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たぶん、わたしのはなし。 Vol.8「不幸ジャンキーは幸せが怖い?疑うことがやめられない」
ドラマとか、映画とかで「わたし、幸せになるのが怖いの」的なセリフをたまに聴く。あのセリフって、「今が幸せすぎて、これから不幸になるのが怖い」または「私ってこんなに幸せでいいの?」という意味合いが大部分を占めていると思うのだけど、私は少し別の意味で、「幸せが怖い」に同意できる。幸せに触れて、まともになってしまう=つまらない自分になるのが怖いのだ。
少し前から、ありがたいことに、幸せみたいなものを感
たぶん、わたしのはなし。 Vol.7 「求めたいし、求めない。理解されたいし、されたくない〜私的インナーチャイルドとハイヤーセルフの話〜」
突然だけど、私には「もう一人の私」が、あと二人いると思っている。一人は、私の中の子ども、「インナーチャイルド」。もう一人は、高次元の私、「ハイヤーセルフ」だ。インナーチャイルドは心理学的用語らしく、ハイヤーセルフについては、スピリチュアル用語なので、こういう話に抵抗がある人は、「なんかこのエッセイ、雲行き怪しいぞ?」と思うかもしれないが、多分そんなことはないので、もう少しだけ頑張って読んでほしい。
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.6 「シンプルに、きもちよく、音楽を楽しみたい〜ワタシ音楽史、ドリカム、洋楽、椎名林檎、hiphopについて〜」
音楽って、耳とか体だけじゃなくて、いろんな思い出を同時に保存してくれている。ある曲を聞けば、その頃の情景とか匂いとか、人間関係、はたまたその曲を教えてくれた人のことを思い出すし、聴けばその時の記憶を引っ張り出せる。それってすごいことだと思う。私は自分が今やっている表現が好きだし、誇りに思っているけれど、音楽にはどこまでも叶わないと思っている。ライブとかフェスに行って、直接音楽を浴びると、心の底から
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.5 「愛することは異文化交流。パートナーシップにおけるわがままさ、未来のこと」
パートナーシップ。このトピックに関する悩みは、尽きない。しょうもない、小さなことから、どうしようもない、大きなことまで。それは、みんな同じ経験をしていると思う。私は占いが好きで割とスピっているので、事あるごとにみてもらうのだけど、どの占い師の方にも、だいたい以下のようなことを言われる。
「我慢せずに、対話すること」
「オリジナルであること」
「なるようにしかなりません」
過去に、恋愛において数多
たぶん、わたしのはなし。 Vol.4 「フェミのはじまりは、野良の偉オジ」
セクシュアリティ診断、というものをした。診断の結果、私の心の性は「シスジェンダー女性」で、ふるまう性は「ノンバイナリー」、性的嗜好は「ヘテロセクシュアル」、恋愛思考は「ヘテロロマンティック」だった。噛み砕いていうと、私は心の性と体の性が同じ。ただ「女性らしいと思われたりしない外見や言動をしたい」と思っている。そして、性的魅力を感じる相手は異性、かつ、私は異性を好きになる、という意味だ。生まれた頃か
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.3 「社会人ってなんなのさ。就職活動と2つの会社で学んだこと〜派遣社編〜」
正社員時代、「デザインの勉強をしたい、デザインの学校に行こう」と思い立ち、会社を辞めようと決心したのは、確か年末頃だった。ただ、イラストを学びたいのか、デザインを学びたいのか、明確にわからず、自分はどの学校の、どの学科に行けばいいのかと、迷っていた。会社を辞めて、すぐ何かしらの専門学校に入ることもできたけど、お金がかかるし、入ってから「なんだこれ!間違えた!」みたいなことは、もうしたくない。じっく
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.3 「社会人ってなんなのさ。就職活動と2つの会社で学んだこと〜正社員編〜」
その会社に入社した決め手は、「ホワイトそう」「大きい会社だから」という安直な理由だった。先回の最後の方で書いたことだけど、就職活動がうまくいかなかった私は、「仕事」というものの立ち位置を一歩下げて「楽な仕事をして、空いた時間を趣味(絵など)に充てよう」と考え方を転換した。あと当時の私は、今の私とは価値観がかなり違くって、昔の自分の考え方はとても勿体無いなと思っている。なんというか、「見えている世界
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.3 「社会人ってなんなのさ。就職活動と2つの会社で学んだこと〜就活編〜」
私は現在、派遣社員として働いている。仕事内容は、デザインやイラストなど、クリエイティブ系でもなんでもなく、事務職である。会社もデザイン系でもなんでもない。程遠い業界にいる。「お金を稼ぐ」ということだけを仕事の目的とするならば、事務職は私にとって天職で、正直かなり向いていると思う。派遣法で、「派遣社員は、原則同じ就労先で最長3年までしか働けない」と定められていて、私はあと3日でその満期を迎える。こう
もっとみるたぶん、わたしのはなし。 Vol.2 「ど感情・ど情緒人間のウチ、からだでするコミュニケーションに思いを馳せてみる。とりわけハグについて」
少し前、とあることで落ち込んだ。「我慢すればよかったかもしれないけど、わたしはわたしだから、わたしには嘘つけないし。でも、言葉にしない、という選択肢もあったよな。はぁ、ほんと無理...。」みたいな状態に陥ったのである。でも結局、この件は嘘をつかずに、相手に伝えてよかったことだった(Vol.1 テレパシーで交信できないなら、face to faceでいくしかないのだ、を参照)。
そんな時、友人から
たぶん、わたしのはなし。 Vol.1 「テレパシーで交信できないなら、face to faceでいくしかないのだ」
シャワーを浴び終わり、髪を乾かそうと思ったら、「あと2分50秒で2024年だよ!」とリビングから声がして、あわてて家族のもとに向かった。濡れた髪のまま、一応手拍子しながら、カウントダウンする。特におめでたい感じでもなく、なんとなく2024年が始まった。正直日付が変わるだけじゃんとも思う。
2023年の私は多分、今まで生きてきた中で一番忙しかったと思う。仕事して、生活して、学校行って、課題して、自