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感想

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読んだ書籍類や映画やアニメなどの感想です。
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#読書感想文

体質と上手いこと付き合う【躁鬱大学】

体質と上手いこと付き合う【躁鬱大学】

心療内科で、私は「うつ病」と診断されていた。
それがある日「最近は気分が上がったり下がったりを繰り返す」と症状を先生に言うと「それは躁鬱だね」と言われて、薬が変わったことを覚えている。
「躁鬱」今なら「双極性障害」と言われていて、鬱状態と躁状態を繰り返す症状になる。
「躁鬱だね」と言われても「私は躁鬱なのか…」とあまりピンと来なかったが、確かに振り返ると躁状態と鬱状態を繰り返していた。
変に頭が冴

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人間はAIになりたいのか?

人間はAIになりたいのか?

最近読んだ本に「AIが人間に近づいてる」のではなく「人間がAIに近づいてる」のではないかということが書いてあった。
人間の方が、やれば褒められそうなことや、最短最速で夢を叶える方法を求めたり、無駄や失敗をできるだけ省いて、何かを得ようとしていないか?
それが最近の世の中のライフハックになっているし、自己啓発本が売れる理由でもあるという旨が書いてあった。

この話を読んで「確かに!そう言われたら、私

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書いて、減らして、まとめる【読む・聞く、まとめる、言葉にする】

書いて、減らして、まとめる【読む・聞く、まとめる、言葉にする】

最近の自分の中のテーマである「言語化」についての本を読んだ。
書籍を要約して紹介するお仕事をしている方が書かれた「読んで、聞いて、まとめて、言語化する技術」が書かれた本。

読む・聞く、まとめる、言葉にする著者の方は本を要約して紹介をする仕事をしているので、最初から言語化が上手な方なのかなと思ったら違っていた。
インタビューアーとして色々な人のインタビューをして、その際に聞いた話を分かりやすくまと

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自分のなかに原因を探さない【ポンコツなわたしで、生きていく。】

自分のなかに原因を探さない【ポンコツなわたしで、生きていく。】

なんかしんどいなぁ、この先どうすればいいんだろう、進む方向が分からない…そんな悩んだときに、ふと読み返したくなる本。
この本に書いている生き方が私の理想の生き方だったりする。
大好きな本で、いつも助けられているのにのに、noteに感想を書いてなかったことに気づいたので、今回改めて書くことにする。

ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす著者である「いしかわゆ

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結局ワーホリってどうなん?【安いニッポンからワーホリ!】

結局ワーホリってどうなん?【安いニッポンからワーホリ!】

「農場での実働6時間のブルーベリー摘みアルバイトで、月給50万。夕方からはビーチでサーフィン」

以前、NHKの番組などで話題になったオーストラリアへのワーキングホリデー(ワーホリ)制度。
若者たちが一定の期間内だけ海外で過ごしたり、働いたりできる制度になる。
私は番組自体は観てないが、番組の内容をスクショした画像をSNSで見かけて「へぇ〜。そんなに稼げるんや!」と驚いたことを覚えている。
だが、

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言葉にする練習をしたい【言葉にする習慣】

言葉にする練習をしたい【言葉にする習慣】

最近自分の中でのテーマである「言語化」
自分の気持や考えを言葉にしたい、自己開示したい、仕事に活かしたい。
その言語化について、現役のコピーライター、さわらぎ寛子さんが書いた本を読んでみた。

言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方最初から痛いところを突いてくる。
会社で仕事に関しての意見を言わないといけないとき、正解っぽい答えをネットから探し出して自分の意見として発表して

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悩んでる人の味方、白川さん!【メンタル強め美女白川さん】

悩んでる人の味方、白川さん!【メンタル強め美女白川さん】

Kindle Unlimited読み放題で1巻と2巻を読んで、めちゃくちゃハマって全巻購入した「メンタル強め美女白川さん」の漫画。
OLの白川さんが周りからのひがみや妬み、マウントなどのネガティブをはねのけながらも自分を意志を貫き通すお話。
白川さんみたいな超人メンタルにはなかなかなれない。
白川さん単体でみると「きれいごと言ってるんじゃねぇよ!!」とちょっと思ってしまうこともあるが、その役目を白

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発信は怖くない【発信する勇気】

発信は怖くない【発信する勇気】

「自ら発信する」って何を書けばいいか分からないし、自分の意見を誰でも見れる場所に書くのは少し怖い。
私はXとnoteしかやってないが、たまに「こんなん誰も見てないのに書く意味あるのか」とか「自分がこんなこと言って偉そうじゃないか」とかマイナスなことを考えてしまう。
そんな自分に「なんでも好きなことを書いて良いんだよ」「発信することは怖くないよ」「むしろ発信は自分にとって良いことだらけだよ」と言って

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知ってるだけで少し救われる【15歳からの社会保障】

知ってるだけで少し救われる【15歳からの社会保障】

SNSで見かけて気になったので「15歳からの社会保障---人生のピンチに備えて知っておこう!」を読んでみた。

「15歳からの社会保障---人生のピンチに備えて知っておこう!」入院、生活費が足りなくなったとき、予想外の妊娠、障害を負ったとき、ヤングケアラー、介護、DV、こんな場合はどんな社会保障が利用できるか?というショートストーリーを例にして各社会保障を説明してくれるから分かりやすかった。
タイ

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好きなような嫌いなような【がっこうはじごく】

好きなような嫌いなような【がっこうはじごく】

タイトル的に興味をそそられる面白そうな本が発売されるぞー!!とSNSでお見かけして気になった「がっこうはじごく」という本を買ってしまった。

がっこうはじごくタイトルから学校の悪いところをつらつらと書いたエッセイなのかなと思ってたら「がっこうはじごく」「がっこうは嫌い」と思っている国語の非常勤講師からみた学校や生徒の話だった。
私はとにかく学校のクラスという「箱」が嫌いだった。
嫌いだったからこそ

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「叱る」行為に効果はない【〈叱る依存〉がとまらない】

「叱る」行為に効果はない【〈叱る依存〉がとまらない】

最近、今の人はもっと叱ったほうが良いのではないかという主張をする本を読んだ。
その本に書かれたことは概ね分からんでもないが、本当にそうなのか…と首をかしげるような内容だったので、今一度「叱る」という行為について考えてみようと「〈叱る依存〉がとまらない」を読んでみた。

〈叱る依存〉がとまらない結論から言うと「叱る」にはそんなに大した効果はないそうだ。
人の学びや成長を促進する効果はない。
実際に「

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練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

練習ができてないから怖い【日本人は「やめる練習」がたりてない】

タイトルに惹かれてしまい、野本響子さんの「日本人は「やめる練習」がたりてない」を読んだ。

日本人は「やめる練習」がたりてない確かに何かを始めて、何かをやめるとき、なぜ私たちは深刻に悩んでしまうのか。
自分で始めたことが、自分でやめれない。

著者の息子さんは保育園ではのびのびと楽しく育っていたが、小学生に入った瞬間、元気を失って、口数が減り、不登校になったそうだ。
のびのびした保育園生活とは反対

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共感の嵐な本【転職ばっかりうまくなる】

共感の嵐な本【転職ばっかりうまくなる】

ひらいめぐみさんの「転職ばっかりうまくなる」を読んだ。

転職ばっかりうまくなる著者であるひらいさんは20代で6回転職した女性。
どんな風な考えで転職を繰り返してきたかを綴ったエッセイ。
「え?私のこと書いてる?」と思えるぐらい刺さる内容で「私と同じような考えの人がいるー!!」と感動してしまった。
私もあまり言いたくないが、正社員、アルバイト、派遣色々やってきて、20代で転職は6回ぐらいはしている

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タイトルで思わず買ってしまった本【なぜ働いていると本が読めなくなるのか】

数か月前にSNSでとても話題になった本。
あまりにもタイトルが強すぎて「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」をまんまと買ってしまった。

なぜ働いていると本が読めなくなるのかタイトルを見た瞬間「あ!私のことを言っている!!」と思ってしまった。
学生時代は本を読んででいたのに、社会人になってからは全く本を読まなくなった。
そんな後ろめたい気持ちを突いてくる絶妙なタイトルで、著者の方か編集の方かどち

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