスメの中学進学を期に、(私的には)超早起きの生活が始まりました。 ムスメはお弁当を持って7時には家を出ないといけないので、それまでより1時間以上早い6時には起きる必要があります。 その分寝る時間を早められればいいのですが、なかなかそうもいかず… 結

          早起きで悪化するアレ

          足首は体の土台 ニュートラルを意識してみよう

          膝や股関節、腰に痛みがあるみなさま、その痛みはもしかすると足首の使い方のせいかもしれません!! 足首のニュートラルポジション 以前の記事で、手首や足首にも「ニュートラルポジション」があるということを書きました。 今回は足首についてご紹介したいと思います。 足首、足のまっすぐは、両くるぶしの真ん中の延長線上に、第2趾と第3趾(人差し指と中指)の間がくることです。 スネの骨の延長線上に第2趾と第3趾がくるとしてもよいでしょう。 つま先を伸ばす時も、かかとを押し出す時も、

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          なんとなく体の調子がいい -それはきっと「応用力」のおかげ

          ピラティスやヨガなどのボディワークのレッスンを週に1度程度受ける習慣が継続している人達からよく伺うのは「なんとなく体の調子がいいのよね」ということ。 1日24時間、1週間168時間のうち、たった1時間程度のことでそんなに変わるものなのでしょうか? レッスン内容を別のことに結びつける「応用力」 最近私が指導するピラティスのグループレッスンでよくやっているこちら。 背骨をたっぷり動かし、さらに「コブラ」といううつ伏せから上体を起こしてくるエクササイズの後に行うことが多いです

          なんとなく体の調子がいい -それはきっと「応用力」のおかげ

          産休・育休中にリスキング?! -出産前後の体の変化の観点から

          「産休・育休中の『リスキング(学び直し)』を後押しする」という政策案に、思わず 「ふぁ?!?!」 のような素っ頓狂な声が出たのは私だけではないでしょう。 「休暇」という名前がついているので、産後すぐの赤ちゃんの子育てに関わったことのない人には、この時期ゆったりと休んでいるイメージがあるのかもしれません。 しかし、産まれたての赤ちゃんとの生活は「休暇」のイメージとは程遠く、重傷を負った体の回復もままならず、細切れ睡眠のなか日々なんとか生き延びる、そんな感じの日々です。

          産休・育休中にリスキング?! -出産前後の体の変化の観点から

          「運動」「体を動かすこと」がプレッシャーにならないように

          2020年の年末に始まったホリ研マガジンも、早いもので3回目の新年を迎えました。 本年もホリ研マガジンをどうぞよろしくお願いいたします!! さて、お正月休みも明け、ぼちぼち日常に戻っている人も多いことでしょう。 年初にあたり、今年こそ「運動を頑張ろう!!」と目標を立てた人もいらっしゃるのでは? このホリ研マガジンではこれまでも様々な角度から、体を動かす時のコツや心持ちなどについてお話をしていますが、新年最初の本日は、「運動」「体を動かす」ことがプレッシャーにならないよ

          「運動」「体を動かすこと」がプレッシャーにならないように

          ボディワーカーである私が子どもに勧めたい体を動かす習い事4選

          サッカーワールドカップが熱狂のうちに幕を閉じました。 私は、ここ数年なにかと自分に縁のあるフランスを応援してきたのですが、最後の最後で残念!! とはいえ、日本代表の活躍も(当初あまり期待していなかったので余計)素晴らしく、時間的にオンタイムでなんとか観戦できる試合も多く、個人的にとても楽しめた大会でした。 「サッカーやりたい!!」「サッカー習いたい!!」 と言い出したお子さんも多いのでは?! そういえばサッカーはボディワーカー仲間にも人気の「子どもに勧めたい体を動か

          ボディワーカーである私が子どもに勧めたい体を動かす習い事4選

          柔らかいハムストリング、よく動く股関節、強い体幹部のために「祈ること」が有効?!

          サッカーワールドカップも佳境に差し掛かってきました。 テレビに映し出されるドーハの街並みを見て、ムスメ(中2)が 「モスク見てみたいなあ」 とつぶやくので、先日、東京で1番大きなモスクを見学に行ってきました!! 代々木上原にあるモスク、東京ジャーミイはイスラム教徒でなくても誰でも入れます。 私たちが訪れた日はちょうどバザーをやっていてとても賑やか。 noteを愛読しているじょいっこさんもちょうどこのバザー期間に訪れていたようで、「もしかしてすれ違ったかも?!」とち

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          産後の運動はいつから?3つの回復段階を客観的に把握しましょう

          「出産直後だなんて信じられない!」そんな誉め言葉に憧れて、産後はしっかり運動してできるだけ早く元の体型に戻したい、なんなら元以上に引き締めたいと意気込む妊婦さんも多いのではないでしょうか? 実際、一旦緩んだ骨盤周りが徐々に引き締まってくる産後は、産前より体を引き締めるチャンスでもあります。 しかし、出産は想像以上に体にダメージを与えます。 にもかかわらず、産後は産まれたばかりの赤ちゃんのお世話という慣れない大事業が間髪入れず始まります。 怪我や病気などからの回復には睡

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          あなたのそのトレーニング、効果は出ていますか? O脚改善のために知っておきたいこと

          かつてかなりのO脚だった私。 鏡に映る自分の脚を見てはため息をつき、「ヒザとヒザ、くっついてほしいなあ…」と力づくでぎゅうぎゅう脚を閉じようと力を入れたりしていました。 そんな私の脚も、あることが腑に落ちてからトレーニングすることでずいぶん真っ直ぐになり、いつの間にかヒザとヒザの内側もくっつくようになっています。 あることとは? 今日はO脚改善のためにまず身につけておきたい感覚を探っていきましょう。 O脚改善に効果的なのは内転筋トレーニング?! 「O脚改善 エクササ

          あなたのそのトレーニング、効果は出ていますか? O脚改善のために知っておきたいこと