shoro

日々考えていることや思ったことを徒然なるままに書いています。 社会的なことに関心があり…

shoro

日々考えていることや思ったことを徒然なるままに書いています。 社会的なことに関心があり関連したものが多いと思います。

マガジン

  • 社会を考える。

    現代社会我々は様々なことに直面する。日々生きていく中考えたことをまとめたもの。

  • キューバ危機

    世界の終りの瀬戸際の13日の記録。個人的調査。

  • 日本のナショナル・アイデンティティ~羅針盤無き日本丸の行方~

  • すき

  • シリーズ 「アラブナショナリズムとエジプトとスエズ危機」

記事一覧

マッチングアプリ戦記〜もうマッチングアプリには疲れたよ〜

始まり マッチングアプリにはもう疲れた。過去3年ほどやっていたが、もうほとほと疲れた。これはむしろ恋愛離れを促進してしまうのではないかと思う。結果論だけ言うと…

shoro
6か月前
3

バービー問題から見る日本人と核兵器問題。

  今回は昨今話題のバービー問題について語ってみたい。しかし、その視点はバービー映画広報の問題行為を倫理的に糾弾する内容ではない。正直日本人として、単純に不愉快…

shoro
1年前
5

軍隊とフェミニズム~置き去りにされる女性兵士という存在~

 本稿の目的、課題意識は社会一般に男女同権とフェミニズムが認知されて いる中で女性と軍隊の問題だけが忘れ去られているという点から出発する。 また、本稿では徴兵を前…

shoro
1年前
3

誰もが「どくさいスイッチ」を持つ社会 ひろゆき・河野太郎・SNS・Daigo

きっかけ  本稿を書くきっかけとなったのは文藝春秋2021年11月号與那覇氏の「口下手は災いの元か」を読んだことだ。菅総理が引きずり降ろされ、自らの領域で論破するひろ…

shoro
1年前
3

第0講 キューバ危機概略

キューバ危機概略  キューバ危機は人類が滅亡に近づいた最も危機的状況であったと言えよう。キューバ危機を契機として米ソ対立は極限に達し、核戦争に至ってもおかしくな…

shoro
1年前
2

アメリカという国

本稿アメリカという国はどのような国なのかトピックをいくつか挙げて解説をしていく。あくまでも大枠を確認してもらうのが目的であり、各参加者は当事者視点を考慮しつつ自…

shoro
1年前

1960年代のアメリカ政治

1960年代のアメリカ政治   1960年までには、政府が国民の生活においてますます強大な力を持つ存在となっていた。 1930年代の大恐慌時代に、米国民の生活のさまざまな側面…

shoro
1年前
4

ウクライナ戦争解説

お久しぶりです。社会人になったこともあって、ここ最近noteを公開できずにいました。今回はウクライナにおける現状についての動画を数本作っていたので、この場をお借りし…

shoro
2年前
4

8月の砲声を8月に読んで

ギリシャ人は、性格が運命の基礎だと信じた。自己破滅の要素を宿した右のような決断を育ててきたドイツ哲学は、一〇〇年このかた、時機の来るのを待っていた。声はシュリー…

shoro
4年前
6

日本のナショナル・アイデンティティ ~羅針盤無き日本丸の行方~ 2章 諸外国との比較 ドイツ編

 これは続きものです前回はこちらです。  本章においては諸外国におけるナショナル・アイデンティティを俯瞰し、日本におけるナショナル・アイデンティティへの橋頭堡と…

shoro
4年前
11

日本のナショナル・アイデンティティ~羅針盤無き日本丸の行方~1章

はじめに 1章  問題意識 2章  諸外国との比較、ドイツ・アラブ 3章  明治日本から戦後日本、征夷大将軍たるマッカーサー 4章  三島事件と日本 5章  日本の現在地 6章 …

shoro
4年前
5

憲法9条改正の是非 ~解釈問題を中心として~

0.はじめに 大学の課題を少し編集して投稿。先生もしこれ見つけても盗用じゃないです!許してください! 本レポートで考察する憲法改正に関しては、一番議論に挙げられる…

shoro
4年前
13

日本の戦後反省~ドイツ参照の稚拙さと日本人の稚拙さ~

 まず最初にこの記事は私の脳内でしか完結していない雑記的なものであることに留意してほしい。 まえがき よくあるドイツ礼賛に付随した日本戦後批判への一考  よくあ…

shoro
4年前
17

「帰還兵はなぜ自殺するのか」と「戦場における人殺しの心理学」読んで

1-1.「帰還兵はなぜ自殺するのか」について  「帰還兵はなぜ自殺するのか」はデヴィッド・フィンケルによって著されたものである。デヴィッド・フィンケルはこの本の執筆…

shoro
5年前
17

独り言~日本の安全保障とか憲法九条とか~

注記 これは昔とある身内だけの機関誌に投稿した文章です。なんか憂国の志士気取ってる感じがしていたいですねこれは…今の自己批判を加えることもできそうだけどめんどく…

shoro
5年前
9

民主主義の失敗(端書き)

民主主義の失敗は様々な側面として存在する。東西冷戦終結後世界は急速に民主化が進んだ。東欧諸国は相次いで民主化を果たし、アフリカや南米においても多くの独裁政権が倒…

shoro
5年前
14
マッチングアプリ戦記〜もうマッチングアプリには疲れたよ〜

マッチングアプリ戦記〜もうマッチングアプリには疲れたよ〜


始まり

マッチングアプリにはもう疲れた。過去3年ほどやっていたが、もうほとほと疲れた。これはむしろ恋愛離れを促進してしまうのではないかと思う。結果論だけ言うと数え切れないやりとりと40人ほど連絡先交換。デートは30人ほどした。2人お付き合いして、どちらも別れた。ワンナイトは1度だけ。モテない自分にしてはよくやった方だとは思うが…備忘録代わりにマッチングアプリでの苦闘を書き残しておこうと思う。

もっとみる
バービー問題から見る日本人と核兵器問題。

バービー問題から見る日本人と核兵器問題。

  今回は昨今話題のバービー問題について語ってみたい。しかし、その視点はバービー映画広報の問題行為を倫理的に糾弾する内容ではない。正直日本人として、単純に不愉快な出来事ではあるが、主題は別にある。この手の炎上は度々起きているが、現実問題日本は、核保有国に囲まれ、核保有国と同盟を結び、しかもその相手は核を投下した国家でありその核兵器による抑止力に頼っているのである。しかし、この現状に対して一切といっ

もっとみる
軍隊とフェミニズム~置き去りにされる女性兵士という存在~

軍隊とフェミニズム~置き去りにされる女性兵士という存在~

 本稿の目的、課題意識は社会一般に男女同権とフェミニズムが認知されて
いる中で女性と軍隊の問題だけが忘れ去られているという点から出発する。
また、本稿では徴兵を前提とせず、フェミニズムに対する「女性も男性と同等に軍隊に立つべきだ」というアンフェア視点の議論をするものではない。
 筋立てとして現在の軍人という職業が男女問わず開かれたものであることを述べる。その上でよく指摘される男女というジェンダーで

もっとみる
誰もが「どくさいスイッチ」を持つ社会 ひろゆき・河野太郎・SNS・Daigo

誰もが「どくさいスイッチ」を持つ社会 ひろゆき・河野太郎・SNS・Daigo

きっかけ
 本稿を書くきっかけとなったのは文藝春秋2021年11月号與那覇氏の「口下手は災いの元か」を読んだことだ。菅総理が引きずり降ろされ、自らの領域で論破するひろゆきが持て囃される現状を取り上げコミュ力や対話力について疑問を投げかける記事である。その中では

ちょっとでも「イラッ」と来たら相手をブロックし、「こいつはクズだ!」などと拡散して、「私もそう思ってた」と同意する人どうしでつながりあう

もっとみる
第0講 キューバ危機概略

第0講 キューバ危機概略

キューバ危機概略
 キューバ危機は人類が滅亡に近づいた最も危機的状況であったと言えよう。キューバ危機を契機として米ソ対立は極限に達し、核戦争に至ってもおかしくない状況であった。ソ連はアメリカの裏庭であるキューバへ「攻撃的」兵器を持ち込み、アメリカはいかなる手段を持ってもこれを除去する算段であった。キューバ危機はケネディの冷静さによって回避されたと述べられる事があるがこれは正確ではない。キューバ危機

もっとみる
アメリカという国

アメリカという国

本稿アメリカという国はどのような国なのかトピックをいくつか挙げて解説をしていく。あくまでも大枠を確認してもらうのが目的であり、各参加者は当事者視点を考慮しつつ自らのアメリカ像を確立してほしい。本章はその手助けとなるように3個のトピックを挙げて解説を行っていく。

1.富
 アメリカは今日に至るまで過去数十年通じて経済大国であり続けている。GDPは一人当たりの生産量とその人口によって出力されるがアメ

もっとみる
1960年代のアメリカ政治

1960年代のアメリカ政治

1960年代のアメリカ政治
 
1960年までには、政府が国民の生活においてますます強大な力を持つ存在となっていた。 1930年代の大恐慌時代に、米国民の生活のさまざまな側面に対処する多くの行政省庁が新設された。第2次世界大戦中には、連邦政府に雇用されている民間人の数が100万人から380万人に増え、その後1950年代には250万人で安定した。連邦政府支出は、1929年には31億ドルであったが、1

もっとみる
ウクライナ戦争解説

ウクライナ戦争解説

お久しぶりです。社会人になったこともあって、ここ最近noteを公開できずにいました。今回はウクライナにおける現状についての動画を数本作っていたので、この場をお借りして紹介させていただければと思います。

今後、noteの投稿についても続けていきたいと思っていますが、主軸は動画制作で語りつくせなかった部分をnoteへ掲載していきたいと思います。

8月の砲声を8月に読んで

ギリシャ人は、性格が運命の基礎だと信じた。自己破滅の要素を宿した右のような決断を育ててきたドイツ哲学は、一〇〇年このかた、時機の来るのを待っていた。声はシュリーフェンから出たが、手はフィヒテはじめ数人の哲学者の手だった。フィヒテは、ドイツ国民は神の意志により、
宇宙の歴史において最高の地位を占めるべく選定されてい
ると言い、ヘーゲルは、人類の責務としての文化を栄光の座につけるために、ドイツ国民は世

もっとみる
日本のナショナル・アイデンティティ
~羅針盤無き日本丸の行方~
2章 諸外国との比較 ドイツ編

日本のナショナル・アイデンティティ ~羅針盤無き日本丸の行方~ 2章 諸外国との比較 ドイツ編

 これは続きものです前回はこちらです。

 本章においては諸外国におけるナショナル・アイデンティティを俯瞰し、日本におけるナショナル・アイデンティティへの橋頭堡としたい。個人的に興味を持ってきた3つの国と地域を独断と偏見によって取り上げる。まずは同じ第二次世界大戦の敗戦国であるドイツから見ていこう。この章は過去の投稿した記事からの流用も含んでいるのでそちらも合わせて読むとよりよいかと思います。

もっとみる

日本のナショナル・アイデンティティ~羅針盤無き日本丸の行方~1章

はじめに
1章  問題意識
2章  諸外国との比較、ドイツ・アラブ
3章  明治日本から戦後日本、征夷大将軍たるマッカーサー
4章  三島事件と日本
5章  日本の現在地
6章  日本の羅針盤、多文化主義・平和主義・超平和主義・皇室・星条旗・亜細亜

はじめに
たかが一大学生がこのような大仰な題名をつけて駄文を書き散らすに至った課題認識は1章において取り扱おうと思う。ここでは超個人的な問題意識につ

もっとみる
憲法9条改正の是非
~解釈問題を中心として~

憲法9条改正の是非 ~解釈問題を中心として~

0.はじめに

大学の課題を少し編集して投稿。先生もしこれ見つけても盗用じゃないです!許してください!

本レポートで考察する憲法改正に関しては、一番議論に挙げられる憲法9条について中心的に取り扱う。ただ単に「憲法改正」という時指している対象は、憲法9条といっても過言ではないほど国民の注目を集めている。また、自民党案においては自衛隊明記が主張されている。このような背景を踏まえ、憲法9条解釈を議題に

もっとみる
日本の戦後反省~ドイツ参照の稚拙さと日本人の稚拙さ~

日本の戦後反省~ドイツ参照の稚拙さと日本人の稚拙さ~

 まず最初にこの記事は私の脳内でしか完結していない雑記的なものであることに留意してほしい。

まえがき よくあるドイツ礼賛に付随した日本戦後批判への一考

 よくある日本の戦後反省への批判としてあげられるものとして「日本の戦後反省はなってないドイツを見てみろあんなに素晴らしい。」という文脈を見かける。確かにドイツの戦争に至る反省とその過ちに真摯に向き合う点については非常に学ぶところが多い。ドイツ精

もっとみる

「帰還兵はなぜ自殺するのか」と「戦場における人殺しの心理学」読んで

1-1.「帰還兵はなぜ自殺するのか」について
 「帰還兵はなぜ自殺するのか」はデヴィッド・フィンケルによって著されたものである。デヴィッド・フィンケルはこの本の執筆前にアメリカ陸軍の第16歩兵連隊第2大隊を約1年間取材し、「戦場で兵士は何を見たのか」という本を執筆している。本書が書かれたこの取材の時に出会った兵士が本国に帰還後、精神的な不調に苦しんでいると知らされ再度元兵士への取材や家族、軍医療関

もっとみる

独り言~日本の安全保障とか憲法九条とか~

注記

これは昔とある身内だけの機関誌に投稿した文章です。なんか憂国の志士気取ってる感じがしていたいですねこれは…今の自己批判を加えることもできそうだけどめんどくさいからねしょうがないね…とりあえず大学生になったばかり俺が当時書いたのオ〇ニー文章ですこれは。

はじめに
 今回初めてコラムに投稿させて頂く。はじめに断っておきたいのがこのコラムはまさに題名にある通り、独り言と何ら変わらないただの自慰

もっとみる

民主主義の失敗(端書き)

民主主義の失敗は様々な側面として存在する。東西冷戦終結後世界は急速に民主化が進んだ。東欧諸国は相次いで民主化を果たし、アフリカや南米においても多くの独裁政権が倒れ民主化した。
しかし、現在では世界各地で民主主義の課題が突きつけられている。米国においては移民排斥を訴えるトランプ政権が誕生し、ハンガリーやポーランドでは極右が勢力を伸ばした。中東・マグレブ諸国では、アラブの春によって一見民主化が果たされ

もっとみる