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こころ

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記事一覧

お遍路さんで気づいたこと

お遍路さんで気づいたこと

お遍路さんをしに、四国に行きました。

険しい山道を一人で歩いていると、普段近所の山の中を散歩しているときには浮かんで来ないような思いが、何故だか分かりませんが、あとからあとからやってきました。

休憩のとき書き留めておきました。

歩けることがありがたい。
からだ中の細胞が協力してくれているんだなぁ。

いつも、目の調子が以前のように良くないことに気が行って、文句ばかり言ってるけど、まだまだたく

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【最近読んだ本】幸せの連鎖は自分でつくれる。みっともないから、カッコいいんだ。

【最近読んだ本】幸せの連鎖は自分でつくれる。みっともないから、カッコいいんだ。

昔の私はいつも「幸せになりたい」と思っていた気がする。
そのくせ、幸せになることが怖くて仕方がなかった。自分の存在意義や生まれた意味ばかり考えていた。

小学生の頃から劣等感の塊で、自己否定感が極端に強くて、ダメな自分に嫌気がさしてばかり。
たとえば幸運なことが巡ってきても、「ひとつ幸せになったら、きっとひとつ幸せを失う」と考えていたし、それを口に出してしまうこともあった。

あの人はいいなぁ。い

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三草二木

三草二木

三千大千世界の山や川
渓谷や地上には

草や木
草むらや林が生い茂り

さまざまな薬草が幾種類もあって
その名前や形というのは異なっています

その大地の上の空に
幾重もの厚い雲が満ちわたり

三千大千世界を
くまなく 覆い尽くし
同時に 雨が降り注ぐのです

その雨は
広く草木や叢林

あるいは 種々の薬草に対して 降り注ぎ
小さな薬草の根 茎 葉
中くらいの薬草の根 茎 葉

さらには
大き

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今練習していること

今練習していること

こんなにいつも一緒にいるのに、私たちは意外と自分に厳しいのではないかと思います。

もっともっと自分を大切にしたらいいのではないかと思います。

でもよく忘れてしまいます。

思考は、自分が困らないように、過去に経験した嫌なことをまた繰り返さないように、「このままじゃだめだよって」アドバイスしてくれるみたいです。

でも、思考が良かれと思って教えてくれることも、行き過ぎてしまって、自分はこう在らね

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第1237回「煩悩を消したら…」

毎日新聞の川柳の欄に先月の末頃、

「煩悩を消したら僕も消えちゃった」

という句がありました。

私も、いくら坐禅しても雑念も妄想も消えませんという方に、雑念や妄想が消えたら、あなたもなくなってしまうのではありませんかと申し上げることがあります。

では「煩悩」とはそもそも何でしょうか。

まず『広辞苑』を調べてみると、

仏教語として「衆生の心身をわずらわし悩ませる一切の心理作用。

貪・瞋・
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私は私のここがきらい②

私は私のここがきらい②

【エッセイ】自分を責めることがやめられない原因とは。

前回、自分を責める原因のひとつに
「善悪」という観念を持っているから、という話をしました。

今回はその続きです。

自分を責めるもうひとつの理由は
自分を愛しているからです。 

だからこそ自分に

幸せになってほしいから

イヤな思いをさせないように

傷がつかなくて済むように

「それじゃ幸せになれない」
「こんな自分じゃダメだ」

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自分を大切にすること

自分を大切にすること

何だかやることが次から次に頭に浮かぶ。

急ごうとする気持ちが湧いてくる。

「こなす」モードになると、何をしてもつまらないし、疲れる。

やることをできるだけゲームのように自分なりに工夫して楽しむ。

ゆっくり集中して取り組む。

動きがゆっくりになるにつれて、頭の方の速さもゆっくりになっていく。

時折からだの声を聞く。

嫌がってないか?

休みたいって言ってないか?

もし、yes だった

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家事をしていて感じていること

家事をしていて感じていること

最近、家事をしていて、そのことが何かをすることの一部だったり、何かにすべきことの準備だったりすることを、独立した1つのことのようにやっている感覚があります。

例えば、洗濯をする時、洗剤をキャップで計って入れるという、無意識にでも出来そうなことを、洗濯という家事の一部という感じでなく、洗剤を入れる、それだけのこととしてやっている感じです。

洗剤のボトルを手に取り、キャップを開け、ボトルを傾けキャ

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痛みから抜け出る

アニータ・ムアジャーニさんの『もしここが天国だったら?』という本を読んでいて、ハッとする言葉に出会いました。

「最近広く信じられるようになった「ポジティブな態度がポジティブな現実を生み出す」という考えのせいで、痛みや苦悶を経験している人たちは自分の苦しみ以上のもの━すなわち、私たちは常に前向きでいるべきだと主張する人たち━にも対処しなければならなくなりました。」

「自分のネガティブな感情を否定

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瞑想すっか!

瞑想すっか!

瞑想でもしてみっかと思える時に、瞑想はしたほうがいい気がする。

(”瞑想をする”っていうのも変なんだけど…だって瞑想は何もしてないから)

心が不安とか後悔とかで満タンになってる時は、瞑想はできない。

ていうかしたくならない。
それどころじゃない感じがする。

ということを瞑想の先生に言ったら、あっさりその通りです、そういう時には瞑想は役に立ちませんと、言われた。

そう言われて安心した。

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道標は自分で

道標は自分で

昨日、いつもと変わらず
自転車で買い物に向かっている途中、可愛らしい仔に覗かれていました。

去年の暮れに 龍に会いに行った際、メジロに会ったので いっしゅん、メジロかな?と思ったのですが 目の周りが白くないです。

メグロにも会いたいと思っていますが メグロは 小笠原諸島の固有種らしく、絶滅危惧種なので 滅多に会えません。
ここらへんにいるわけもありません。

鶯?
と思い、インスタで挙げてい

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(348)私は私、の意味。

私は私。
 
当たり前のことなのに、私はそれをよく見失う。というか、認められたことすらない気もする。

いつも見守ってくださっているnoteフレンドのちいさんから、昨日の記事にこんなコメントをいただいた。

ハッとした。よくわからない漠然とした不安、それに苦しんでばかりで、どうやったら、安心して心地良く暮らせるか、そのために、勉強を頑張っているところもあるんだけれど。
 
安心の対象を、自分に向け

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答えはオーダーメイド

答えはオーダーメイド

苦しい時、自分ではどうにもできない時、私たちは自分の外に助けを求めます。

本を読んだり、誰かに相談をしたり。

でも、良いと言われる本を読んでも、丸ごとその通りということはなく、

偉い方の話を聞いても、なるほどなと思うところと、分からないところがあります。

それは、多分、苦しみや辛さの答えが、一人ひとりオーダーメードの服のようなものだからなんだと思います。

本の中にあるのは、本の著者の答え

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スランプの抜け出し方

スランプの抜け出し方

ここ暫くの間、必死に
取り組んでいた事があって、
でも、何をどうあがいても
上手くいきませんでした。

あーやって、
こーやって。

あれもダメで、
これもダメ。

あぁ~。
うぅ~。
とほほ・・・。

で、

心はギスギス。

こんなことを何度も
繰り返していたので、
ストレス倍増。

疲れて、イライラ。

もちろん、状況も
悪くなる一方でした。

そのうちに体力も気力も
使い果たしてしまい、

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