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2021年の15冊目

2021年の15冊目

は、コチラ↓↓の小説!

『とにもかくにもごはん』(小野寺史宜 著)

2019年、『ひと』(祥伝社)が本屋大賞にもノミネートされた小野寺史宜さんの最新刊です。

本作の舞台は子ども食堂。

誰もが大なり小なり事情を抱えて毎日を生きている。

それぞれ色々あるけれど、温かくておいしいごはんが、きっとこころを癒してくれる。

そして明日に繋げてくれる。

やっぱり小野寺史宜さんの作品は最高です!!

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2021年の14冊目

2021年の14冊目

は、コチラ↓↓の小説!

『余命一年、男をかう』(吉川トリコ 著)

自分にとっては初めてとなる吉川トリコさんの作品です。

< あらすじ >
節約とキルト以外何ごとにも興味のない40歳独身事務員の片倉 唯が、ある日ガンが発覚して余命1年の宣告をされる。そのとき、たまたま出会ったピンク色の髪をしたホストにお金を貸すことになり…。

思わず笑い、その後にしみじみする。

リアルな本音が心のツボを押し

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2021年の13冊目

2021年の13冊目

は、コチラ↓↓のミステリ!!

『推理大戦』(似鳥鶏 著)

自分にとっては初めてとなる似鳥鶏さんの作品です。

< あらすじ >
日本のある富豪が発見したという「聖遺物」。
世界的にも貴重なその「聖遺物」を手に入れるため、世界中のカトリックそして正教会は、威信と誇りをかけ「名探偵」を探し始めた。
いったい、なぜ?
それは、「聖遺物争奪」のために行われる、前代未聞の「推理ゲーム」に勝利するため。

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2021年の8冊目

2021年の8冊目

は、コチラ↓↓の長編小説!

『ひきなみ』(千早茜 著)

千早茜さんの最新小説です!

< あらすじ >
小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界

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2021年の6冊目

2021年の6冊目

は、コチラ↓↓のゴシック・ミステリ!!

『薔薇のなかの蛇』 (恩田陸 著)

本作は、1997年の『三月は深き紅の淵を』で初登場した人物、水野理瀬が登場する一連の物語、通称”「理瀬」シリーズ”の17年ぶりの単行本です。

< あらすじ >
英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。そこには国家の経済や政治に大きな影響力

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2021年の5冊目

2021年の5冊目

は、コチラ↓↓のサスペンス・ミステリ!!

『幻視者の曇り空 ―― cloudy days of Mr.Visionary』(織守きょうや 著)

2015年に『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した、織守きょうやさんの最新作です。

< あらすじ >
ある特殊能力のせいで、他人に関わらないように生きてきた久守一は、偶然、その力で美大生の佐伯が巷を騒がせる連続殺人犯だと知ってしまう。
社交的

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2021年の4冊目

2021年の4冊目

は、コチラ↓↓の長編小説!!

『エレジーは流れない』(三浦しをん 著)

本作は3年ぶりの新作となる、三浦しをんさんの最新刊です。

自分にとっては初めてとなる三浦しをんさんの作品だったのですが、ゆるくて、ぬるくて、おバカで明るく、哀愁すらも心地いい、めっちゃ面白い青春群像小説でした!

先の見えなかった"あの頃"も、未だに先の見えない"これから"も、自分の人生にはエレジー(哀歌)より似合う曲が

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2021年の2冊目

2021年の2冊目

は、コチラ↓↓の作品!!

『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(桜木紫乃 著)

自分にとっては初めてとなる桜木紫乃さんの作品です!

<あらすじ>
ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子

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2020年の11冊目

2020年の11冊目

は、コチラ↓↓の作品です!!

『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう 著)

『流浪の月』で”2020年本屋大賞”を受賞した、凪良ゆうさんの最新作です。

本作は、滅びゆく世界の中で、年齢も立場も違う4人が、最後の最後にそれぞれの"ささやかな幸せ"を手に入れていく物語です。

本作の設定で面白いのは、小惑星の衝突で地球が滅亡するまでに残された時間が"1か月"という点です。

"1週間後"でも、"1

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完結!!

完結!!

どうも、えりおです!

昨日、12月4日(金)は『鬼滅の刃』の最終巻である23巻の発売日でしたね!

『鬼滅の刃【23】』(吾峠呼世晴 著)

多くの方が発売を楽しみにされていたんじゃないかと思いますが、まさに自分もその一人です!(笑)

読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞の全国5紙では、朝刊に『鬼滅の刃』の主要15キャラクターが登場する新聞広告が掲出され、朝から盛り上がりが凄か

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2020年の10冊目

2020年の10冊目

はコチラ↓↓の作品!

『百年と一日』(柴崎友香 著)

自分にとっては初めてとなる柴崎さんの作品です。

本作は33話の掌編から成る作品で、様々な”時間”や”場所”や"人"を感じることのできる新感覚な作品なのですが、自分は1話目から堪らなく好きでした!

どの話も、別の時代や場所に生きる会ったこともない誰かを身近に感じ、繋がれたような感覚になれるんです。

「小説ってこんなこともできるんだ!」っ

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2020年の9冊目

2020年の9冊目

は、コチラ↓↓の作品!

『これはミステリではない』(竹本健治 著)

自分にとっては初めてとなる竹本健治さんの作品です。

読み終わった直後の感想は「、、、え??」です。

そして「これは確かにミステリではない」と思いました。(笑)

作者である竹本さんご自身が、「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」と評されてますが、本当に歪です。

そして、(作品を読み終えた後だと余計に)講談

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