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柔らかいハムストリング、よく動く股関節、強い体幹部のために「祈ること」が有効?!

サッカーワールドカップも佳境に差し掛かってきました。

テレビに映し出されるドーハの街並みを見て、ムスメ(中2)が

「モスク見てみたいなあ」

とつぶやくので、先日、東京で1番大きなモスクを見学に行ってきました!!


東京ジャーミイ外観


代々木上原にあるモスク、東京ジャーミイはイスラム教徒でなくても誰でも入れます。

私たちが訪れた日はちょうどバザーをやっていてとても賑やか。

noteを愛読しているじょいっこさんもちょうどこのバザー期間に訪れていたようで、「もしかしてすれ違ったかも?!」とちょっとわくわくしました。

素敵な写真もたくさんなので是非お読みくださいね。


建物の中は豪華でとても素敵です。


ステンドグラスやシャンデリア、アラビア文字の装飾が素敵です。


丸い屋根の内側はこんなだったのですね!


観光施設ではなく、信者のための祈りの場なので、私たちも頭にスカーフを巻いて静かに見学にしました。

実際にお祈りしている人もちらほらと。

女性専用の2階に足を踏み入れると、たまたますぐそばで何人かの女性がお祈りを始めたのですが、その姿に私の目は釘付け!!

こちら↑は私たちが訪れた東京ジャーミイが作成したお祈りの仕方の動画です。


2:30あたり、「ルクウ」と呼ばれる姿勢、動画の男性はお尻が少し後ろに引け、背中が若干丸まっていますが、私が見た女性たちのお尻は全く引けることなく、お腹も背中も曲がらずに股関節から直角に上体が折れていました。


ルクウ

モモの後ろであるハムストリングが柔らかく股関節がよく動き体幹部が強くないとなかなかできない動きです。

さらに驚いたのは3:00あたり、「サジュダ」という姿勢。


サジュダ


股関節がしっかりと折れるため、モモの前側とお腹がキレイにぴったりと着き、尾骨から頭のてっぺんまでが美しい背骨本来のカーブを保ったまま伸びていました。

股関節が柔らかいのはもちろん、胴体と脚を寄せるための筋肉、大腰筋がしっかりと使われないと、この姿勢でお腹と前モモはぴったりとは付きません。

また、背中が丸まらないのは強い体幹部の力があるからです。

さらに首までも美しく長くキープするためには相当なコントロール力が必要です。

「ホリスティック・システム」修了生にはお馴染み、首の長さを保つ「マッケン」が見事に体現されていました!!


子どものころから習慣として行う1日5回のお祈りが、いつのまにかよく動く股関節、柔らかいハムストリング、強い体幹部を作っているのですね!!

こんなにキレイなお祈りができればおそらくかなり歳を取ってもしっかりと自分の脚で歩くことができそうです。

お祈りの習慣がなく、座っている時間が長いデスクワークの日本人は、一般的に股関節の動きが悪く、ハムストリングが硬く、大腰筋がうまく使えません。

体幹部の力も衰えがち。

そんな人たちにとっての救世主となるのが、もしかするとこのイスラム教のお祈りかもしれません。

習慣として毎日、1日の中で複数回できるのがいいですね。

学校や職場でもお祈りは行うと聞きました。

デスクワークの最中に体を動かす時間を取れるのが素晴らしい!!

イスラム教のお祈りでなくても例えばチベット仏教の五体投地や

ボン経のやり方の動画のようですが、私が昔ブータンで習ったのもちょうどこんな感じでした。


ヨガの太陽礼拝もぴったりですね!!


実際1日5回行うのは難しいかもしれませんが…

1回でも2回でも、歯を磨くように習慣として行う何かがあるとよいですね。

1日5回のお祈りは、宗教上、精神面の理由だけでなく、体にとっても純粋に必要なのではないかと思わされた東京ジャーミイ訪問でした。

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