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記事一覧
椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」
はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展以外でもめちゃくちゃ椅子あった。というか企画展がとにかくよかったためたくさん語りたい。
この企画展は愛知県美術館(7/18-9/23)へと巡回するため、逃した方はぜひそちらに行ってみてほしい。また埼玉県立近代美術館は、この展示を抜きにし
フォロワーさんとの旅行記「ブランクーシ展」「マティス展」
4月某日、Xのフォロワーさん(A氏とする)と一緒に、アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」と国立新美術館「マティス 自由なフォルム」を観てきた。
アーティゾン美術館最寄りの東京駅で待ち合わせた。A氏と顔を合わせるのは実に半年ぶりだ。おひさしぶりです、また会えてよかった! もちろん美術館めぐりも楽しみだったが、友人との再会もまたよいものである。Wikipedia
【京都遠征!】7回目の #キュビスム展 と充実したエトセトラ
はじめに 私は懲りない。国立西洋美術館での「キュビスム展─美の革命」に6回行ってから早2ヶ月、またキュビスム展に行ってきた。それに今回はいととと氏(@itototo1010, X)とだ。東京展のときと同様、恐ろしいほど長い記事になってしまっている……。私は本当に懲りない。
↓国立西洋美術館でのキュビスム展の話
↓キュビスムの解説
京都市京セラ美術館へ 4:30ごろに起き、公共交通機関で京都
「シュルレアリスムと日本」─今年はシュルレアリスム宣言から100年らしいお話─
はじめに 今年はアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」から100年の節目だそうで、板橋区立美術館にて「シュルレアリスムと日本」展が開催されている。これはその展覧会の記録である。
本展は前後期で展示品の入れ替えがある。前期のみの展示品には「□」を、後期のみには「■」を、両期通して展示されているものには「□■」を以下の例のように表示する。なお展示品は一切撮影できなかったため、所蔵美術館からの
天才魔術師に会ってきた話 「マティス 自由なフォルム」
はじめに 国立新美術館で開催されている「マティス 自由なフォルム」展の旅行記。端的に言うとマティスにかなりはまった。彼は魔術師だ。
あとマティス展には2回行った。その2回目は友人と一緒に行き、別の企画展も観てきたためマティスと関係ない話も混ざるがご了承いただきたい。
行ったきっかけ──マティスとは 巨匠。あんまり詳しくなかったけど、彼の切り紙絵がたくさん来ていると知り気になっていくことにした
マリー・ローランサン展に行ってきたら他の展示も刺さった話
はじめに 2月某日、アーティゾン美術館で開催されている「マリー・ローランサン展」を観に行ってきた。マリー・ローランサンは「キュビスム展」で知り、ちょっと気になっていたアーティストのひとりだ。
↓キュビスム展に行ったときの話
彼女はギヨーム・アポリネールの恋人でキュビストたちとも親交があったそう。キュビスム展ではピカソたちのキュビスムに影響されたと思われる暗い色調の作品1点しかなかったため、あ
優しいお顔の神仏たちにお目にかかったお話
東京ステーションギャラリーで2023/12/2~2024/2/12の日程で開催されている「みちのく いとしい仏たち」という展覧会へ、会期ギリギリの2/10に行ってきた。なぜ観に行ったかというとメインビジュアルになっている面長な像のプロポーションに惹かれたからだ。
なぜか公式ホームページは上手く埋め込みができなかったため「美術館ナビ」というサイトで代用する。見切れちゃった……。↓
東京ステーシ
キュビスム展に6回行った話 ─本当に美の革命だった─
●2024年3月23日追記
キュビスムの記事を書きました。よろしければこちらもご覧ください。
これは国立西洋美術館で開催された「キュビスム展──美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」(2023/10/3~2024/1/28)にめちゃくちゃ感化され、何度も行ってしまったよという回顧録。ピカソとキュビスムは決してイコールではないことを思い知らされた。私が伝えたいことは
「キュ