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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
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2023年11月の記事一覧

どんな組織も結局人間関係で決まるって話。

どんな組織も結局人間関係で決まるって話。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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まずはこの記事。

いやはや大騒ぎになりましたね〜〜!
創業者が追い出されて、すぐ採用するって決定が出て、元の会社が大騒ぎして、元の鞘に戻る流れに。
これが数日で起きるという、実にスリリ

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子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

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目標から逆算し、先回りされると意欲を奪われる

私の塾は基本、成績のあまりよろしくない生徒が来ていたのだけれど、たまに勘違い(?)した親が、ものすごく成績の良い子を連れてきて「お願いします」と言ってくる場合があった。中学受験に失敗し、高校受験で挽回したい、という熱意を母親が持っていた。面接のとき、母親は子どもに語りかけた。

「あなた、同級生の○○ちゃんが合格して、泣いて悔しがったでしょう?高校受験で挽回する、って誓ったじゃない!?○○ちゃんは

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子育ては「汝自身を知る」こと

横山光輝「三国志」では、「自分のことは自分が一番わかる」という発言をする人物が結構現れる。私は「いやいや、そんなことあるまいよ、自分のことってビックリするくらい分かっていないよ」と一人で突っ込んでいた。実際、私たちは自分のことが思いのほか分かっていない。それが子育てにも反映する。

今回バズったツイートは、「親が先回りすると子どもはやる気を失う」というもの。これ、みなさん、よく自覚されていること。

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観察・仮説・工夫に驚く

子どもの成長や工夫に驚き、喜ぶ話をすると、共感の声を上げ、「ほめて伸ばす、ですね!」とコメント頂くことが多々。
せっかく共感してくれたら、そこは「そうですね」と合わせるのがマナーだけど、理系のサガなのか、「いえ、『ほめる』のとは違うんですわ」と揚げ足を取ってしまう。申し訳ない。

「ほめて伸ばす」には、二つ課題があるように思う。親がほめてつかわす「価値基準」がすでに用意されていること。もう一つは、

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「名選手、必ずしも名監督ならず」はなぜ起きる?

「名選手、必ずしも名監督ならず」という。
名選手になったこともない私がこれを論じる資格あるのかという問題はあるけれど、どんな人も誰かの指導者(先輩くらいにせよ)になる可能性はあるわけで、名監督とまでいかなくてもなんとなくそれに近づける、凡人ならではのテクを考えてみたい。

ある人から、名選手にも2種類いるのではないか、と指摘を受けた。身体的能力に恵まれて、その圧倒的なパワーで名選手になった人は、自

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