遠い遠い、星の彼方の転生記憶
小さい頃、発熱でうなされると決まってみていた夢があります。それは宇宙のど真ん中で「永遠を知っている」という感覚のなか、ずっと小さな乗り物にのって、ぐるぐると回り続けている映像。当時好きだった東京ディズニーランドの「スペース・マウンテン」のなかのようなのだけれど、ひとりしか入れない小さなところに入っている。熱を出すと決まってその映像がみえるのが小さい頃はとにかく怖くて怖くて、あるとき(と言っても既に中1の頃)は、夢遊病者のように部屋から飛び出し、家族のいる部屋へ実際に逃げ出した