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学術的(?)、研究者的(?) 考察

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#対人支援

あなたの能力、育てるとか身につけるものだと、思っていませんか?

現代日本人にとても多いように感じていることですが…

例えばあなたは、
「私は別に何の能力も得意教科も特技もない。社会に貢献できることも自分の仕事として大成できるような要素も何も持っていない。私は平凡で、何もできないなあ。大勢の中のひとりだなあ。」
…などと、思っていませんか?
(今の日本人は、そう思わされるよう思わされるような潜在的教育が家でも学校でも社会文化全体でも行われるようになっていますか

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「痛い」「眩しい」という言葉の一般的語弊

つい先日、私の主宰コミュニティで、ゲストも交えての座談会の収録を行った。
第1回目として、まずは、私自身の「視覚」の状態について。

私は、「眼球使用困難症」という呼び方をする他ない、という、要するに国の判断基準には当てはまらないが「視覚」自体を使うことが実質困難な、文字通り「眼球(というより視機能)使用困難状態」であるわけだ。
この辺りについては私の過去の記事をお読みいただきたい。

さて、とこ

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でき得るならば遊んで暮らしたいひとへ―「遊ぶ」の本当の意味

唐突に聞きます。

人生、遊んでいたい人、
もしでき得るならば遊んで一生涯暮らしたい人、

この記事を見ているだけなら誰にも見えていませんから、頭で、もしくは心の中で、頷いてください。

かくいう私も、そうです。

いや、人生遊びたくなんか、ないよ。
というかたは、あまりいないのではないかな?
もしいたとしたら、それは「遊んではならない、遊ぶわけにいかない」と思っておられるか、「遊び」という言葉の

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あなたの真実・あなたの本質に繋がるもの

"スピリチュアル"の人たちも、自分たちも実は医療に非常に近いこと・医療の一端を担っていると知ったら、気付けば、本当に心理療法としての意識の深い原理原則や技法を学びたいと思うのではないだろうか、と思う。

彼ら、無自覚では根っこの確信がふわふわ…ゆえに自分達の技法を半信半疑でやっている人が多い。
実は、無自覚では自分の行っているヒーリング法や占いを、実は自分自身で軽い楽しみ程度の娯楽とくらいに過小評

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セラピストのあまりに勝手な呟き

カウンセリング他心理療法。確たる理論や技法や経験を持っていればクライアントの症状はちゃんと治せるのだろう、などと思っている「クライアント」は多い。

そして、私(セラピスト)も、私がこういう態度でいること自体が効果を齎すから堂々と落ち着き払って全て知っていますというような雰囲気を態度で醸し出してはいるが、フタを開けると心理療法ほど一歩先がどうなるか「予測(計算)でわからない」領域はない。

カウン

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セラピスト、ヒーラー、教育者など…対人支援者の大前提

スピリチュアルヒーリングをしている人や、コーチングをしている人など、対人支援関係を職としている人は多いが、そういう人たちの中で良く聞く言葉がある。

「私のセッションでクライアントが変わることができた、と言われる」というような類。

もちろん、クライアントさんに紹介する意味で、必要なことではあるし、私もそう言っていただく場合はWebsiteに掲載させていただくこともある。

ただ、それと同時に、

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ブロックとは―スピリチュアルと心理療法

ブロック、という言葉、なかなか流行っていますね。

ああ、私の記事でブロックというと、誘導ブロック(点字ブロック)も良く出てきますが、今回の記事は心理の方です。
日本は随分スピリチュアルが流行り広まったので、恐らくそこでこの「ブロック」という表現が生まれ、広まったのかなという印象があります。定かではありません、私個人、この語源は知りませんので、そこはわかりません、あくまで印象です。

ただ、日本で

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言葉で見えない、真髄

心理学、科学、生物学、哲学、宗教、スピリチュアル、医学、心理療法、教育、生理学、解剖学、音楽、歴史学、天文学………………
そしてこれらにまつわるすべての職業…………

ひと(命・存在)の真実、根源、真髄に迫ろうとする領域は、たくさんたくさんたくさん、あります…
そして、極論のようなことをいってしまうと、世界の全ての学問や知恵などは、すべてすべて、それに迫ろうとしているものなのでしょうが…

そう、

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私は独りだ、助けて欲しい、と感じるとき

God(Heaven) helps those who help themselves.
天は、自らを助くる者を助く

元々は西洋の諺です。
最近は、諺というもの自体をほとんど知らない人も増えて来ていますが…

ご存知でしょうか。
聞いたことが、ありますか。

運命…天というとてつもない、人智を超えた”何か”は、あなたを今、生かしている”何か”は、
自分で自分を助けようと動く者を助ける、という意味

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人生の手綱を自分で握るとはどういうことか/対人依存とは―裏に隠れた破壊的プログラム

私は、顕在意識と潜在意識の説明をするとき、また、人生という登山を例えるとき、意識領域(自我・自覚)を、目の見えない人だと例えることがある。
これは、私のクライアントさんたちには非常にわかりやすいと言われることが多い上、何を説明するにもほとんど同じ系統の例えを使うことができるので、なかなかに良く使う。

さて、前提的なところは、今までの記事の中でも大分書いているので省くが、人は誰しも人生という登山、

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依存とは

私は、本来は医療関係者や心や身体の専門家などがお互い同士で使う専門用語、もしくは専門家と”その”クライアントがお互いに話をわかりやすく早く通じやすくするために使っていた目的のはずの言葉が、現代はいつの間にかYoutubeやら漫画やらスピリチュアルやらいろいろなツールで広まり、その概念が深く理解されないまま流行語になってしまっている、というような記事を何回か書いています。
「トラウマ」だとか「投影」

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セラピー(癒し)とは何か

自分自身を知り自分自身の中で断絶されてきた自分自身と本当の意味で繋がり、自分の人生の問題を解決し自分の内側を整理してきた人…つまり、
自分自身が癒されている人は、

世の中のすべて、人生のすべて、日常のすべての事象、すべての刺激、すべての時間を、
すべてを自分のセラピーとして、また自分の成長の糧として、受け取ることができます。

そして、しかも、自分の中に制限がかかった人は、物事をかなり狭まった、

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現代日本人に蔓延する見えざる危機/私個人の本年の方向性

私のなりふり構わぬスタンスのセラピーのやり方は(なりふり構わないという言葉に当て嵌まるのだろうなということすら、実は最近自覚してきた)、私にとって、恐らく変えようと思ってもなかなか変わるものではないだろう。

ある程度変えることは可能だが、そもそものベーススタンスは私自身の奥底が、変えるつもりがないからだ。

これは、どうしても自身の奥底を見て、痛感せざるを得ない。

私が生きている、私がセラピス

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対人支援職に大前提~最後まで一番必要となる大事なこと

本日は、ただのつぶやき。

つくづく思う。

例え権威のある医師であれ、民間セラピストやカウンセラーであれ、福祉施設の職員などであれ、対人支援職に携わる者の第一の仕事(というよりも1~10まで常に必要な仕事)は、
その人、本人が、自分の人生において今、本当に必要なこと、そしてその必要なことが成されるために必要な支援、それを提供できるひとや場所などを、ディスカウントのない目(つまりクライアント本人の

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