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神聖な扉とシンクロニシティの波(前編)

2019年夏。父が他界した翌月に、まさか私が生まれ故郷であるフランスで2ヶ月ほど過ごすことになるとは人生とは完璧な流れで訪れてくれます。

娘が生まれる直前までハワイやバリ島、フランスへの出張が不思議と毎年あったのでパリは約5〜6年ぶりの訪問でしたが、子連れとなった身で知る彼の国は私が知らなかった側面ばかりを見せてくれました。あたかもすべてを受け容れるタイミングが整ったかのように。また生まれ育ったエリアに相当ぶりに訪れると、そこの環境があまりにも素晴らしく、記憶以上に心地よいバイブスに溢れていました。こんな恵まれていた環境で生まれ育ったのか、と改めて心から感謝が湧いていました。ありがとう、と心のなかで父につぶやきながら。

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霊魂となった父。当時は三次元の肉体としての存在がないことが悲しく、そしてただただ寂しく、目が覚めるたびに「あ、今日も父のいない世界が始まった」とポロポロと涙していました。泣きたいだけ泣こう。悲しいだけ悲しんでいよう。そう感じて。そんな悲しみや寂しさの感情に包まれそうになると、ときに意識をふっとあげてみる。そしてそのまま時空に投げてみる。そこに繋がるとなぜかふわっと軽くなったのを鮮明に覚えています。また同時に「常にそばに在る」という感覚が湧き上がり、生きていたときよりそばに在るような、距離感が近いような、そんな不思議な感覚も感じていました。そんな感覚に助けられながら、残された家族は日常を送るなかで傷を少しずつ癒やしていったのかもしれません。また葬儀中でもお構いなしに遊びはしゃぎまわる小さな子供たち、日常に戻るきっかけを与えてくれる友人たちにはとても助けられました。ありがとう。

翌年、世界は未曾有のウィルスcovid-19の猛威により、緊急事態宣言が発動され、ステイホームの生活が始まります。そのとき「あ、父はこれを経験しない人生を選んだんだな〜」ということをしみじみと感じていました。そして世の中の意識が少しずつ、少しずつ内側へと向き、自分と向き合うということをする人たちが増えていきました。私も例に漏れず、クラニオセイクラル・バイオダイナミクス(生体動力学的アプローチによる頭蓋仙骨療法)やインドOSHOの瞑想家たちとzoomで繋がって瞑想をする日々が本格的に始まります。そしてみなさんと繋がるきっかけとなったQUANTAホニャララLIVEというYouTubeのLIVE配信が誕生したのもこの頃です。しみじみ。ありがたいなぁ。

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久々の脱線です。
それから4年経ち、2023年下半期から私はエネルギー循環の度合いを意識的に増やすことにしました。すると同時に私のなかで父とそろそろ話してもいいんじゃないか、なんてことが頭によぎり始めます。そして数年ぶりに“手のひらを読む”加茂谷真紀さんのセッションを申し込みします。意図するからなのか、宇宙や星の流れに導かれているからか、鉱物の仕入れをしている最中にひとつの鉱石が気になり、これは自宅のリビングに置こう、と決めたものがありました。その名はシバリンガム。後日、アーユルヴェーダ専門家のMOTOKOさんから「それは(ヒンドゥ教の)シバ神の男性の象徴だよ」と、また自分のなかの父性やカリスマ性の課題に向き合う人に向いてることも教えてもらいます。まさに。きてる。

シンクロニシティが起こる神聖な扉が一度開くと、あとは留まることを知りません。今度は『たくさん恥かいて生きてみよう』にて触れたDr.Michaelのエネルギーワークによって解放された、私のなかの「ラジャーシカ・激性・獰猛さ」。それは男性性・女性性のバランスを私らしい形で表現していくための大きな大きなステップに繋がっていました。すると今度は、九星氣学に精通している構成作家の板垣響紀さんから「まりこの2024」というタイトルで1年を読みといてもらった素敵なノートをプレゼントされます。その中盤に書かれていたのが「心の鬼退治・まだ隠していることあるのかしら。秘めていること。父・父性みたいなこと。まつわること。どっかで感じるプレッシャー的なことは水ものが流してくれる」と。まさに2024年のテーマが「父性、主人、官僚、主催者、天皇、父親、偉い人、大統領」や「Public、公」などということで「男兄弟と話す」という課題ももらいます。なるべく課題はさっさと終わらしたい私。お正月に偶然おとずれた弟との二人きりのひと時で、ゆっくりと話すことができます。「とりあえず今、話したいことは話せた!課題、一部クリア〜!」なんて図にのっていました。当時の私自身のバイブス、いま思い返すと「あぁぁぁ、あちゃ〜。そういうとこだよ。やっちゃってたなぁ〜」な残念な私なのですが(笑)。

2023年中にメールにてお願いをしていた加茂谷真紀さんのセッションでしたが、予約確定した日にちはなんと亡き父の誕生日翌日という必然。真紀さんセッションあるある。2023年後半からじわじわきている「父性」というテーマ。我らがタロット武尊さんのYouTubeでも4番だったし、我らがyujiさんのytliveでも乙女座は山に登れ、と。すべてが連動して、大きな流れとみなさんに支えられて、私はそのベクトルをさらに意識するようになっていました。

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オチがないのにだいぶ長くなったので、一連のシンクロニシティがもたらしてくれた奇跡の話(後編)はまた別途、綴ります!今回はオチなし!ごめんなさい!笑






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やまさきまりこ / 山﨑 真理子
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