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足首は体の土台 ニュートラルを意識してみよう

膝や股関節、腰に痛みがあるみなさま、その痛みはもしかすると足首の使い方のせいかもしれません!!

足首のニュートラルポジション


以前の記事で、手首や足首にも「ニュートラルポジション」があるということを書きました。

今回は足首についてご紹介したいと思います。

足首、足のまっすぐは、両くるぶしの真ん中の延長線上に、第2趾と第3趾(人差し指と中指)の間がくることです。

フリー素材を探してもなかなか足首ニュートラルの写真がなくて… そんなところからも多くの人は特に気にもしていないポイントなのがわかります


スネの骨の延長線上に第2趾と第3趾がくるとしてもよいでしょう。

つま先を伸ばす時も、かかとを押し出す時も、常に足先はこの方向に来るようにしましょう。

足首の構造


足首は、つま先を外に向けるより内に向ける方がやりやすいようにできています。

標準的な可動域は、つま先を外に向ける外転は10°、内に向ける内転は外転の2倍の20°となっています。

また、足首の外側には骨と骨をつなぐ靭帯がたくさんあります。

骨と骨をつなぐ靭帯が足首にはたくさん!


靭帯を伸ばすと「ストレッチしている感」があって気持ちいいのでしょうか…?

電車の中などで、かかとの外側を床に押し付けるようにして足首の外側を伸ばしている人をよく見かけます。

靭帯が伸び過ぎて起こることはなんでしょう?

そう、捻挫です。

捻挫とは靭帯が過度に伸ばされ、炎症を起こしている状態のことです。

足を外に倒すことは、捻挫しやすい足を自ら作っていることだということを是非覚えておいてください。

捻挫のメカニズム
見覚えのある足の方向のような…


足首に正しい動きを覚えさせる


足首、足をまっすぐ動かす練習に、まずは両くるぶしに手を添え、つま先を伸ばす/かかとを押し出す(ポアント&フレックス)をやってみましょう。

足先が内側に向いてしまう人もいるかもしれません。

その時は膝の内側から親指が長〜く伸びていくイメージをするとまっすぐ動かしやすくなります。

先日のロルファーユキ先生のブログの記事も参考になります。

次にやってみていただきたいのはつま先立ちです。

足先が映る鏡の前で試してみてください。

足の小指の方に体重が乗ってしまっていないでしょうか?

スネの骨の延長線上、人差し指と中指の間あたりに重心が来るようにします。

この「まっすぐなつま先立ち」はよつんばいで足指を立てる時やプランクにも応用可能。

よつんばいで足指を立てる場合やプランクの時も、足首のニュートラルを意識し、かかとが外に逃げないようにするととても安定します。

足、足首は土台


体の土台の部分である足首がニュートラルでないと、膝や股関節などがバランスを取ろうと歪んでしまいます。

冒頭に書いた、

膝や股関節、腰に痛みがあるみなさま、その痛みはもしかすると足首の使い方のせいかもしれない

というのはこれが理由です。

日本人に多い膝下O脚も、足首のニュートラルを保てていないことが原因の一つ

痛みのない体のためにも、美脚のためにも。

足首のニュートラルを意識し、ニュートラルを保つトレーニングをしてみてくださいね。

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