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2021年3月の記事一覧

春はお別れの季節です♪

春はお別れの季節です♪

「まだ」と「もう」点滅している信号に走れ私の中の青春
松村正直

毎日新聞3月27日付のコラム「余録」に掲載されていた短歌だ。
コロナ禍で修学旅行に行けなかったり寂しい卒業式になってしまったり、入学したのにほとんど大学に通えなかったりと、不遇な青春時代だたと感じる学生は多いと思う。娘も「高2の思い出を返してほしい」と嘆いていた。

でも、どんな状況であったとしても、卒業式はやってくる。学生だけじゃ

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どこを向いて仕事してる?

どこを向いて仕事してる?

今期の国会で24もの法案・条例の条文・関連資料に誤記が見つかった。デジタル改革関連法案に至っては、関連資料に45箇所もの誤記があったそうだ。これは、中々すごい量だと思う。ミスの要因として、コロナ対応による各省庁の業務増や慣れないテレワークでのチェック体制の緩みも指摘されているようだ。確かに行政の仕事量は激増しているし、職員もみんな疲れ果てていることも間違い無いと思う。ただ、問題の本質はそこじゃない

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本の森003「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)

本の森003「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)

27歳の冴えないOL、二ノ宮こと葉は、幼馴染の結婚式で、伝説のスピーチライター久遠久美と出会う。この出会いが、こと葉の人生を劇的に変えることになる。

言葉には、世界を変えるチカラがある。そう強く感じさせられる小説だった。事実、僕自身も物語の中に登場する珠玉の言葉、極上のスピーチに何度も涙させられた。

言葉の持つ力を信じ、胸の奥底に眠る熱い想い、ひたむきな想いを言葉に変えて世界に解き放つ仕事。そ

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チャンスフラワーと「始末」

チャンスフラワーと「始末」

3月13日付の毎日新聞オピニオン欄に、チャンスフラワーが紹介されていた。チャンスフラワーとは、茎が短い、形が悪いといった理由で廃棄されてきた「規格外」の花のこと。規格に合っていても不況で需要が伸びず、出荷されない花もある。虎ノ門にある花屋「hanane」では、そんな規格外の花をチャンスフラワーと名付け、近隣の菓子店や美容室、ブティックなどにも「店頭で売りませんか」と声をかけ、販売の輪を広げていった

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謙虚さは魔除け

謙虚さは魔除け

雑誌「致知」2021年4月号の特集は「稲盛和夫に学ぶ人間学」でした。

「謙虚さは魔除けだ」

この言葉は、稲盛和夫の傍に長年仕えてきた、日本航空元会長補佐で専務執行役員の大田嘉仁さんが、若い頃に稲盛氏から言われた言葉だそうです。

謙虚である限り、失敗することはないし、悪い人間も寄ってこない。謙虚さは魔除けなんだよ、と教えられたそうだ。

また、稲盛氏は悪意や怠惰からくるものではないうっかりミス

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映画ディア・ドクターを観た

映画ディア・ドクターを観た

医者が一人もいない、人口1千余人の山間部の小さな村、神和田村。そこに医師としてやってきた伊野は、村民たち一人ひとりに寄り添い、どんな治療でも引き受け、住民から絶大なる信頼を寄せられていた。
そんな伊野が、ある日突然失踪する。

予告編でも公開されているネタなので言ってしまうと、失踪してしまった医者、伊野は無免許の医者だった。

なぜ伊野は、無免許で、それも医者が一人もいない人口1000人余りの小さ

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経済成長の秘訣?!

経済成長の秘訣?!

3月3日付の毎日新聞に、徳島市長の内藤佐和子さんの記事が掲載されていた。
3月3日はひな祭り、8日は国際女性デーだからだろうか?それとも、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の元会長、森喜朗氏の発言の影響からだろうか?最近、女性差別やジェンダー平等に関する記事が増えてきているように感じる。

そんな中、今日の内藤さんのインタビュー記事の内容には、正直驚いてしまった。彼女が市長選を戦っている最

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