「チャレンジ」は「する」ものというより「来る（来てしまう）」ものではないか。挑むというより挑まれる。 挑まれたときの応え方は選ぶことができる。逃げてもいいし、立ち向かってもいいし、ぐずぐず言いながら関わるのもあり。それは流れ来たチャレンジのせいではない。と自分に言い聞かせる。

今も実技の勉強に行く。鍼と温熱療法の講習に2週続けて参加し、強圧過ぎる触診と強熱過ぎる温熱を受けて心身が乱れた。それも勉強ではあるが度々辛い。触れられる刺激に繊細過ぎるこの身体。それゆえに繊細なひとの施術に向いているのかもしれない。引き寄せているのか繊細な患者さんが続いている

講座の話も一歩前進。これも先達である方とお話しできた今日。一人で考えていても埒があかないよね。そんなときに適切なひとに相談しようと思えるのも一歩前進。経験値や違う視点を持つひとの力を借りる。私も何か貸せるものがあるだろうか。せめてマシな聞き手であれたら。あろう。

依頼原稿が一向に進まず、編集長とオンラインで話をさせてもらう。対話して訊かれて応えようと話すなかで現れてくるものあり。必要を感じるけれどアウトプットすることに慣れていない。こうしてつぶやいてみることも、よい聞き手を得て話してみることも、今自分に課していたいチャレンジ。えいえいおー

わわ。講座オファーのメールが２件立て続けに入っていた今日。 どうした？星の配置か？ IT企業の社員さん向けオンラインと中高年女性向けカルチャーセンターと。 やってみよう。打ち合わせや準備、手がかかるけれど、新しいチャレンジ、上等！（内心あわあわしたり、うきうきしたり）

よい職業に就いたなと思う。“好い”あるいは“佳い”。条件の“良い”では前職の私大職員に遥かに及ばないけれど。 日々ひとの心身に触れ、生死や健やかさについて考え、技術や理論を探究し続けて。良くも悪くも自分の裁量、他者に責を求める隙もなくて。このまま細々と喰えて朽ちていけたら。

「なのかーず」。週7日働く個人事業主。施術は実質週5日分だけれど、オンライン仕事や事務仕事も入れるとまさに週7日休みなく何かしら仕事をしているなあ。働かされているのではないから気持ちは苦しくはないけれど、仕事の質を確保するためにきっぱり休日も作らないと、と思い直すこのごろ。

寝落ちる。ほぼ毎日。 “寝入りがいい”のではなくて“気絶”しているということ。 疲れ過ぎている。眠りは養生の基本なのに。 わかっちゃいるのに続くのにはわけ（目的）がある。支障のほうが険しくなってきたこのごろ。直面しないといけない。と書いて退路を断つ。

「気を合わせる」ということはしていると思う。元気過ぎず弱り過ぎず、速過ぎず遅過ぎず、好かれるでもなく嫌がられるでもなく、無理に取り繕うこともなくでも相手の目を気にしないでもなく。気持ちが浮いたり沈んだり体調もアップダウンするけれど、施術の場面ではニュートラルに持っていく

「話をよく聞いてくれる」と口コミにしばしば書いていただける。でも"傾聴"をしているわけではない。アドラーベースのカウンセラーでもあるけれど"カウンセリング"をしているのでもない。何であれ受け取るし、聞き出す質問もする。見立てを立てる"問診"であって、でもそれだけでもない。

フルタイムで勤続していた同級生たちが一線を退き始めた今ごろになってガチでガテン系自営業の新人をしている63歳。 いやおうなしに活き活きはするけれど、昔ならこんなに抜けてはいなかった…と自分で呆れるようなミスを多発。脳の経年劣化。頑張りもきかない。こんな今とつきあう

私には「見える」とか「持っている」というような特殊能力はない。それでも、お身体から、どんなふうに生きて来たか、スタックしているかのような”感じ”を受け取ることは少なくない。それらを変える力もないけれど、むしろ変えるというより、うんうんそうなんですね、ををそうなんですねと手で佇む