悩んだことがない事が、実は一番の弱みだと気がついた話。
「誰もわたしと遊んでくれないの」
「友達ができないの」
と、ときどき娘がわたしに言う。けれどその時、わたしは彼女にどう答えて良いのかわからない。なぜなら、わたしは「友達がいない」について特に悩んだ事がなかったからだ。
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「友達がいないことに特に悩んだ事がない」というと、さぞ社交スキルが高かったり、元より人から好かれる何かがあるのだろう、と思われるかもしれない。けれど、わたしの場合そのどちらでもなく、「友達という概念に対する解像度が低い(こだわりが薄い?)」ことと、「ひとり