みんなありがとう、またいつの日にか【高松days終】
障害を抱えた2人が出会うも、コロナで会う機会が減っていく。画伯ちゃんは4年ぶりに恋人ができて舞い上がっている。
CBDグミを一緒に食べて、眠剤を一緒に口で溶かしあった。
何が溶けていく?何が見えている?
行動だけが自分を救う?
行動だけが世界を変えられる?
そう信じて行動をはじめた。
じゃないと殺される。世界に。
そして自分に。
画伯ちゃんは生きてる?
相手は?生きてる?
これを読んでいるあなたは、
生きてる?
前回までは↓↓↓
今回の恋愛についてマガジンにまとめました↓↓↓
帰りのバスまで、もう少し
今回は、お互い高松まで遠征しているので、それぞれのバスで帰る。
相手は1時間早いバスで帰るので、その時間が来るまでバス停の近くで過ごすことに。
身体障害を抱える相手の足のこともあり、タクシーに乗り込んだ。
ダイワロイネットホテルの近くまで戻り、南新町商店街にあるカフェへ。
外でバスを待とうとしたが、急な強風と気温の下がりに耐えられなかった。
カフェの中で、30分ほど相手に変顔を見せて時間を潰す。
今度はどんなことする〜?
とか。
5月に会う時はここ行くし、ここも行ってみよ〜!
とか。
2人には、すでに8月頃までの予定が詰め込まれていた。
変顔をやめても変な顔の画伯ちゃん。
時間が迫っていた。
カフェを出て、手を繋ぎ、路地裏を通ってバス停へ。
"春なのに寒いね"
コロナで会うのを中止しようか、旅の直前まで2人で考えていた。
画伯ちゃん的には、"この日に会わないと、もう二度と会えないような状況"になりそうで怖かった。
自粛が始まる数日前。
この2日間の旅行ができて、本当に良かった。
相手は、無事にバスへと乗り込み、見えなくなっていった。
気をつけて帰ってね。
画伯ちゃんは帰りのバスまで1人
見送ったバス停の真向かいに、"高松市立中央公園"があった。
見覚えがあったので覗いてみよう。
なんでだろう?どこかで見たことがある。
あっ!ここって!
2015年くらいに来たことがある...!
やっぱり!
Swarmにちゃんと履歴が残っていた。
今まで1度しか来たことないと思っていたけど、旅行で1回、ライブを見に1回。この町に来ていたようだ。
ライブハウスTOONICEの近くにある、この公園。
当時の彼女とライブを観たあと、ボーッと休憩していた思い出が蘇っていた。
あの頃のことと、この日の気持ちが混じり合って
ドキドキしていた。
まだまだ時間はある。TOONICEに向かってみよう。
1人で行動するのが苦手な画伯ちゃんが、旅先で予定してなかったことをしていく。
行動は画伯ちゃんを、どうしていく?
そしたオシッコもしたかった。裏テーマはトイレ探し。
懐かしい〜!
このハコでライブ見たなぁ。
いいハコだったからバンド始めたら出演してみたい!
中にまで入る勇気はないので、写真だけおさめてトイレ探しを本格的に始めた。
あまりの強風で、膀胱が刺激されてしまう。
急がなければ...
また南新町商店街に戻り
圧倒的な人の少なさに驚き
細いアニメイトを見つけた。
目を引かれている場合じゃない。
もうオシッコが溢れそうだ。
バスに乗っている相手へのLINE連絡もできないほど、切羽詰まっていた。
またもやダイワロイネットホテルまで戻ってくる。
なぜ...どこにもトイレが無い...
トイレのためだけに喫茶店に入るべきなのか...
そのとき前日のことを思い出した。
ダイワロイネットホテルの敷地内にある、ショッピングモールの丸亀町グリーン。
その中にある、パン屋さんの上の階のトイレのことを。
もうすぐトイレがあると確信。
急に冷静なフリをして、ゆっくり歩いた。
もう答えが見えたからね。
トイレが視界に入り込んでいたエスカレーター上でも、ジッと運ばれることに専念した。
心の中では、"トイレ空いてろよ〜"と願い倒しながら。
大阪に帰ります
トイレを済まして、気品ある様子の画伯ちゃん。
コンビニで食べ物を買ってからバス停へ。無事に間に合い乗り込んだ。
予約時には席が1つも空いてなかったはずなのに、乗ってるのは俺1人。
運転手の2つ後ろの席。
早割りの席だから前方なのと、キャンセルが相次いだのかな...
運転手が花粉症なのか、風邪なのかわからないけど、乗車中ずっと咳をしていて不安な画伯ちゃん。
後ろの席に移っていいか聞くのも、気が悪いし、恥ずかしくてできない。
"相手"が行きしなのバスに乗れなくて電車で向かうことになったとき、"降り場を駅前に変更したい"ということは、画伯ちゃんサイドのバス運転手さんにちゃんと伝えることができたのに。
うーん。
成長するのは難しい。
途中、予約していない男性が1人乗ってきて、たった2人の乗客を乗せたバスは大阪に進んで行った。
モグモグして、寝て、相手とLINEして大阪に到着。
まじで人がいなかった...
この写真だと、鳩の方が目立ってるくらい。
こんな梅田見たことなかったな。
帰ってまいりました
家に帰ってきた画伯ちゃんは、手洗いうがいを済ませ、先に荷物の片付けを始めた。
初日にバスに乗れず遅刻した相手。
相当気にしていたようで、電車の待ち時間にプレゼントを買って渡してくれていた。
米ぬか斬新!笑
食べれるか心配だったけど、めっちゃ美味しかった🤤
白米じゃなくオートミールが常食の画伯ちゃんでも、充分満足できる味わい!
そして前回の『徳島リターンズ』を読んでくれた方ならわかるかもしれないが、紅茶専門店『エシャロンティーハウス』でホットケーキを頼んだ時に出てきた"ゆず塩"をくれた。
これを鶏むね肉にかけて焼いたら、上品なお鍋みたいな味になる。
にんにくか、カレー粉か、アメリカンなスパイス以外の道を知れた🤤
ありがとう
そしてシャワーを浴びる前、
ポケットに入れていたレシートを見てみると
あれ!
初日のチェックイン前に寄った、コンビニのレシートがおかしい...
水とハイボールしか買ってないのに...
千切りキャベツを買ってることになってる!
ハメられてる〜!!!
まぁ仕方ないか。
すべてを片付け、寝る準備をし、相手とアフタートークをして熱を冷ましていった。
僕たち私たちは幸せになりたい
帰宅してから数週間後。
"相手と画伯ちゃん"を繋ぎ、"過去と今の画伯ちゃん"を繋ぐ存在である
Hi-standardのDVDが発売された。
でも7月現在もまだ見ていない。
大事に置いてある。
「今度会うときに一緒に見よっか〜!」
「うん♪わかった♪」
そう言ったまま7月現在、まだ見れていないんだ。
そしてDVD発売とほぼ同時だったかな?
Hi-standardの所属するpizza of deathレコーズがサブスクリプションを解禁した。
そして"Hi-standardのライブ音源"なども初出しされた。
画伯ちゃんは、それもまだちゃんと聞いていない。
なぜなら僕たちは...
前回の栗林公園で飲んだジュース、その後のトイレ探し、
数日後のハイスタDVD開封の様子をまとめた動画。
ダイワロイネットホテル徳島は、泊まった人にお水を配布していた。
相手が要らないというので、3/4~5の滞在時の分は、画伯ちゃんが2本とも受け取った。
飲みきってからも、自宅の部屋用のお茶入れとして使い、相手との思い出を離さないようにしていた。
そんな話を伝えると
「わたしも貰っておけばよかった〜♪」
と言う相手。
高松でもダイワロイネットに泊まったので、相手はいつでも受け取る気マンマンで過ごしていた。
しかしコロナのせいか、そもそも高松では配布していないのか、お水は貰えなかった。
そして私たちは...
今のLINEアイコンは、徳島の彼女の影響を受けてこれにしている。
各SNSもこれにしている。
相手が青いリボンをつけたアイコンしていたから。
真似をしたんだ。
僕たち私たちは、絶対に幸せになりたい
この高松daysである4月4~5日に会ってから、現在まで
会う予定はすべて飛んだ。
・5月24日までにあった複数の予定は"コロナで仕方なく"。
・5月24日から今日現在までは"連絡先をブロックされた"からだ。
画伯ちゃんはフラれた。
「ごめんね、もう付き合えない」
というメッセージを最後に、すべてが終わってしまった。
その直後の画伯ちゃんのTwitterには、
そのときの感情がわかりやすく残っている。
フラれて、バンドも止まったままの画伯ちゃん
もう死のうと思った。
3月下旬からメンバーと連絡を取らず、バンドも止まったままになっていた。
最後にバンドがどうなるのか、バンドメンバーに聞いてみると
「やりますよ〜!やるに決まってるじゃないですか〜!!!」
その言葉を聞いて、人生の目的が繋がってくれたままだと知れた。
生きていける。もう全部をぶつけて俺のすべてを出させてくれ。
音楽で。
すべてを受け止めてくれる人に出会えるかは、もうわからないから。
すべてを見せて、すべてを受けた相手だったから。
徳島の人は。
このツイート曲を完成させた。7〜10日後に投稿予定。
2020年の目標は「恋愛」と「バンド」
その目標を叶えるためには、過去の呪いを解かなければいけなかった。
世界を変えなければならなかった。
これは病気であり、障害だ。
しかし表現において、この感覚は必要なものだとも思う。
画伯ちゃんは信じている。
自分には面白いものを作り、面白いことを共有できるエネルギーを持っていることを。
ここまでは2020年の恋愛について、主に書いてきた。
ブリッジ回で書いた、半年前倒しでこのシリーズを本気で書いている理由がわかってもらえたと思う。
過去の呪いを分散させながら、ゆっくり解いていたところに、リアルタイムで生々しい呪いが降りかかったんだ。
すぐさま解き放ちたかった。
ここまで解かせてくれてありがとう。
ありがとう
読んでくれている人もありがとう。
僕たち私たちは幸せになれる。
これからも幸せを目指す画伯ちゃんを応援してほしい。
僕たち私たちは絶対に
絶対に幸せになりたい
この話しは一旦ここで寝かせる。
すこし前に書いた
「オチが変わりました。不思議です。決まったオチに向かって、もうすぐ書き終わりそうだったのに。物語が変わったんです」
シリーズを書き始めた、6月27日から今日までの間でオチが変わった。
自分でもまだどうなるのかわかっていない。
続きは7〜10日後に投稿予定だ。
まだ見ぬオチを際立たせるために、間を作るのは必要なことだから。
次回からは"過去のバンド活動編"をお送りする。
残していくしかないから、俺は。
今日のこともいつか未来に書き残す。
最後に、徳島の相手が待ち受け画面として使ってくれていた
画伯ちゃんの描いた"マイメロ風なキャラ"で一度締める。
次回 「高校時代の軽音部編」へ
(今回のテーマソング:Hi-STANDARD - STARRY NIGHT)
あの日見た、アスティとくしまからの星空を覚えてる?
2018年のHi-STANDARDのライブが終わったあと。
濡れた地面。あの寒さ。
画伯ちゃんは覚えてる。そして残した。
noteと俺が死ぬまでは消えないね。消えないよ。思い出たちは。
あの夜はとくにね。
(今回のテーマソング2:Hi-STANDARD - We're All Grown Up)
-from SOUNDS LIKE SHIT-
つづく
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